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20/21

予想だにしなかった展開が私に待ち受けていました……!

――入学式を終えたその夜、自分の部屋にて――


「よっ、よしっ☆! 谷村さんとお友達になってみせるぞ〜☆! エイエイオ〜☆!」


 入学式の自己紹介で谷村さんも提供クレジット好きだと知った私・星崎紗南は、谷村さんとお友達になるため掛け声をかけて気合いを入れていたの♪


 この千載一遇のチャンスを絶対に逃すわけにはいきません☆! フンス☆!


「あ~もう谷村さんと一緒に早くあの提供クレジットやこの提供クレジットとかについて熱く語り合いたいです☆! ルンルン♪ 必ず有言実行してみます☆! キラ~ン☆!」


 いずれ訪れるであろう谷村さんとの提供クレジット談義を夢見て、私はウズウズしながらとても強く意気込んでいました♪


 だったのだけど……、

 


「〜〜♪」


 谷村さんとお友達になるためには、まずは私から谷村さんに声をかけなくちゃね♪

 

「たっ……、たっ……、たに……むぎゃっ……!?」


 うぅ〜……、失敗です……。でも次こそは☆!


「あっ……、あぎゅっ……!?」

「たみゅ……てだ……!」

「がががっ……!」


 ぼっち生活がとてつもなく長かったせいで、そもそも人と上手く話すことが全く出来ませんでした……。そういえばどうやって人と話すんでしたっけ……? むむむ~……、予想だにしなかったところで躓いてしまいました……。これは思わぬ落とし穴です……!

 


 ワイワイガヤガヤ……。

 

「ぐすん……。どうすれば谷村さんに上手く声をかけられるのでしょう……?」


 そして気が付けば入学式から1ヶ月以上が経過してしまいました……。うぅ〜……、ズルズルしていく内に時が進むのは案外とても早いものですね……。ズ〜ン……。


「ハァ〜……」


「よしっ☆! それじゃ、みんなで部室へレッツゴ〜☆!」


 ん……? あの声は谷村さんの声です……☆!


「ねぇねぇ朱音ちゃん。今日はどんな提供クレジットについて話すのだ?」

「フッフッフ〜……♪ 今日はズバリ『輝け! 未来を担う天才卵たち』と『ムヌモンキャッチング☆!』の提供クレジットについて話そうと思うのだ☆! ドヤッ☆!」

「オォ〜☆! それはとっても良いのだ☆! 何たってこの2番組の提供クレジットはいずれも複雑に絡み合ってて凄く面白いんだよね♪ イェイッ♪」

「相変わらず何を言ってるのかさっぱり全然分からないんだけど……」


 谷村さん以外にももう2人ぐらいの声が聞こえてきます……。一体誰なんだろう……?


「「えっ……? もしかして璃緒ちゃんって……、まさかこの2番組を知らないの……?」」

「番組自体はちゃんと両方知ってるわよ!! 知らないのは提供クレジットの組み合わせの方よ!! むぅ~!」

「「ごめんごめん♪ 冗談冗談♪」」

「ニヤニヤしながら棒読みで言われるの、何かすっごくムカつくんだけど!!」


 ぬおおぉぉ〜……! あっ……、あれって……、新山さんと山井さんじゃない……! 谷村さんと仲良くなっているだなんて……、お二人がとっても羨ましいです……。むむむ~……。


「やっぱり璃緒ちゃんは提供クレジット大好きになれない……?」

「もし璃緒ちゃんも提供クレジット大好きになってくれたらすっごく嬉しいんだけどな……♪」

「うるうるした目で見ても無駄だからね! 絶対なりません!」

「「そっか……」」

「シュンとしても無駄だからね! むぅ~!」


 はわわ~……、何だか凄く楽しそうな雰囲気です……。私もあの輪の中に入りたいな……♪ それに気になることもたくさんあるので、その真相を知るべく今から谷村さんたちを尾行しようと思います☆! フンスッ☆!

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