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第二試験

次回の投稿は土曜日12時です。

 

 

 

 前回、学園に行ってから10日が過ぎた。

 

 あれからは料理開発をやっていて魔法を使う場面は少なかったがそれでも日課としてやっているちょっとした魔法の訓練は続けていたのでなまってはいない。

 

 今回、学園に行ってどうなるかはわからないが万全の状態で行くとしよう。

 

 朝にレガーレさん達に挨拶をして、軽食を食べてから学園に向かっている。

 

 歩きなれた街並みを眺め、頭の中では学園に行って何が起こるのだろうかと楽しみと不安で心が躍っている。

 

 そうこうしているうちに学園の門が見えた。

 

 前に来た時と同じように門の前には警備の人がいる。

 

 俺は今回もその人たちに話しかけ、どうすればいいのか聞くことにした。

 

 「あの、すいません 今日ここに来るようにと言われてきたんですが」

 

 俺がそう言うと二人で話していた警備の人はこちらを向いた。

 

 横顔で気づかなかったがその人たちは前回俺が来た時と同じ人だったようだ。

 

 「お、この前の坊主じゃないか」

 

 「ああ、お前が例の奴だな」

 

 「例のやつってなんですか?」

 

 何か二人が俺のことを知っているようなので聞いてみた。

 

 「なんだ自分の立場がまだよくわかってないみたいだな」

 

 「ま、気にしなさんな もしかしたらこれからそういうふうに見られることも多くなるだろうからな」

 

 「はぁ」

 

 「おっと案内しないとな 前に行った受付は覚えているな 今回もそこに行ってもらおう」

 

 「そこからはまた別に案内があるからな」

 

 「じゃあ頑張ってこいよ」

 

 「期待してるからな」

 

 息ぴったりに交互に俺に話しかける二人は門を開け俺を中に入れた。

 

 中には入り前回と同じように受付に着くと、窓口の人はだらけていた前回とは違って緊張した面持ちでいた。

 

 「ようこそ学園へ 第二試験受験のディーノ様で間違いないですか」

 

 受付の人は俺の名前を言ったが俺にはひとつ気になることがあった。

 

 「あの第二試験ってなんですか?」

 

 俺の疑問に受付の人はスラスラと答えた。

 

 「ディーノ様は前回の試験で合格をなされました そのため今回の第2試験があるのです 今回の試験が最後の試験となります 気を引き締めて挑んでください」

 

 「そうなんですか……」

 

 前回のあれだけで第1試験が終わったというのは少し驚きだったがそれ以上にこれからやるのが最後の試験という事実を聞き、一気に緊張感が増してきた。

 

 「ディーノくん、こちらに来てもらおうか」

 

 俺が固まっているといつの間にか横に来た人が話しかけてきた。

 

 その人は前回俺が目の前で魔法を撃った人だ、その人についていき前回と同じ場所に擦れてこられた。

 

 だが今回は前の時とは違いギャラリーのような人たちが十何人かいる。

 

 「さてこれから第二試験を始めるがその前に装備、杖や防具で使いたいものがあるか? こちらで貸出もできるが」

 

 どうやら、杖や防具を借りることもできるようだが俺には師匠の作ったこれがあればそれでいい、なので断った。

 

 「そうか ではその杖を使うということでいいか」

 

 「はい」

 

 「では少しその杖を借りようか 不正のないように道具の検査をする おい!」

 

 俺が杖を試験官?の人に渡すとその人が別の人を呼び、俺の杖を調べる。

 

 師匠謹製なのでそこらのものより上物になっているはずがだ引っかからないか?」

 

 確認した人が耳打ちで試験官の人に話し、俺に杖を返した。

 

 「確認が終わった 上物だが特の変な点は見られなかったので使用が許可される では第二試験を始める いいな?」

 

 「はい」

 

 俺は最終確認を物怖じせず答える。

 

 「よろしい ではお願いします」

 

 試験官がそう言うと一人、胸当てや籠手、腰周りに防具をつけた人が出てきた。

 

 幅の広い西洋剣を背負い、いかにも冒険者の剣士ですといった風貌の人だ。

 

 「これから君には彼と戦ってもらう 魔法の使用など制限はないができるだけ殺さないように殺傷能力の高いものは控えてもらおう もちろん対戦相手の彼もプロだ 並大抵のことでは死ぬことはないし治癒術に長けた救命隊もいる 首や心臓が吹き飛ばない限り死なないだろうがそれでもな」

 

 「大丈夫ですよ」

 

 俺の中に不安もある、だがそれを隠すように強気に答える。

 

 「そうか では私の合図で試合を始めてもらおう」

 

 そういうと試験管の人は俺と対戦相手の中間ぐらいの脇の位置に行く。

 

 俺は杖を構え、相手は剣を腰だめに構えた。

 

 「では第二試験を始める」

 

 試験管の人は右手を上にあげそれを勢いよく下ろす。

 

 「始め!」

 

 

 

 

初めての人対人のきちんとした戦闘描写かけるかなぁ? シルヴィアさんとのあれは一方的な蹂躙だったし……

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