公園
次回は水曜日12時投稿の予定です。
俺の目の前にあるのは村の中央部分に存在する道の一角、といってもこの村は碁盤の目のように整備されてはいないので道というよりは家と家の間にあるだだっ広い空間のようなものだ。
そんな場所の前に立つ俺の横には茶髪を短いツインテールにまとめたアルマちゃんがいる。
アルマちゃんには俺の手伝いをしてもらう予定だ。
といっても本格的な肉体労働をさせるつもりはない。
子供にそんなことはさせられないからな、横に居てアドバイスとかちょっとしたことを手伝ってもらうだけだ。
さてこの場所に俺がいる理由だが……
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「子供達の遊び場を作りたい?」
「ええ、そうなんですよ。 アデーレさん、どうしたらいいでしょうか?」
俺が今いるのはお世話になってるアデーレさん家の食卓だ。
昼食を食べたあとにアルマちゃんとの約束について話してみたのだ。
「遊び場を作るって言ってもねぇ。 どんなのを作るのかしら?」
「そうですね。 今のところ考えているがいくつかありますが子供たちには危険の少ないものを考えてます。 さすがに怪我を全くしないってのは無理ですが…」
「そうねぇ… 明後日にある村会議での議題にしてもらったらどうかしら? 私個人ではあってもいいと思うけど私一人の意見では決められないわ。 だからみんなの前で話しなさいな。」
「そうですか! わかりました!」
「でも話す前にきちんと自分の中にあるものをしっかりまとめておくのよ。 そうじゃないと聞いてる方がわからない物があったとき説明できないわよ。」
「大丈夫ですよ、そういうのは慣れてますから。」
「あら? あなたの歳でそんななれることじゃないわよ? どこでやってたの?」
「あ、いや師匠とよくやってたんで…(誤魔化せたか? 地球で何回かやりました なんて言えねぇよ)」
そして村会議の場で俺の提案した公園についてが議題として上がったのだが概ね前向きな意見の方が多く採用されたのだ。
まぁ採用といっても作るのは俺だし、場所の提供と必要な材料を工面してもらうだけで予算とかはないんだけどな。
ちなみに賛成意見の中には子供たちが一ヶ所に集まってくれたら安心して目を離していられるとか村に新しいものができるのは自分たちも楽しみだというものがあった。
反対意見としては子供たちに危険なものができるのは心配だとか俺にはそんなものができるとは思えないとかだった。
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まぁそんなわけで俺は今ここにいるのだ。
「お兄ちゃん、まずは何を作るの〜?」
少しぼーっとしたがアルマちゃんが首をかしげながら聞いてきたのでそろそろ作業に移ろうか
「そうだね、まずは大きく柵でも付くようかと思う。 ここからここまでが公園ですよっていう目印のためにね。」
「わかった! それでアルマは何をすればいい?」
「そうだな、まずは地面に線を書いてあるでしょ? その上を一定の歩幅で歩いて何歩かかった教えてくれないかい?」
「歩幅?」
「あ〜いいや線の上を歩いて何歩かかったかだけ教えて、いいかい?」
「わかった!」
そう言うとアルマちゃんは線の方へと向かっていった…っと
「アルマちゃん。 ちゃんとスタート地点に目印付けるんだよ。 じゃないと終わりがわからなくなっちゃうからね!」
「わかってるって〜」
ふう、大丈夫だったか… ちゃんと目印がないと山手線のようにいつまでもグルグル回っちゃうからな
さて俺も作業に移るか、まずは柵だが気を加工しないといけないな切ったりするのは風魔法でいいとして組み立てるのには釘がいるよな
まぁそれは金属性で何とかするか、魔力が足りるか分かんなくなってきたな…
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数時間後……
アルマちゃんは俺に歩数を教えると次は何する?と聞いてきたので村にあるいらない金属の類を探しに行ってもらった。
そうして一人になった俺だが今は黙々と木を加工しているところだ。
公園の外周はアルマちゃんの歩幅で235歩だ。
アルマちゃんが235まで数えれたのは意外だった、わからなくてもいいやと思っていたんだがな
ともかく235歩だとしてアルマちゃんの歩幅は大体50cmほどだ。
だから面積は大体900㎡ってところか25mプール3つちょい位の広さだな
この村の人口と比較したら大きすぎるくらいか?まぁ大人も使うと考えたらちょうどいい感じになるだろう。
しかし、そうなると柵もそれなりの数が必要になってくる。
全部の外周を覆うわけではないが大半は囲うからな、おそらく今日と明日いっぱいは使うだろう
俺に残されている時間は行商人の人たちが来るまでだ。
期間は短くはないが長くはないからなそれまでに全部終わらせるないとな
そうして俺は次の日の夕暮れ、黄金色に当たりが染まった頃に作業を終えた。
終わったのは公園に柵を作るだけの作業だが、かなり魔力を使ってしまった。
しかし、ひと仕事終えたあとのご飯はいつも以上に美味しく感じれたものだ。
さて次からは遊具に取り掛からないとな、これからが本番だと気を引き締めないと……
自分、ファッションとか髪型とか無頓着なのでうまく表現できないのでわからないところがあったら感想とかください、修正します。




