私、魔法訓練 実践編2
ズドドドドドドドッッッドッカーン!!!!!!
そんな爆撃のような音をさせながらセナを襲っているのは想像通りフシの魔法です。
だか、今回使っている魔法は氷雪系統の魔法ではなく。鉱土系統の魔法で主に土や鉱石といった属性を放つ魔法です。火炎系統の次に氷雪系統と相性の良い魔法となります。
「ゼェッゼェッ、フシの意地悪!せっかく新しい魔法教えてくれたけど、全っ然!使わせる気なんてないでしょ!隙がとこにも無いっ!」
そういいながらも頑張って、本当に頑張りながら新たに教えてもらった魔法も交えてフシに放っているセナは確実に成長していると言えるだろう。
「セナ、そうはいいながら確実に隙をついて魔法を放っているじゃないか、広範囲氷雪系統魔法、氷河の波で行動範囲を狭め、氷牙の大雨で意識を上に向けさせ一番馴染んでいる氷雪槍でトドメを刺す。うん、上手く考えられているよ。その調子!」
「そういう、褒め言葉!今じゃなくて別の場面で改めて言って欲しいぃー!」
そう口では褒めながら手はセナを捉え、鉱土系統魔法を放ち続ける鬼畜泣きながら何とか攻撃を捌く被害者なんとも言えない場面が出来上がっていた
そんな風に対戦、回復、対戦、回復を続けていた時に
フシが念話で新たな知らせをしてくる
「《(セナ、ここから少しスピードをあげるから何とか対応できるように準備してみるといい、これを対処出来れば今回の訓練はここで終わりにしよう。)》」
そんなフシの言葉に一瞬だけ喜ぶがすぐに正気に戻り改めて思い出す。あのフシが対処出来れば今回は終わりでいい?おかしい絶対におかしい!!
すぐさま切り替えて氷河の波を重ねがけ範囲と呑める高さを足そうとするが少しだけ遅かった。
シュンッ!ズドン!ドッカーン!!!!!
気が付けば既に用意していた氷河の波の一部が鉱土系統魔法で破壊され、僕が仰向けに倒れているしかも上手く受け身を取れなかったせいか後頭部が少し痛い。少しスピードをあげる????フシの少しとはやっぱりおかしいのだと認識するセナだった。
「フシ!何が起きたの?最後。全然わからなかったよ。少し後頭部が痛いけど」
「うん、それは簡単だよ。ちゃんと説明するからね?後頭部には回復かけておくから。」
その後フシはなんでもないように説明を始めた。
まず、スピードをあげるとセナに伝えたあとセナが準備に取り掛かる少しあとまず邪魔になりそうな氷河の波を鉱土系統魔法で破壊、それを足場に一気にセナの近くに飛び、足払いをしたあと受け身が取れずセナが後頭部を少しぶつける。
「うん、おかしい。前々からフシはおかしいというのは思っていたし、考えてもいたけれどやっぱりフシはおかしい。」
「そうかなー」
セナにおかしいと三回も連呼され真剣な面持ちだったのでそこまでかと考えていたらセナが「でも」と繋げる
「でも、僕は本当に幸運だね、そんなおかしいほどの強さを持ってるひとに魔法を戦い方を教えてもらえるんだから。」
「……そっかー」
そんな返しをされるとは思っていなかったフシは不意に来た褒め言葉に対して、目を外し少し腕を動かし顔を隠す。そんな様子をおかしいと思ったのかセナが顔を覗き込もうとする
「?どうしたのフシ、腕なんかで顔を隠して。あれ、まさか、照れてるの?何倍も年上のくせに?え〜?」
そんな揶揄うかのような感じに話しかけてくるセナに対して照れているのを隠すかのように、嬉しいのを隠すかのように大声を上げ訓練を再開する。
「あー!もう、うるさいよ!照れてなんかないさっ!ああ、照れてないとも!さあ!僕との訓練を始めるよセナ!」
「え〜?ホントは照れてるんじゃないの?どうなの?ハッキリといえば楽に……」
「そんなに連発で魔法をくらいたいー?!」
そう言って照れ隠しで魔法をセナに向かって次々と放っていくフシ、その日の訓練は限界の限界までセナは鍛えられ、最後にはボロ雑巾のように布団に倒れたと言う。
普段と違った褒められ方をされたので慣れておらず本当に予想外に照れています。




