大麻の健康への影響(長期的にはどんな影響があるの?)
前回の話では、厚労省を嘘つき呼ばわりする大麻推進派をディスって厚労省を少し擁護したのだが、しかし、政府の作る資料には不満がある。それは参考文献が書いてないことだ。例えば、警視庁の「大麻を知ろう」には依存症化率というものが書いてあり、大麻が9%でアルコールが0.9%と記載されている。大麻の値は根拠はあれかな?っていう文献を見つけたけれど、アルコールの方が見つからないんだよな。小一時間探し回ってしまった。探してもデータの根拠が見つからないととても気持ちが落ち着かなくなる。時間とこのモヤモヤの慰謝料を請求する!
さて、そんな話はさておき、大麻の有害性の続きですね。大麻合法化国であるカナダの保健省のホームページから、長期的影響のところを読んでいきましょう。
https://www.canada.ca/en/services/health/campaigns/cannabis/health-effects.html
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大麻の使用による長期的な影響は?
大麻を定期的にほぼ毎日摂取し、長期間(数ヶ月や数年)摂取した場合、このような可能性があります。
• 肺を傷つけて呼吸をより難しくします。
大麻の煙は、たばこの煙と同じ有害物質の多くを含んでいます。タバコと同様に、大麻を吸うと肺にダメージを与える可能性があります。
・精神的な健康への影響
大麻を定期的かつ継続的に使用すると、不安、抑うつ、精神病、統合失調症などを経験する可能性が高くなります。強力な大麻製品( “shatter”, wax, dabsのような高濃度のもの)は、大麻使用の精神へ悪影響がよりひどくなります。大麻の使用を中止したり、減量することで、結果を改善する可能性がある。
・身体的依存または中毒になります。
大麻使用者は一生のうち、11人中1人(または9%)が、大麻中毒になると推定されている。この割合は、大麻を青年期に使用し始めた人では16%まで増加します。また、毎日大麻を喫煙する人では、2人に1人の割合で大麻中毒になります。
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喫煙による影響はタバコと同じ。大麻喫煙による咽頭がんの症例報告もある。これは症例報告のレベルの話。どのくらいリスクが増加するかはコホート研究が必要なのだが、十分調べられていない。含まれている物質からほとんどタバコの喫煙の影響と同じと考えていいとは思う。(コホート研究とかの文献を捜索中。見つかったら追い追い詳細を書いていきます)
精神的な影響、依存への影響がやはり書かれていますね。身体的依存と書いてあったのは少し驚きました。大麻は精神的な依存(また吸いたくなる)はあるけれど、身体的な依存(発汗や禁断症状など)は無いか小さいとされていることが多いです。このあたりの用語は国際的に不統一なものなのでそのせいかもしれません。依存はあると覚えておけばここでは十分です。
それにしても、大麻使用者の1割が大麻中毒を経験し、大麻を毎日吸う人の半分が大麻中毒とは…マジか。誤訳で無いよね?思ってたよりも多い。
統合失調症のリスク上昇は、大麻の代表的な有害性です。精神的な影響と依存症については後々それぞれ別立てで書こうと思います。
さてさて次は、カナダ保健省のサイトに記載が無かったその他の有害性(心血管系への影響、妊婦や生殖への影響、薬物相互作用など)について、概要を書いていきます。




