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24.ちろらし探偵社の事件簿3  作者: ひろーら


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第5話 ボスのアジト

登場人物紹介

猫柳明美  通称ネコミ、ちろらし探偵社所長。

      らっちーとバディ。

柴今日子  不思議探偵、通称シバキョン。

      バディはちょまる。

らっちー  しゃべる犬、テレパシー犬。

      ネコミのバディ。

ちょまる  しゃべる犬、異変探知犬。

      シバキョンのバディ。

加賀照美  シェフ探偵、通称テル。

名和由紀子 クール探偵、通称ユーキ。

津村剛史  熱血探偵、通称タッキー。

二階堂   二階堂研究所所長、通称シザー。

スペード  反次元組織リバースの幹部


*登場人物その他名称は全てフィクションです。

二階堂研究所。

「シザーとやら、お前は研究者なのか。」

「まあ、そうだけど。シザーでいいよ。俺もアンタをスペードって言うからさ。」

「そうか...なんかいい感じだ。」

「それで、スペードは次元関連マシンでも作ろうってんだな。」

「シザー、話が早くて助かる。細かいシステムは私にも出来るが、全体となると難しいのだ。」

「おいおい...俺だって何でも出来る訳じゃないぜ。そうだ、敵のボスの位置を探知するマシンとか出来んじゃねぇか。」

「それなら分かるぞ。じゃあ早速取り掛かるか。」


「ところで、シザー。お前はネコミが好きなのか。」

「ん!えっ...、あっ...。ねっ...ネコミ...。」

「そうか...好きなんだな。」

「ちょっと待て...。なんで俺とネコミなんだよ。」

「なんだ...、ちょまるが本命か。」

「んな訳あるかい。犬だぞ...。それに...ネコミは...アレ...、所長だからだよ...。」

「まあ...、好きならはっきりした方がいい。でなければ...、いや...何でもない。」

「スペード、気になるじゃないか。はっきり言ってくれよ。」

「なら、この次元はいずれ不安定になる可能性がある。」

「歪みが絡んでるんだろ...まあ仕方ないだろうな。」

「俺は、他の次元で数多くの不安定の先を見てきた。」

「どうせヤバいんだろ。だから、ネコミに告白しろってか。」

「それはお前次第だよ、シザー。」

俺の...ネコミへの...思いか...。


「ふぅ...、こんなもんかな。」

「やるなシザー、いい出来だぞ。」

「まあ、スペードの協力のお陰だな。」

「では、早速起動させるか。」

「頼むぜ、相棒。」

「シザー...俺が...相棒...。」

「なんだよ、嫌なのか。」

「いや、悪くない。相棒...いい感じだ。」

「なら、さっさとやろうぜ。」

スペードはマシンを起動させる。

「これで、大体の位置は分かるな。」

「どの辺りか、分かるかシザー。」

「えーと...ん!この場所って...。」

「何処だか分かるのか。」

「分かるも何も...ちろらし探偵社の事務所だよ...。」

「敵のボスだぞ...、何で味方の所にいるんだ。」

「こっちが聞きたいよ。でも、行くしかないよな。」

「じゃあ...行くか相棒。」

「いいねぇ、スペード。その調子だぜ。」


ちろらし探偵社事務所。

「あら、シザーにスペードじゃない。お揃いでどうしたのよ。」

「なあ、ネコミ。聞きたい事があるんだが。」

「なによ、改まって。何を聞きたいのよ。」

「あの異変のあったレストランでテルと働いていたウェイトレスって、確か有森さんだよな。スペードがうるさいんだよ。」

「そうね、有森さんがどうかしたのかしら。」

「成る程ね、スペード、このネコミは偽物って訳だな。」

「うまくネコミになったようだが、次元探知機で判明してるぞ。」

「なんで、アタシが偽物なのよ、シザー。」

「アンタ...まさか有田帆夏をしらんのか。」

「誰よ、有田帆夏って...。」

「テルと一緒に働いていたウェイトレスだよ。ネコミなら忘れる訳ないからな。」

「ちっ...バレたならしょうがねえな。」

「その声は...まさか...。」

「何だ、知り合いかスペード。」

「コイツは元次元捜査庁の長官だよ。追い出されたけどな。」

「スペード、サユリの犬にでもなったのか。」

「俺のボスはキングだけだろ。サユリとは取り引きしたんだよ。」

「おい、元長官。ネコミをどうしたんだよ。」

「さあ...、知っていても言う訳がなかろう。」

「力ずくで聞くか...。」

「待てよ、シザー。コイツに言わせるコツがあるぜ。」

「まっ...待て...スペード...。言う、言うからそれ以上言うなよ。」

「やるじゃん、相棒。」

「まあな、さてネコミはどこにいる。」

「そっ...それは...。」

「案内してもらおうじゃねえか、元長官さんよ。」

「今は...無理だ...。」

「なんでだよ。自分で誘拐したんだろ。場所忘れたんか?」

「スペードなら...分かるだろ...。あの地下だよ...。」

「まさか...あそこの地下収容所か!」

「そうだよ。」

「どこの地下なんだよ、分からねえじゃねえか。」

「シザー、悪いがネコミを連れ戻すのは...。」

「俺は行くぜ。それがドコだろうと。」

「ならば、行くしかないか。」

「おいおい、スペードもシザーも本気かよ。あの場所がどういう所か知ってるだろ。」

「俺は知らんがな。」

「シザー、よく聞いてくれ。ネコミのいる場所は次元捜査庁の地下収容施設、難攻不落のバリキュール監獄だ。」

「次元捜査庁ならサユリがいるんだろ。入れるじゃん。」

「スペード、コイツに話してないのか。」

「まさか...あそこにいるとは...。知っていたら話すよ。」

「ちょっと待て。次元捜査庁って...なんか...ヤバいのか?」

「シザー、元長官はバリキュール監獄に収容されていた。だが、システムのバグにより、次元人と次元獣に次元捜査庁は占領された。外部から監獄に入るのは困難だ。」

「サユリたちはどうした。長官なんだろ。」

「脱出したが、今は消息不明だ。」

「監獄ねぇ...、おもしれー。行くか相棒。バリキュール監獄へ!」


第6話 予告

占領された次元捜査庁。難攻不落のバリキュール監獄。今、チームちろらしのネコミ救出作戦が始まる。

次回 「ネコミ救出作戦」

次回は舞台を移し、新たなステージでの話だねぇ...。ん?この展開...やっぱアレ(サユリ後半)パターンか?

ではまた。

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