3人
次回は土曜日12時です。
次から次へとくる勧誘を断り続け時刻は5時、昼時の時刻で学園も昼休みに入る。
勧誘を断り続けた甲斐があったのか俺によってくる人もまばらになり始めたがそれでも勧誘はくる。
勧誘が来ることは嬉しい、課題だからパーティーに入らないといけないというのは理解しているんだがイマイチどうすればいいのかわからないのだ。
今までやってきた修行はパーティー戦など全く想定していないタイマンスキルばかりを磨いてきた。
なのでパーティー戦をやるといっても心得もないし、ロールなどで紹介されてもそれが自分のスタイルに合っているかも分からない。
そういうこともあって勧誘はすべてやんわりと断っていたのだ。
だがそんな時、飯を食べようと静かな場所を探しに廊下を歩いていると不意に何かが聞こえた気がしたのだ。
それが何かはわからなかった。
だけどそれに従って動いてみようと思い、足を階段の方へと向けた。
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ディーノが廊下を歩いているとき、別の人物の方でも動きがあった。
トラゴは勧誘を無視し続けていた。
己の目で見てコイツはダメだと思った連中のことは一瞥するだけで何も話さない。
朝からかなりの人数がトラゴに話しかけてはいたのだがトラゴの目にかなう人物は一人もいなかった。
入学式で生徒全員を見た時から思っていたことだったがここの生徒たちは己の種族の同年代と比べるとかなり貧弱に見える。
トラゴは種族の中でもかなりの才能、伸び代を持っているがそれでも種族の中では頭一つ抜けているというだけだ。
しかし、ここの生徒たちとでは一つどころか二つ三つは抜けているように見える。
そんな生徒たちとパーティーを組んでも足を引っ張られるか、自分についていけずに自然と解散となってしまうだろう。
トラゴはパーティーを組めなどという課題を出した校長に恨めしく思っていた。
どうしようかと思案しているとまた己に声をかけてくる生徒が来た。
「トラゴ君ちょっといいっすか?」
後ろからかけられた声にトラゴは無視をせずに振り向いた。
そこには頭の後ろで腕を組む獣人族とその隣で腕を組み立つ鳥人族が居た。
ふたりの姿を見たトラゴは何も言わなかったが立ち止まった。
そんなトラゴの様子からチャンスはあるようだと感じた二人は話を続けた。
「単刀直入に言うっす、オイラ達とパーティー組まないっすか?」
二人の口から出たのは他の生徒たちと同じパーティー勧誘。
いままでは無視だったトラゴだがこの二人に関しては無言だが話を聞いた。
「おっと自己紹介からっすかね? おいらはイブリード、イブって呼ばれてるっす。 獣人族っすね。」
「俺はアラン、イブとはルームメイトでな。 見ての通り鳥人族だ。」
「それでオイラ達とパーテ――」
イブリードがトラゴを再度勧誘しようと口を開いたがその声はそのトラゴによって遮られた。
パシッ!!!
イブリードが口を開いた瞬間、それは二人が一番気を抜く瞬間を狙い、トラゴは裏拳を放った。
だがその拳が二人に届くことはなく、振り切る前にアランに腕を抑えられ止められてしまった。
「いきなり、殴るってのはやめてほしいんだがな」
アランはトラゴの腕を止めた状態のまま言った。
トラゴが攻撃を止めたトラゴからイブリードの方に視線を向けるとイブリードも腰に手をかけ姿勢を低くし何か武器を取り出そうと構えている。
そんな二人の姿を見たトラゴは腕を下ろした。
「全く、いきなり`試すような真似´は勘弁して欲しいんだがな」
アランはトラゴの意図に気づいていた。
トラゴは無闇矢鱈に暴力を振るう奴ではない、それはしつこい勧誘を無視し続け、手を出さずに追い返していたことから分かっていた。
それがいきなり攻撃してくるということは何か意図があるということ。
この場面で考えると自分たち二人の実力を図ったと考えるのが妥当だった。
「それでお眼鏡にはかなったかな?」
いきなりのことで驚いたイブの代わりにアランが話を続ける。
トラゴはその言葉に口を曲げて答えた。
「ああ、お前らとならパーティーは組めそうだな」
「それは良かった……イブ?」
「そ、そうっすね… 驚かせないで欲しかったっす。 まぁでもこれで3人集まったっすね」
「ああ、じゃあ次だな(しかし、あの裏拳……止めた腕がまだ痺れる……やはり特待生は伊達ではない…か)
こうしてトラゴはパーティーを無事組むことができた。
そしてディーノは……
パーティメンバーになるの誰かわかり易すぎですよね。でもこれ以上ならならい名前ありキャラ出してると作者が死んでしまいます。




