第百一話 畳の匂いに、ひとつの和
初めて読みに来たよって方も、また読みに来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
今回の話は前回の話の続きとなっております。
襖が外され、ひとつながりになった大広間が視界いっぱいに広がった。
畳の匂いが、ふわりと鼻をくすぐる。整然と並ぶ長座卓と座布団。午後の光がやわらかく差し込み、部屋全体を静かに包み込んでいた。
「うわぁ~! なにこれ、めっちゃ広いんだけど!」
葵がぱっと顔を輝かせ、そのまま勢いよく上がろうとする。
「葵。靴、揃えてからな」
後ろから、悠人の落ち着いた声。
「分かってるってば! も~、ちゃんとやるし!」
言いながら、少し慌てて靴の向きを揃える葵。
その横で、美月がそっと声を添える。
「……悠人も、だよ?」
「え?」
悠人が足元を見ると、自分の靴もわずかにずれていた。何も言わずに揃え直す。
その様子に、日向がやわらかく微笑む。
「美月ちゃんって、こういうとき、二人のお姉さんみたいだね」
「……そんなこと、ないよ」
美月は頬をほんのり染めて、視線を畳に落とす。
葵と悠人が顔を見合わせる。
「葵のせいだな」
「は? 悠人が先に言ったんじゃん」
小声で言い合う二人に、美月は困ったように笑う。
日向はそのやりとりを静かに見つめていた。
――声の調子も、間の取り方も、少しずつ揃っていく。
こうして並んでいると、自然とひとつの輪に見える。
そのことが、どこか心地よかった。
「好きな場所に座っていいわよ」
先生の声が広間に広がる。
生徒たちは思い思いに動き出し、四人も自然と同じ長座卓へ集まった。
「日向も、こっち来いよ」
悠人が短く声をかける。
「そうそう! 日向ちゃんも一緒に座ろ!」
「うん……日向ちゃん、どうかな」
三人の視線がやさしく向けられる。
「……本当に、いいの?」
日向は控えめに問いかける。その声は静かで、けれど少しだけ期待が混じっていた。
「いいって」
悠人は迷いなく言う。
「一緒がいいし!」
葵がすぐに続く。
「もちろんだよ」
美月も小さく頷く。
胸の奥が、じんわりとあたたかくなる。
「ありがとう。じゃあ、お邪魔するね」
日向はそう言って、そっと輪の中に加わった。
やがて、懐石弁当の入った折箱が配られていく。
蓋を開けると、彩り豊かな料理が整然と並んでいた。
「わぁ、見て見て! なんかさ、旅館って感じしない?」
葵が身を乗り出して声を弾ませる。
「うん……ほんとだね。和食って感じ、する」
美月はやわらかく頷きながら、丁寧に箸袋を開ける。
向かいで、日向がそっと悠人を見る。
「悠人くん、少し緊張してる?」
「してねぇよ」
すぐに返す。けれど声は、わずかに硬い。
「顔、ちょっと固いって」
葵がくすっと笑う。
「……うるさい」
悠人は視線を逸らした。
――みんなと並んで座る、この時間。
それが思ったよりも大事に感じられていることに、少しだけ戸惑う。
けれど、その居心地の悪さは、嫌なものではなかった。
畳の匂い。器に触れる箸の音。四人の小さな笑い声。
広いはずの大広間の中で、その一角だけがやわらかくまとまっている。
揃えた靴の先のように、少しずつ整っていく距離。
畳の匂いの中で、確かに生まれていた。
――ひとつの、和が。
初めて読みに来たよって方も、また読みに来たよって方も、詩音と申します。
この作品は生成AIを活用して書いております。
あの、後書きから読むって方っていられます?
ただ、聞いているだけなので、あまり気にしないで下さいね。
じゃ、今回の話に触れますね。
えっと、葵たちが食事処の座敷に座って、食事をしているって話になってます。
食事をするのに、葵、悠人、美月の三人が長座卓に囲って座る、その輪の中に日向を迎え入れ、日向が色々な意味でその輪の中に入った。
そんな話の回になるのかな?
次回も昼食の話は続きますけど、先生は美月が質問した団体行動の時の御朱印の件について話をして、その結果がどうなのかという話になります。
初めて読んで下さっている方も、また読んで下さっている方も、この作品を読んで下さって心より感謝を申し上げます。
スローな進み方のこの作品ですけど、これから先も葵たちの成長を温かい目で見守って下されば嬉しく思います。
不安定な天気で体調を崩しやすいので気をつけて下さいね。
また、後書きの方が本編よりも長いのかな?
では、次回の更新の日まで、それでは、ごきげんよう。




