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噂

次回の投稿は土曜日12時です。 p・sお嬢様の髪型はニ○コイのツグミみたいな感じのイメージです。ソニアはロングのストレート、赤髪と考えてます。

 

 

 

 「お嬢様ー! 聞きました!? 聞きました!?」

 

 いくつもの机が並べられ、部屋の前方にある一段高いところには教卓が置かれている。

 

 そんな部屋には数人の同じローブを羽織った人達が談笑をしている。

 

 そんな中に勢いよく一際背の高い女性が駆け足で入ってくる。

 

 談笑をしていた人たちも一瞬怪訝な視線を向けたがいつものことかと談笑に戻る。

 

 女性の駆け寄った先には椅子に座り、机に肘をかけ、窓の外を見る金髪を短く入ってきた女性にお嬢様と呼ばれる子がいた。

 

 「もう、そんなに急いでどうしたのよ ソニア」

 

 先ほどまで窓の外を見ていたお嬢様も駆け寄ってきたソニアと呼ばれる女性の方を見る。

 

 ソニアは長い距離を走ったのか肩で息をし、前かがみになっている。

 

 それでも座っているお嬢様よりも高いところに頭があるのは彼女がそういう種族だからだろう。

 

 ソニアが少し息を整えるとお嬢様に話し出す。

 

 「聞きましたかお嬢様!? 今年は特待生が来るみたいですよ!」

 

 「ええ 知ってるわよ」

 

 「え! 知ってたんですか!?」

 

 ソニアは最近話題のない学園で久々の話題とも言えるこのことを最近暇を持て余しているお嬢様に伝えようと急いできたのだがすでに知っていたようで意気消沈した。

 

 「知っていたんなら行ってくださいよ〜」

 

 ソニアは涙目になり、お嬢様の机に両手をかける。

 

 「ふふ あなたならそれを知ったならすぐ私に行ってくるだろうと思って黙ってたのよ」

 

 「お嬢様 意地悪ですよ〜」

 

 お嬢様は嗜虐的な笑みを浮かべてソニアを見る。

 

 「ふふ 許してちょうだい でも特待生はほんとに驚きね しかも二人同時なんて」

 

 「二人なんですか!?」

 

 お嬢様の言葉にソニアは驚いた。

 

 「あら あなた知らなかったの?」

 

 「わ、私は特待生が出たって話をちょこっと聞いてすぐお嬢様のところに来たので……」

 

 ソニアは申し訳なさそうにお嬢様に伝える。

 

 「もう そういう話は最後まで聞いてから伝えるものよ おっちょこちょいなんだから」

 

 「ご、ごめんなさい〜」

 

 ソニアはまた涙目になり体を縮こませる。

 

 「いいわよ 次から気をつけなさいな 情報は正確にね」

 

 「はい〜」

 

 「にしても本当に特待生とは驚きね」

 

 「ですよね!ですよね! 私、話を聞いたらちょっと飛んじゃいましたよ」

 

 先程まで涙目だったソニアは顔に満面の笑みを浮かべてお嬢様に話す。

 

 「ちょっと気になって調べたのだけれど特待生の二人同時は学園が始まって以来なかったようね」

 

 「ってことは初めてってことですか?」

 

 「そうね そういえばソニアは特待生のことどこまで聞いたのかしら?」

 

 「えっと全然… そういえば何科なんですか?」

 

 「武器科と魔法科それぞれ一人ずつみたいよ」

 

 「へ〜 じゃあお嬢様は魔法科、私は武器科の人と一緒ですか」

 

 「でしょうね ま、同じ授業になるとは思えないけれど」

 

 「そうですね〜 特待生の人がそんな人かワクワクします!」

 

 「そうね どんな一年になるか…… 待ちきれないわね」

 

 そう言ってお嬢様はまた窓の外に目を向ける。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 ベットに座り、窓から差し込む光で手に持っている紙を眺める男がいた。

 

 その男は緑色のしっぽを生やし、そのしっぽで器用にベットの上においていたローブを椅子にかける。

 

 「ふん 俺と同じに突破した奴がいたのか」

 

 紙には学園での注意事項やらが書かれており、それを流し読みをすると破り捨てる。

 

 彼は噂で自分と同じ試験を突破したものがいるというのを知り、獰猛な笑みを浮かべる。

 

 「どんなやつなのか、楽しみだなぁ」

 

 そう言い、彼は立ち上がり壁に立てかけていた剣を握る。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 「特待生だと〜」

 

 「俺がなれなかったのに他の奴がなれるわけがないんだ!」

 

 親指の爪を噛み、ぶつぶつと呪詛のように呟く。

 

 彼の周りには何かくらいオーラのようなものがまとわる。

 

 彼は暗い道を一人歩く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お久しぶりです!帰ってきましたがまだ足は完治にいたらず……それでもディーノくんは元気なのでどんどん書いていきたいと思います!

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