料理 2
SIDE 龍燈 彩
「龍燈さん。塩胡椒は軽くパッパッでいい。それから、レモンは入れない。後は…」
今日は昨日作ったハンバーグのリベンジとして龍海さんに作り方を教えてもらっています。龍海さんが一生懸命に教えてくれていますが、半分ほどしか頭の中に入ってきません。なぜなら、昨日龍海さんに言われた言葉が嬉しくてまだ頭の中に残っているんです。そして、これは永久保存版です。録音していなかったのは惜しかったですが、永久に私の頭の中からは消しません。
『でも、今日1日で君と話す時間が、歩く時間がとても楽しかった。だから、迷惑だなんて思わない。君が僕のことを嫌わない限り、ここにいてほしい。僕のこの感情が恋愛感情というものなのかは分からない。けれど、もしそうなら僕は君が、龍燈さんが好きになってきているのだと思う。』
『龍燈さん。もし、僕のことが嫌じゃないなら明日から一緒に夕飯を作らない?僕がサポートするから。』
やった!やりました。けどここからです。龍海さんと確実に生涯をともにするためにも…。
「龍燈さん。龍燈さん!」
「ふぇっ!」
龍海さんが呼びかけていました。どうやら、考え込んでしまっていたようです。
「大丈夫?もし、気分悪いなら「いいえ!ちょっと考え込んでいただけですから。」そう?」
こんなチャンスは滅多に起こりませんからね。逃しません!!
パクっ
「「・・・・・・・」」
こ、これは・・・美味しいです!!私一人だと何故かレシピのように行かなかったのですが、龍海さんに教わりながら行うとピリピリ感やしびれが出てきません。それに、龍海さんも倒れていません。今回のようにやれば毎回美味しいハンバーグを届けることができます!!
「あ、どうですか?お味噌汁は?少し、隠し味も加えたんですよ!」
今回、龍海さんに教わったのはハンバーグだけですがお味噌汁は私のアレンジを加えながら作ったんですよ。そのアレンジとは…林檎をすりおろしてみたんです!カレーに入れて美味しくなるならお味噌汁に入れても美味しくなりますよね。
あれ?龍海さんがいません。…………………た、龍海さんが机の下で倒れています!!!なんでですか〜〜〜!!
SIDE 滝之瀬 龍海
………………ん。あれ、僕はなんで床の上にベットのマットレスを敷いて寝ているんだろう。しかも、なにかいい匂いもする。とりあえず、僕はマットレスから起き上がろうと手に力を込めた。だが、手はなにか柔らかいものでがっしりと掴まれているのか抜けない。嫌な感じがしてかかっている布団をまくると‥
「ふふふ。龍海さん。 ス〜〜ス〜〜。」
静かな寝息を立てながらもしっかりと僕の手を握りしめる龍燈さんがいた。
え、なんで、龍燈さんがここに?え〜と、確か昨日は龍燈さんがハンバーグを美味しく作って、…あぁそうだ。味噌汁を飲んで僕は倒れてしまったんだ。…今度は味噌汁だな。
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