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第17話 猫グッズの買い出し
美久は、アルバイト代が入るたびに、猫グッズを買い集めていた。
ペットショップ、ホームセンター、ネット通販...あらゆる手段を使って、最高の猫グッズを揃える。
「今日は何を買ったの?」
バイト先の店長が、美久の大きな袋を見て苦笑する。
「猫用の高級おやつです!」
「また?先週も買ってなかった?」
「種類を増やしたいんです!」
美久の部屋は、もはや猫グッズ倉庫と化していた。
床にはダンボール箱が積み上げられ、その中には様々な猫用品がぎっしり。
まるで、猫カフェを開店するかのような品揃え。
■体調管理
3月上旬
「絶対に体調を崩せない」
美久は、3月23日に向けて体調管理を徹底していた。
毎日のビタミン摂取、規則正しい睡眠、適度な運動。
風邪をひかないよう、人混みは避ける。
授業も、必要最小限しか出席しない。
「みく、大丈夫?なんか痩せた?」
心配する友人たちを、美久は明るく誤魔化した。
「ダイエット中なの!」
実際は、興奮で食欲がなかっただけ。
でも、弱音は吐かない。それが美久の流儀。




