携行食
次回は明日の12時です。感想まってます! すいません!消すべきところ消し忘れてました! 修正しましたが内容的に変わりはないので読み直さなくても大丈夫です!
セントルに来て数日が経った。
最初はあまりの複雑に入り組んだ道に似たような建物が多く迷子になりかけたことも少々あったが今となっては慣れたものだ。
そんな街を俺は今闊歩している。
目的地は商業ギルド、ギルドカードができているらしい日なので取りに行っているわけだ。
街を歩く人は毎日変わる。
日に日に冒険者が出て行っては入ってきたり、商人たちは仕入れなどをするために遠くへ向かう。
そんなこともあり、昨日も見かけたなと思うような人は少ない。
しかし、それだけ人の出入りが激しいということは宿屋や食堂にとってはいいことなのだ。
ミャゴーレに人を集めるにはやはり物珍しい料理の方が良さそうだな。
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3日前……
「よっしゃ! ディーノ! まず何から始めるか?!」
朝の客がいなくなり昼まで暇になった食堂でレガーレさんが普段は腕を隠すための長袖をまくって意気込んでいる。
ちなみにレガーレさんが腕を隠すのは腕の毛が深く、それを料理に入れないためという見た目に反しての常識ある人で少し驚いた。
まぁとりあえず始めるとしますか。
「そうですね まずレガーレさんに聞きたいんですけど持ち帰りってやってるところありますか?」
「持ち帰り? なんことだ?」
どうやらこの世界にはまだないようだな……
まぁ無理もないか、料理を外や自宅に持ち帰って温め直すということも少ないだろうし、皿ごと渡すなんて普通はしないからな。
冒険者の旅路の食べ物はパンやら燻製肉などだがそういうものは専門店で買ったほうがお得だからな。
ではまずは簡単にあれからやるか。
「じゃあまずはおにぎりを教えたいと思います」
「おにぎり? 妙な名前だな」
「ま、名前はさておき、簡単かつこの米でないとできない上に持ち運びも便利で人気が出るのは間違い無しのものですよ」
「そうなのか……」
レガーレさんはまだこちら訝しげに見ているが知れば180°見方が変わるのは間違いなしだ。
「まずは米を炊きます 次にボールに水を張り、それで手を濡らします 軽く水を切って手に塩をまぶし、その手でご飯をとります 熱っ!」
予想外にご飯が熱い! 早くしなきゃ!
「で! 両手で回しながら三角形になるように押し固めます! この時、固くなりすぎないように注意してください! あっち〜 これで出来上がりです」
「ほう で味の方は?」
「どうぞ 食べてみてください」
レガーレさんにおにぎりを差し出し、食べてもらう
「うむ 若干味気ないところもあるが米本来の味が楽しめていいな」
「でしょう? それにこれは塩むすびで塩だけですがこれに中身で漬物とかを入れてもいいですし乾いた海藻なんかで巻いてもいいですね」
「ふむ 味気ないのは具材がないからか これは良さそうだな しかし……」
「しかし?」
どうしたんだろう? 結構自信がおすすめなんだが……
「これは俺はできないなぁ」
「え! どうし――ああ」
なんでレガーレさんができないと言う疑問は手を見てすぐにわかった。
「「手が毛深すぎですか(なんだよなぁ)」」
そうか、この手でおにぎりを作ろうものなら……うう! 考えるのはそこまでにしておこう。
地球でも他人が素手で握ったものは食べれないって人もいるしなぁこれは没か?ってそうか。
「じゃあマードレさんとカリーノさんに握ってもらえばいいんですよ」
解決策はすぐにできたな
「おお! 別に俺がしないでもいいのか! これならあいつらでもできるしな!」
「そうですね あと具材以外にもここから焼いたりだとかもできますし形も三角が難しいならまん丸でもいいですし――」
俵を口で説明するのは少し難しいので実演してみせる。
「こんな形でもいいですしね」
「なるほど良さそうだな で?持ち帰りってのは?」
「それはですね これは冷めても大丈夫ですし葉に巻いて具材を工夫すれば何日間かは持つんですよ それに旅先で作った汁物に入れればそれだけで量も増えて美味しくもなるんです」
「そうか! 乾いたパンの代わりにもなるということか! 冒険者どもにはもってこいだな!」
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「お待たせしました こちらがギルドカードになります 書かれている内容に誤りがないでしょうか?」
「はい ないです」
受け取ったギルドカードを確認し自分のことが書かれている、ミネルヴィーノではなくフォレスタだが……
さてギルドカードも受け取ったことだし帰ってレガーレさんと続きをしますか!
ミャゴーレに帰ったディーノの先には人が数人並んでいた。
それを見てディーノは少し自分の……いや地球の知恵を誇らしげに感じていた。
あと何話か飯系が挟むかも……




