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もうひとり

次回は土曜日12時です。 感想待ってます!

 学園入学式

 

 

 門をくぐろうとした時、同じように学園に入っていく同い年くらいの子供達が大勢いた。

 

 かなりの人数だったが今年の入学生だろうか?しかしその誰もローブを羽織ってはいなかったが……

 

 俺が入っていこうとしたとき、またも門番に止められた。

 

 ほかの子供たちは俺の方を一瞥すると普通に奥の方に向かって行くのだが俺だけは違うらしい。

 

 門番に連れられ、ローブを受け取った時と同じ場所の前に連れられた。

 

 「君はここの中で待っていてくれ。 新入生会が終わるまではここで待機して終わると君たちの全校披露目だ。」

 

 「わかりました。(ん? 君`達´?)」

 

 門番は扉のノブを回し開けたので俺は中に入る。

 

 中に入って俺は固まってしまった。

 

 部屋には前回と同じようにテーブルと椅子が用意されている簡素な部屋だったが今回は違うところがひとつあった。

 

 なんと中には俺以外の人間、それも竜人族であろう男が俺と同じ金のラインの入ったローブで何かをくるむように横に置き、先に座っていたのだ。

 

 「じゃあ、待っててね」

 

 「あ、ちょっ――」

 

 俺の困惑など余所に門番は扉を閉め、自分の職務に戻ったようだ。

 

 竜人族の男は扉が空いてた際はこちらを横目で見ていたが締まると同時に目をつむり、黙ってしまった。

 

 いたたまれない雰囲気を感じながらもとりあえずは座ろうと部屋の中央に用意されていた椅子に座る。

 

 彼は部屋の隅に椅子を移動させ腕を組み、目をつむって瞑想しているような感じで俺のことなど一切気にしていないようだったが俺は気になってしょうがなかった。

 

 ちらりと彼を見やるが頬には緑色のウロコが並び、組んでいる腕にもウロコがある。

 

 座っている椅子の後ろには緑の太く、長い尻尾がデロンと伸び、足にはウロコと強靭な3本の前爪と一本の後ろ爪が見える。

 

 ローブでくるんでいるものは剣だろうか、持ち手だけが出ている。

 

 典型的な竜人族の特徴を持っている彼の顔は整っており、ああいうのがモテる顔ってやつだろうなと思った。

 

 しばらく静寂な、窮屈にも思える時間が流れる。

 

 俺はその空気に耐えられずに彼に話しかけてみた。

 

 「あ、あの… 君も特待生なのかな?」

 

 俺が恐る恐る彼に話しかけると少し間が空き、目を瞑ったまま答えた。

 

 「このローブが見えないのか?」

 

 帰ってきた返事はぶっきらぼうなものだったが会話が成り立ったことを嬉しく思い、会話を続けた。

 

 「そうか! 俺以外にも特待生がいるなんて聞いてなかったからびっくりしちゃったよ!」

 

 しかし、俺の言葉に彼は反応せず、ただ黙っているだけだった。

 

 俺はめげずに話しかける。

 

 「そういえば君はスピーチとかどうするのかな? 俺、昨日思い出して急に作っちゃったから上手く出来ているのか自信がなくてさ。」

 

 「君のローブにはラインがひとつしかないけどなんでかな? もしかして武器科なのかな? 君の名前は?」

 

 いくら話しかけても、返事は最初の一回しか来ない。

 

 俺も何も喋らない彼に疲れて、はぁとため息をつき諦めようとした時に彼の口が動いた。

 

 「軟弱な魔術師風情が話しかけるんじゃねぇよ 黙ってろ」

 

 「……あ゜?」

 

 彼から発せられた言葉に思わずドスの利いた返事をしてしまった。

 

 先程まで黙っていたと思ったらいきなり自分を馬鹿にされた言葉を喋るあいつに苛立ちを覚えた。

 

 先程まではいたたまれない雰囲気だった部屋が剣呑な雰囲気に変わる。

 

 俺もあいつも黙ったまま、時間がたった。

 

 すると、コツコツと無音の部屋に外からの足音が響き渡る。

 

 俺もあいつもその音の方向を見ると同時に扉が開いた。

 

 「待たせたね。 さぁ、君たちの番だよ。」

 

 扉を開けたのはジェラルドさんだった。

 

 ジェラルドさんの言葉に立ち上がり、後についていく。

 

 向かう先は試験をやった校庭のようで、以前きた時と同じルートを通る。

 

 あと少しで校庭という場所で、何やら話が聞こえてくる。

 

 「えー、新入生会も終わり、普段ならここで校舎に入ってもらうのですが今回はもう一つやらなければならないことがあります」

 

 どうやら、これから特待生の紹介に入る場面といったところだろうか。

 

 校庭がはっきりと見えるところに着くと、そこには大勢の生徒たちがいた。

 

 ローブを羽織ったものや羽織ってないもの合わせて千人は超えるほどの人が立っている。

 

 その圧倒的とも言える光景に思わず、緊張してしまう。

 

 ジェラルドさんの後を追い、木で出来たお立ち台の横に並ぶ。

 

 全員の視線が俺たちのほうに向き、俺はさらに緊張する。

 

 隣に並ぶあいつは気にならないようで先程までと同じように平然とした様子だ。

 

 その様子に俺は少し苛立ち、緊張が少し紛れる。

 

 お立ち台にいる人は俺らが並んだところを見て、進行を続けた。

 

 「では到着したようなので紹介してもらいましょう 最初は竜人族の彼からだ」

 

 その言葉を聞くとジェラルドさんが彼の前に立ち、お立ち台に行くように促す。

 

 俺を馬鹿にしたあいつが何を話すのか……お手並み拝見としよう。

 

 

 

修正作業がつらい……70近くも修正するってまじできついですね 何がきついって自分の中2くさい文章読み直すのがきつい

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