↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が逃げた利器と得た安住  作者: 藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
118/121

週末の喫茶店会議と、こだわり出汁の試作計画

土曜日の朝。いつもより少し遅めに目を覚ました佐藤は、身支度を整えるとサークルメンバーが集まる鈴木さんの喫茶店へと向かった。

店に入ると、すでにメンバーが勢揃いしており、テーブルの上にはノートやメモ用紙が広げられていた。

「おはよう、佐藤くん! さっそく昨日の『セレクト鍋』と『リアルキック野球盤』の具体的な詰めの話をしようか」

鈴木さんの声掛けで、まずはセレクト鍋の具材選びからスタートした。

「話題の麻辣湯みたいに自分で好きなものを選べる楽しさと、幅広い年代が親しめる定番の鍋の良さ、両方を組み合わせたいよね」

「具材の種類は、選ぶワクワク感を出すためにも40種類くらいは用意したいな!」

全員でアイデアを出し合っていくと、定番の豚肉や鶏肉の手羽先、旨みを引き立てる特製辛肉味噌をはじめ、各種野菜、キノコ類、練り物、豆腐、水餃子、うどんや中華麺といった麺類まで、次々と候補が挙がった。

「これなら一般的なスーパーや問屋で十分手に入る食材ばかりだから、特殊な調達ルートを心配する必要はなさそうだね」

順調に具材が決まっていく中で、一番こだわりたいポイントとして浮上したのが「ベースとなる出汁(スープ)」だった。

「具材がこれだけ豊富なら、ベースの出汁が味の決め手になるよ。やっぱり王道の『鰹出汁』か?」

「いやいや、具材の旨みを一番引き立てるなら『昆布だし』のすっきりしたコクも捨てがたいぞ」

「ちょっとパンチを効かせるなら『煮干し出汁』ベースの深みのあるスープも面白いんじゃないか?」

それぞれのこだわりや意見が出て、なかなか一つに絞り込めない。

「よし! 頭で考えてても始まらないから、明日(日曜)みんなで食材と出汁の材料を買い出しして、実際にここでスープを引いて試食会をやろう!」

鈴木さんの提案に全員が納得し、出汁の決定は明日の試食会へと持ち越された。

続いて「手作りリアルキック野球盤」の打ち合わせに移った。

「会社の敷地で、他のキッチンカー出店スペースや見学者の動線を確保した上で使える広さを計算すると……だいたい30平米くらいかな」

「その広さなら、やっぱり遠くに飛びにくい柔らかいスポンジボールを採用するのが安全面でもベストだね」

「よし、野球盤のフレームやターゲットパネルの材料についても、明日の買い出しのついでに大型ホームセンターに行って実物を見ながら考えよう!」

イベントの骨組みが着々と具体的になり、佐藤は明日のみんなとの買い出し&試食会を心から楽しみにしながら、メモをしっかりと書き留めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。