遊び
次回は日曜日12時です。
「お兄ちゃーん、アルマとあそぼ〜よ〜」
「アルマちゃん? 俺、まだ腕痛いし、やらなきゃならないことあるから暇じゃないんだけど?」
俺はいつものように薪割をして、今日から増えた農場仕事の手伝いもこのあとにある中、いきなり背中に飛びついてきたアルマちゃんに困惑しながら諭した。
「でもアルマ退屈なんだもん、なんかして遊ぼ!」
「嫌だから仕事があるって…… はぁ、暇ならアデーレさんの手伝いでもやったら? 喜ぶと思うよ?」
「もう言ったもん! でもお母さんに手伝うのは危ないからダメって言われた… だからお兄ちゃんのところに来たんだよ!」
アデーレさんのとこは危ないからダメ…旦那さんのクリスさんのとこもまぁ論外か…
「じゃあ近所の子達は? いっぱいいただろ?」
「みんなとの遊びって追いかけっこのこと? 何回もやって飽きちゃったよ……」
「あーそうか…」
そうだなぁ、これくらいの子達で遊びって言ったらそれくらいしかないのか…現代みたいにボールとかもないからスポーツもできないしなぁ
「よっしゃ! じゃあお兄ちゃんがアルマちゃんたちの遊びを考えてあげよう!」
「ホント!? お兄ちゃん!?」
「ああ! でもまた明日な? 今日はちょっと忙しいから…」
「う〜ん、わかった! じゃあ今日はおとなしくみんなと遊んでるよ! じゃあね!」
「ああ、怪我だけはすんなよーー」
さてアルマちゃんは行ったか… 遊び考えないとなぁ… 何があるだろうか?
こうして俺の意外にも難しい課題が出来上がったのだ…
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「さて、今からアルマちゃんたちの遊びを考え隊を始めたいと思います!」
「おー!」
俺の掛け声にアルマちゃんが元気よく答えてくれる。
「さて、アルマちゃんの遊びを考えていくわけだが〜」
「わけだが〜?」
「アルマちゃんはどんな遊びがしたい?」
「どんなって〜?」
「例えば、家の中で座って遊びたいとか、外でみんなといっぱい走りたいとか?」
「う〜ん、みんなと遊べたらどこでもいいよ!」
アルマちゃんの答えはまぁ予想できたがな、そうなるとどうすればいいのやら
「まずは今やってる遊びのこと教えてくれる?」
アルマちゃんにまず今何をやっているのか教えてもらおうか
「今はねぇ、ベスティアごっこかな?」
「ベスティアごっこ?」
「うん! ベスティアになった人がみんなを追いかけて触ったら触られた人が次のベスティアになるの!」
ああ、鬼ごっこのことか… まぁそれくらいはあるよな
「じゃぁ他には?」
「他には〜かくれんぼとか?」
「なるほどねぇ、他にはある?」
「わかんない」
「ないか…… どうするかねぇ。」
俺は現代にあった遊びで危険がなく、道具も必要ないものはないかと考えたがまぁ思い浮かばない
「鬼ごっことかくれんぼの定番はあるしなぁ。 他にも道具を使わないとなると……」
そういえばこの世界にジャンケンはあるのだろうか?
「ねぇアルマちゃん? ジャンケンって知ってる?」
「ジャンケン?」
「ああやっぱりないのか… ジャンケンってのはね手だけを使って3種類の指の出し方で勝ち負けを決めるゲームだよ。」
アルマちゃんにジャンケンの仕方を教える。
「「ジャンケンポン!!」」
「勝った〜!」
「負けちゃったか…」
もうアルマちゃんはジャンケンの仕方を覚えたようだ。
あとはこれをみんなに普及してもらうだけだがこれは大人にも教えよう。
もしかしたら別のものもあるかもしれないしな。
遊び作りの根本的な解決はまだ厳しいなぁ、結局ジャンケンなんて遊びとしては微妙なものしか出なかったや……
「あとはそうだな…みんなの遊び場を俺が作ってあげるよ」
「ホント!」
「ああ、大人の人に相談して場所があったらな」
「じゃあ速くお母さんのとこに行こう!」
「ああ、聞きに行くか」
魔法があれば公園ぐらい代用品でできるからな
俺の魔法の修行にもなるしちょうどいいだろう……
この時俺は、まさか公園を作るのがあれだけ難航する事になるとは思いもしなかった……
遊びってなかなか難しいですよね




