私、博物館に行く
その後、大会に来ていた観客全員と飲み明かし、私とガンザ以外酔いつぶれていた。
「して、フシよ、少し聞いてみても良いか?」
そんな中、唯一フシと変わらず酔いがまわらず未だ意識を保っていたガンザがフシに問いかける。
「なんだい?この喋るだけの鳥に何を聞きたい?」
そう冗談っぽくフシは返すがガンザは笑い飛ばす。
「フハッ!お前のように酒に強く、未だそこの知れんヤツが喋るだけとは抜かすじゃないか。なに、そう変なことではない。」
「この国の国民として聞いておきたいのよ、フシ、お前は一体何をしに来た?ただこの大会に参加するために来た、という訳ではあるまい……」
そう言い放ち、嘘は許さんと言わんばかりの鋭い眼光でフシを見るガンザ。
そんな中フシは意に介さずサラッと答える
「ふふ、そんなことか。何大したことじゃないよ、ただ旅をしているだけ、その道中ブロキアに来て偶然お金も欲しかったしお酒が飲めるという話だったから、この大会に出場したに過ぎないよ。」
そんな返しをするフシにまさかそんな返しが来るとは露とも予想していなかったガンザは呆然して次には大笑いしていた。
「クックハハハ!そうか!旅でな!そうかそうか!
ならば存分に堪能するがいい!このブロキアをこの国は沢山の素晴らしい場所がある。旅にはもってこいだろう。」
「おや、そうなの。だったらこの国の観光のおすすめ場所を教えて欲しいんだけど、いいかい?」
「ホウ?このガンザに直に聞くとは恐れ知らずよな、フシ」
なにやら仰々しく言うガンザに疑問を浮かべるフシ
ガンザに観光名所を聞くのがそんなに変だろうか?と
「おっとすまん、ほんの冗談だ、しておすすめの観光場所だったな、ふむフシはこの国についてどれ程知っている?」
「そうだね、知っている範囲だけだと、この国は鍛冶や金属の加工、物作りに熱心な国で特に魔道具の作成に大きく貢献し、魔王国と仲良し、大樹王国、エルフとの仲が悪く、お酒が大好きってくらいかな?」
「おお!思ったより知られているな、まぁ、エルフとは全員が全員中が悪いという訳でもないが、概ねその説明で十分と言えるだろう。追加の説明は要らぬな」
「それを踏まえた上でフシ。どの様な場所を周りたい?」
そういってこちらに身を乗り出し、聞いてくるガンザ
フシは少し考える、何か武器や魔道具を見るのもいいし、このまま居酒屋をハシゴ……いやいや、酒浸りの旅はさすがにやはりここは国の特性、作成された道具や国の歴史を見るのもと至りそのまま聞くフシ
「では、ガンザこの国が作ったものが多く見れる場所、歴史を知れる博物館などはないかな?」
「ん?珍しいなこの国の武器や魔道具と言ったものを見るのはよくある事だが、歴史、博物館を見たいとか、お前すごいジジくさいな。クハハ!」
「フフ、まぁ君よりかはずーっと長生きしてるからね?」
「お、おう、なにやらすまん。ジジくさいと言ったことは謝罪するからそう威圧せんでくれ!あと俺の年齢を聞かずに年下扱いとは本当に長生きな鳥だな!これでも結構俺も年寄りなんだか。」
「なんでもいいから、はやく」
その後少し機嫌を悪くしたフシはガンザから武器売り場、魔道具の歴史やこの国の歴史がわかる博物館を教えてもらい早速行ってみることに。
博物館に着いたフシは国の歴史を見ることに、
・ブロキアという国は鉱山の近くにできた国である。
それゆえ多くのドワーフ達は昔からそれらを利用し、工夫し続けこの国を豊かにしてきた。
剣や斧と言った武器や鎧、などものづくりに熱心な国で昔のものは尊敬はするとして、要らぬものは要らんの精神だったため。長命であるが故に昔のものが多く
尊敬し、丁重に扱うべし。としたエルフの収める大樹王国とは仲が良好ではなかったが、最近では、我が国王と大樹王国の王が互いに歩み寄り、昔ほど険悪ではなくなった。
・魔王国との共同作成された魔道具。それらの開発は世界のレベルを大きく動かした大発明と言われ今では世界共通の生活必需品となっている。手軽に火を起こし料理を温かく豊かに、お風呂も何時でも温かいお湯を冷蔵庫で暑い夏でもいつでも冷たい物を、用意でき
今では、小型化と性能ゆえに貴重な材料を使わざるおえない所を二点を問題点とし、解決に勤しんでいる。
なるほど、凡そ私が知っているものだったが、そうかエルフたちと険悪ではなくなったんだね、そこだけは昔と違う、私の知らない歴史だ。
それにしてもこうやって議題に挙げられている魔道具の小型化と材料の減額化って難しいことだし、それを人知れずやり遂げたケメルってすごかったんだなー。と考えるフシ
「さて、次は?魔道具の進化の歴史?」
・最初期、魔道具の作成は魔王国との連携をもったとしても苛烈を極めた。
まず一つ目に引き起こす魔法を簡略化、術式化に成功させ。
二つ目にその成功した術式を物体に組み込み、正常に作動させる必要があったこと。大昔の化石武器である魔剣や魔道書といった過去の偉人の成功例を複製に成功。それをまた、誰でも扱える物に簡略化すると言った水の中で火の魔術を正常に発動させ続けろと不可能と奇跡に近い事象を技術にせよと言っているのだから昔の人々は発狂乱舞だったことだろう。
・一度目、一定の魔力で術式を書き込む必要があり、わずにでもズレると爆発。
・二度目、術式の書き順を間違え誤作動。作業員研究員共にアフロに
・三度目、物体に術式が定着せず魔道具(仮)がバラバラに。
・n度目、一定の魔力、成功。術式の書き順、正常。
物体に術式の定着、一時間ほど観察したところバラバラになる傾向なし。成功。
物体に術式を書き込み、術式の定着を何度目かの製作で成功する。次に魔道具の簡易化を検証、実用に試みる。
・一回目、魔道具作成に成功しかし、扱いが難しく
魔力操作に長けた魔族やエルフ人間といった誰でも扱えるものではなかった。
・四回目、それならと昔にはなかった魔石を追加し、自動で魔力を操作する技術を試みるが爆発り。どうやら魔石内に内包する魔力と土台の物体の材料で魔力の通りが悪くその誤差により魔力が淀み爆発したと結果で判明。
・十回目、何とか魔石と物体の材料が釣り合う性質を理解、実用的に使用可能かの実験の成功により、全世界に生活必需品に。
そうして、博物館を堪能したフシ。もう外が夕方になっていることに気づく
「思った以上に堪能してしまったな。昔から歴史やそういった関係を見ると時間を忘れるから私の悪い癖だね。」
そういって夕日が照らすブロキアの街に消えていったフシ。
ちなみに、フシは老人扱いや化石扱いには特に何も思わず受け流すのですが、ジジくさいやババくさいなどのセリフは何となく不快に思うそうです。(基準が分からない)




