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私、不死鳥-土産話を楽しんで  作者: ミサンガ太郎


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14/32

私、大きい畑とお婆さん

あれから、リヴァちゃんと別れ、亀ちゃんと共にアッと言わせるような話を絶対に話してやると思い、そもそも、土産話でアッと言わせるって最初の目的から少し離れてない?と思い色々と考えながら飛んでいると

何やら、大きい畑がある場所に出た。


「なにこれ、スゴいどれだけ広いんだ?この畑、」


なんとそこ大きさは何個か繋がっているとはいえ、目録で900から1000坪ほどだ。

そのまま進み一つの民家を見つけ、人がお茶をしていたので、話しかけてみることにした。


「突然すまない、お婆さんこの畑全てお婆さんの畑かい?」


そう話しかけられたお婆さんは落ち着いた様子でお茶を飲みながら答える


「ズズッ、ふぅ、おや珍しい喋れる鳥の魔物なんて、長く生きていたけどまだまだ、驚くようなことはあるんだねぇ?」

「それで、この畑が私のものかという質問だったね?鳥さん、」

「ええ、こんなにも広い畑はあまり見てこなかったので、この畑全ておひとりで?」

「いいえ、さすがにこの老体には厳しいので、最近では、魔道ゴーレムを使っていますよ。便利なんです、等間隔に配置すればほとんど体を痛めず挑めますから、」


フシは感嘆した、いくら魔道ゴーレムを使おうとそれを管理するのは、一人の人間。それをなんともないようにそれこそ、大変なことなんてないかの用な振る舞い。


「すごいんだね、お婆さん。私だったらこれをやってそんな風に語れるかどうか。」

「ふふふ、ホントにすごくないのよ?魔物さん。

それこそ好きでやってることですもの、それを長年すれば誰だってこんな風にできるわよ。ふふふっ、」

「それよりも鳥さん?良ければ、わたしと一緒にお茶しない?わたし、喋れる鳥さんとお茶しながらお喋りするのが夢だったのよ!どうかしら?」


そんな風に聞いて来るお婆さんに、二つ返事で了解するフシ。


「ん?ああもちろんだよ、私も貴方と話したいと考えていたから。」

「まぁ!ホント?嬉しいわ〜!それじゃあ新しい茶器とお茶請け用意するからまっていて!」


そうして嬉しそうに笑い、余程嬉しいのか軽いステップを踏みながら、戻って行った。

そうして、小さめのコップとクッキーやマカロンを用意して戻ってきた、


「あっ!そういえば鳥さん、貴方お茶やお茶請け大丈夫かしら、何も聞かずに用意しちゃったのだけど、ダメそうなものがあれば教えてちょうだい。」

「お気遣いありがとう、大丈夫だよ。私はそこらの鳥の魔物とは違うから、人間が食べれるものならなんでも食べれるし、人間が食べれないものも食べれるから。」


そう言って、クッキーの1枚を羽を手のように使い掴み食べ、紅茶もコップの持ち手を持ち器用に飲んでいく姿にお婆さんも言葉を失っていた。


「まぁ、まぁ、すごいのね鳥さん。さすが、普通の鳥とは違うだけあるわね!」

「ふふ、どういたしまして。改めて自己紹介だ。私は鳥の魔物のフシ。あなたの名前を聞いてもいいかい?」

「!ええ、ごめんなさい。自己紹介もせず

遅ればせながらわたしの名前はミシェリア。よろしくねフシさん。」

「ああ、よろしくミシェリア。」


そうしてお茶をし、ふと質問を投げかけるフシ


「そういえばミシェリア、君が育たてているものを教えて貰っていいかい?」

「ええ、もちろん。今私が育たててるのは3つ。

一つがリンゴと2つめがオレンジ3つめがいちごよ。

私、この3つが好きでね、思い切って全部育ててるのよ!」

「へぇ、そうなのかい。もし良かったらお茶会がおわった後、見せてもらっていいかい?」


そう言うと、嬉しそうに両手を合わせ目を輝かせた


「えぇ!えぇ!もちろんよ!まぁどうしましょう。紹介するのが楽しみで、お茶会がまだ続けたい気持ちと反発して、物凄く爆発しそうよ!」

「何が!」

「なにかよ!私を形成するあらゆる何か!」

「とりあえず、まだ時間はたっぷりあるんだお茶会をしっかり済ました後に存分に紹介してくれたらいいから。」

「ええ!わかったわ!楽しみにしていて、わたしの育ててるみんなは物凄いから!」

「ああ、わかった。」


そうしてふたりは、存分にお茶会を楽しみ、その後畑へと足を進めた。


そうしてフシは驚いた。


「ね!ね!すごいでしょう?わたしのフルーツたち!」


ああすごいとも、何がそんなすごいってこの育ててるフルーツどれも普通じゃない。


「まずこれ!リンゴの王様、オウリンゴ!

その効力、食べただけで魔力回復!活力全開!これで作ったアップルパイは格別よ!」

「2つ目は!オレンジ界の天使と評されるオレエンジェ!一口食べて水分不足の人を2日間飲まずで動かし!半分食べれば!その瑞々しさから筋肉が息を吹き返し!一個まるまる食べれば!2週間飲まず食わずフルで動ける優れもの!」

「3つ目は!イチゴの母!その大きさから全てのイチゴはこの子から生まれたのでは!とまで言われる!ベリーマザー!この子が入ったイチゴのショートケーキは悲劇を生まない!みんなで分けても目一杯!幸福過ぎて逆にみんなで分け合ったという話さえ!」

「どう!すごいでしょ!ウチの子たち!」


うん、すごい。どれもこれも貴重。それも品質最高、

豊作、凄いとしか言えない…なにこれ、僕の旅ってこういうのばっかだな……すごい。


「あ、あのう?フシさん?さっきから黙っているけど、なにか気に触ったかしら?」

「いやいや、大丈夫だよ!すまない、あまりにすごい子達だから言葉を失っていた。うん、本当にすごいね!」

「でしょー!うちの子たちすごいのよ!いつも実がたっぷり、ひとくち食べるだけでも幸福になっちゃう

嬉しいわ〜あまりこういったことを語れる人って今ま

でいなかったから、ありがとうフシさん!」

「・・・・この子達ね、わたしのおばあ様から譲り受けたものなの。代々うちはこの子達を守って育ててる。この畑の周りね、認識阻害?っていう魔法がかけられてるらしいの、ホントは大人になったら畑の外に出て、旦那さん捕まえて、子供にここを継がせないといないのに、わたし若い頃は今と違って、人見知りがとても激しくて、とても人とは話せず、ずっとこの子達とゴーレムと過ごして。今じゃこんなにおばあちゃんになっちゃった。」

「ミシェリア……」

「けれどね!そんなわたしにもお茶会を一緒にできるような友達が出来たわ!運命だと思ったのよ?特に不幸とも、不便とも思ってなかったけど、けど残していくこの子達が心残りでそんな時にこんなにもいい友達が出来たから。ねぇ、フシさん勝手だとわかってる、けどもし、あなたさえ良かったらこの子達のこと、お願いしてもいいかしら?」


そう頼む彼女の目にはうっすらと涙が見えた。まったく、とんだ願いがあるものだ、ほんの少し前に会ったばかり、それも鳥の魔物に頼むなんて、けど。


「いいのかい?私は君におおきな秘密を持つ鳥だ。もしかするとこの子達にイタズラしてしまうかもしれないよ?」

「あらっ、そんなことをしてしまうの?わたしったら、人の見る目は兎も角、鳥の見る目さえなかったかしら?」

「いいや?そんなことはない。君さえ望むのなら、私は君のあとこの命続く限り必ず守ってみせるよ。」

「ッ!」


そんな私の言葉にミシェリアは頬を濡らした。

ずっと本当に悩んでいたのだろう。いくら魔道ゴーレムがいるとはいえ、ゴーレムも人の手が必要で、この子達も細かい部分は人がしなければならない。

そんな未来に、人がいなくなってしまったこの、畑をむざむざと荒れてしまうことに。だから頼った最後の最後、人ではなく心がある魔物にこの子達を正しく育ててくれる子に託そうと思った。


「ッ、あ、ありがとうっ!うっ、本当にありがとうっ!」


そうお礼をいい膝から崩れる。


「いいんだよ、私もこの子達が好きになった一人だ。だからこちらこそありがとう。この子達と引き合わせてくれて!」


そうして、一頻り泣いたミシェリアと家に戻り、色々話すことにした。


「ッ、ふふ、まさかこの歳で、ここまで泣くなんて思わなかったわ。それにフシさんが不死鳥だったなんて。どうしましょう!また爆発しそうよ!」


そう私は自身の正体をミシェリアに教えた。これから、この畑を土地を受け継ぐに当たって秘密ごとはあまりない方がいいと思ったのと、何より友人にそういった秘密はしたくなかったためだ。


「それじゃ、これがこの畑の管理方法とゴーレムの動かなくなったとき用の説明書よ!認識阻害とかの魔法はフシさんの方が詳しいかしら?」

「そうだね、今観測した限り問題なく貼り直せるし、このまま改良とかもできそう。」


そうして、諸々を受け継ぎ準備を終わらせ、少しフルーツを味わって。会話を楽しみ、次行くとしたらどこがいいかの相談をした。


「次の目的地がどこがいいか迷ってる?」

「ああ、旧友にバカにされてね期間に対して、話題が少なすぎってだから、人と多く関わりたいんだけど」

「あなた、正体を隠さなきゃ行けないじゃなかったかしら?」

「そうだけど、まぁ……大丈夫!」

「ちょっと心配だけど、友人が言っているし、信じるわ!それで次の目的地だけど、この近く、人がいっぱいとなると、やっぱりドワーフの国じゃないかしら!」

「ドワーフの国か。」


認識阻害の結界は今の今まで破られたことはなくフシが初めて無意識的に通り抜けました。

ミシェリアは最初認識阻害の結界に入れたフシを見て

結界の心配より、喋る鳥さんに気を取られたそうです。

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