第4話 ネコミの秘策
登場人物紹介
猫柳明美 通称ネコミ、ちろらし探偵社所長。
らっちーとバディ。
柴今日子 不思議探偵、通称シバキョン。
バディはちょまる。
らっちー しゃべる犬、テレパシー犬。
ネコミのバディ。
ちょまる しゃべる犬、異変探知犬。
シバキョンのバディ。
加賀照美 シェフ探偵、通称テル。
名和由紀子 クール探偵、通称ユーキ。
津村剛史 熱血探偵、通称タッキー。
二階堂 二階堂研究所所長、通称シザー。
スペード 反次元組織リバースの幹部
*登場人物その他名称は全てフィクションです。
「さて、異変の正体を見極めようかしらね。」
腕の通信機からシザーの声がする。
「聞こえるかネコミ。これ、通信機能付けたぜ。」
「あら、シザーやるじゃない。」
「ざっと25体はいるが、本当に一人で大丈夫か。」
「まあ、任せなさいよ。私も所長として腕は磨いているのよ。」
「なら任せるぜ。例の機能、その左のスイッチだからな。」
「これね。さてと、やりますか。」
異変人と異変獣が迫る。
「ディメンションフィールド展開。」
ネコミと異変体の周囲の空間が歪む。
「さて、これで通常空間への影響は無いわね。じゃあ...遠慮しないわよ。」
左のスイッチを作動させる。
「シザーの調整はどうかしらね。空間圧縮!」
腕のブレスレットマシンが振動し、手前にいた異変体が圧縮され消える。
「いい感じじゃない。じゃあ残りもやっちゃおうかしら。」
再びスイッチを作動させようとした時だった。
「ちょっと待ってくれないか。」
「来たわね、次元の人。」
「あの時はすまなかった。謝って済む話では無いが、あの後状況が変わったんだ。」
「そちらの事情なんか私達には関係ないわよね。それに異変のやからを送り込んでいるしね。」
「この次元人と次元獣のことか。」
「ふ~ん、次元人、次元獣って言うんだ。あなたの差し金かしらね。」
「いや、俺じゃない。」
「そんな事言っても信じられないわね。この前も襲って来たのよ。」
「俺は反次元組織リバースの幹部スペードだ。今は新しい次元捜査庁の長官と協力してる。」
「新しい長官...まあ私には関係ないかな。」
「その長官の名はサユリ。お前達を助けた元捜査官だよ。」
「えっ...あのサユリさんが...長官なんだ...。出世したんだねぇ...。」
「出世というより、改革だな。まあ、細かい話してもしょうがないから話を戻す。」
「そのスペードさんが、何でここに来てんのよ。それに...次元人とか...なんなの...。」
「我々の次元では混乱は収まったかに見えた。しかし、一部の反乱分子はそれに反抗し、関連する次元に人工生命体の次元人や次元獣を送り込んだのだ。」
「それって、あなた方のとばっちりを私達が受けてんのよね。何てことよ...。」
「だからこうして来たんだ。恐らくこの次元には敵のボスがいる。」
「なんでなのよぅ...、ここってそんなに重要な地域なのかしら?ただの異変があった町じゃない...。」
「今後は私も調査に同行させてくれないか。分かる範囲で協力はする。」
「まあ...いいわよ...、よく分かんないケド...。教えてくれるなら助かるわ...。」
「じゃあ、よろしく。ネコミとやら。」
「ふぅ...やれやれだわ...。」
二階堂研究所。
「見てたでしょ、シザー。」
「あの時の次元犯罪者が仲間ねぇ...。」
「よろしく頼む。」
「まあ、敵のボスが何となくだけど分かりかけてきたわね。」
「奴らの目的は不明だが、この次元で何かするのは明らかだ。」
「だってさ...、ネコミ所長...。」
「シザーも手伝うのよ。分かってるでしょ。」
「はいはい、ネコミ様の言う通りにしますよ。」
「それで、スペード。次の手はあるんでしょうね。」
「ない。」
「ん?えっ...、私の聞き間違いかしらね。スペードには...次の手は...ないと...。」
「そうだ。」
マジか...、あんな次元なんちゃらとか、もうアタシの中じゃ分からんのよ。
そもそも異変ですら怪しいのに...、どうすんのよ...。
その時、研究所にシバキョンが来た。
「しょちょー、遅いよぅ...。お腹...空いたよぅ...。」
お前は子供か...。
「どうしたのよ、シバキョン。」
「テルさんが、所長が戻らないからメシ抜きだって...。」
ナニやってんだよ...コヤツら...。
「分かった、事務所に戻るからさ。」
「ん?所長...その人...、あーーーーー!時限爆弾さん!」
「ボケかまさないの...、元次元犯罪人さんで、今はいい人よ。」
「ぽよ?元...バクハツだぁ...さん?」
「おい、ネコミ。アホはほっといて事務所戻りな。俺はスペードと今後の対策を練るぜ。」
「分かったわシザー、行くわよシバキョン。」
「しょちょー、歩けない...。おんぶー...。」
子供か...。
ちろらし探偵事務所。
「所長、お帰りなさい。」
「ただいま、テル。シバキョンがヤバいわよ...。」
「これなら所長も早く帰るでしょ。」
「まあ...そんな事だと思ったわよ...。そうだ、ユーキとタッキーを呼んで頂戴。らっちーとちょまるは...どこ?」
「しょちょー、あの2人なら公園で遊んでいるよ。後で呼びに行くね。」
子供たちかよ...。
「所長、全員揃いました。」
「ありがとテル。それじゃあ、今回の事件を説明するわね。」
「所長、真犯人が分かったんでしょうか。」
「流石所長、で犯人誰です?」
「今回この次元に現れたのは異変では無く、次元人と次元獣。人工生命体よ。それを指揮しているのは次元犯罪分子の残党。そのボスは本次元にいるわ。」
『なんか...ようわからん...。』
『アタシも...アタマパンクよ...。』
「これより、ちろらし探偵社全員で、次元犯罪の残党のボスを解明し、捕まえるわよ!」
第5話 予告
どこかに潜む次元犯罪人...。ネコミ達は探し出せるのか。シバキョンのボケが炸裂する?!
次回 「ボスのアジト」
スペードさん復活!
ならば...あの人も...?!
ではまた。




