第3話 異変、総攻撃
登場人物紹介
猫柳明美 通称ネコミ、ちろらし探偵社所長。
らっちーとバディ。
柴今日子 不思議探偵、通称シバキョン。
バディはちょまる。
らっちー しゃべる犬、テレパシー犬。
ネコミのバディ。
ちょまる しゃべる犬、異変探知犬。
シバキョンのバディ。
加賀照美 シェフ探偵、通称テル。
名和由紀子 クール探偵、通称ユーキ。
津村剛史 熱血探偵、通称タッキー。
二階堂 二階堂研究所所長、通称シザー。
*登場人物その他名称は全てフィクションです。
二階堂研究所。
「みんな、お疲れ様。」
「所長、異変の怪物達を処理完了しました。」
「ユーキ、ありがとね。タッキーもらっちーもちょまるも、よくやったわね。」
『ワシの活躍を見ておったかのぅ。』
『なんか、らっちー...きょどってたよね。』
「そう言うちょまるだって、動き変だぞ。」
「まあまあ、みんなよく聞いて頂戴。これからシザーと異変の分析をするわ。みんなは事務所に戻っていいわよ。」
「分かりました所長。」
「騒がしいのが帰ったわね、シザー。」
「俺は別に騒がしくても気にしないぜ。」
「それで、早速本題だけど、あの異変...少し変よね。」
「やっぱ分かるよな。ネコミも所長らしくなったじゃねえか。」
「新人が入れば、嫌でもそうなるわよ。」
「あの異変人と異変獣、総称して異変体と呼称するが、その発生のメカニズムが怪しいんだよ。」
「そうね、動きを見てもあの4人で軽く倒せるのはおかしいわね。テストかしら。」
「奴らの本体は異変の歪みじゃない。もっと別の何かだな。」
「シザー、これはあくまで私の考察だけど、らっちーが生きているのと、異変体の発生に因果関係とかあるんじゃないかしらね。」
「今は断定は出来ない。だが、可能性は高いだろうな。かつての異変とは明らかに異なる現象だしな。」
「それと、進化するわね、あの異変体。」
「今回ユーキとタッキーに渡した武器は最低出力にした。いきなり強い武器はヤバいからな。」
「私達の人数では、恐らく足りないわね。奴らのボスをまず倒すようにしないとね。」
「ネコミ、何か分かるのか。」
「私はこれでも、ちろらし探偵社の所長よ。目星はついているわ。」
「そうか...やはり次元犯罪者がからんでると見てるんだな。」
「あの転送装置や、私達をピンポイントで狙う辺り、まず面識が無いとやらないでしょ。」
「普通なら街中とかで暴れてもおかしくないもんな。」
「次元捜査官から貰ったこのアイテムが使えるんじゃない。」
「これ、ネコミ、らっちー、シバキョン、ちょまるが持ってるよな。」
「私のものを渡すから、対策法を見つけ出せるかしら。」
「何とかなるだろ。だが少し時間をくれないか。」
「じゃ、私は事務所に戻るわね。シザー、よろしくね。」
ちろらし探偵事務所。
「所長、ユーキとタッキーは一度自宅に戻しました。」
「ありがと、テル。ん?らっちーとちょまるは?」
「2人で散歩に行きましたよ。仲がいいですね。」
「まあ、同じ犬同士仲良くしてんでしょ。それより、テルいいかしら。」
「異変の正体ですね。以前レストランで見た奴とは似てるようで似てませんでしたが。」
「あの異変体を操るのは恐らく次元犯罪者でしょうね。私達には次元捜査官のような武器やシステムは無いわ。」
「あの犯罪者が戻るとなると、私達への逆恨みですかね。」
「いいえ、違うわよ。最初、あの人物は私達の前に現れ、次もテルはいなかったけど、同じく現れたわ。」
「所長、ということは、我々のいる地点が特異点となっているんですかね。」
「そうね、ただそもそも異変の発生自体が不可思議なのよ。」
「所長は何か思い当たるんですか。」
「私が先代所長の明智さんと会ったのは異変関係だった。その後も事件と言えば異変がらみだったわね。」
「それって、所長自身が異変の特異点って事ですか。」
「明智元所長は、異変に関する能力は無かったのよ。でも、私には解決する力があったわ。」
「それって、所長に纏わる事が異変の本質を知る鍵になるんですかね。」
「これはあくまで私の想像に過ぎないわ。ただ、シザーの研究結果が出れば分かるかもね。」
ソファーで寝ていたシバキョンが起きた。
「ふわぁ~、あっ...所長、お早うございます。」
「相変わらずね、シバキョン。」
「所長、いつ事務所に戻ったんですか。」
「少し前よ。少しは休めたかしら、シバキョン。」
「はい、もうバッチリです。」
「それは良かったわね。」
「あの、所長。異変とか大変...いへん、たいへん...うける...。」
「シバキョン...ダジャレは...つまらないわ...。」
ネコミの携帯が鳴る。
「どうしたの、シザー。何か分かったかしら。」
『あのアイテムを解析した。すぐ研究所に来てくれ。ネコミだけでな。』
携帯は切れた。
「どうしたのよ、そんなに慌てて。シザーらしくないわね。」
「このアイテム、スゴいぜ。異変対策がしっかり出来る。それと...ネコミ自身が...。」
「私が特異点なんでしょ。何とかするわよ。」
「まあ、アイテムの新機能を追加した。アンチフィールドだ。奴らが来ても弾き返す感じだぜ。」
「異変の奥にいるボスの目的は何かしらね。」
「そりゃ、俺じゃなくてネコミの仕事だろ。でも、答えは出てるんだろ。」
「そうね、あの人物は只何となくここに来たんじゃないわ。ある目的を果たす為に来たのよ。」
研究所のサイレンが鳴り響く。
「奴らが来たぜ。かなりの数だ。どうするネコミ。」
「私にいい考えがあるわ。このアイテム、調整は済んでいるわね。」
「終わってるが、1人であの数は大丈夫か。」
「まあ、見てなさいよ。ネコミ所長の活躍を。」
第4話 予告
異変体の総攻撃に立ち向かうネコミ所長。
果たしてくい止める事は出来るか。
次回 「ネコミの秘策」
らっちーとちょまる...どこ行った...。
しゃべる犬ーズは...活躍する...かな?
ではまた。




