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3日後に行われた試験。今回は各部所ごとに時間を決めて行われた。
「次の3名入れて下さい」
1回3人ずつで行っている。
「「よろしくお願いします」」
「はい、どうぞよろしくね。 今から行うのは事前にお伝えした通り、音感とリズムを試します。 先ずはこちらへ来て下さい」
と部屋の中を移動する。
そこには真っ直ぐや円に置かれたロープがある。
「まず皆さんにやってもらうのは、反復横跳びとケンケンパ、です。 先ずはこっちの3本に並べられたロープがあります。何をするのかは今からお手本をするので見て下さいね」
そこで近くのパラディンがロープを跨ぎ、横に跳びながら足を動かし始めた。
「はい、そこまで。 皆さんは初めてだと思うので、ここまで速い必要はありません。先ずは足の運び方を練習しましょう。 では真ん中のロープを跨いて並んで下さい」
戸惑う3人を促して位置につかせ、ゆっくり説明しながら動きを教える。
何となく覚えてきたら、手拍子に合わせて動いてみる。
「大分覚えましたね。 ではこれからそれを60秒間、パラディンさんが止めるまで続けて下さい。 急ぐ必要はありません。自分の出来る速さでお願いします。 では最初の位置について下さい。 それでは、 始めっ」
3人が各々バラバラに動く。みやはそれを一人一人見て、紙にチェックしていく。
それが終わると次に。
「はーい、では次はケンケンパです。 これはこの円の中に足を入れて跳ぶ遊びなのですが、一つの円には片足しか入れません。つまり片足で跳ぶ所もあると言う事です。 ではお手本をお願いします」
みやがそう言うと、さっきとは別のパラディンが身軽にピョンピョン飛び跳ねる。
そしてU字で戻って来た。
先程よりも簡単そうで胸を撫で下ろす3人。
「では1人ずつどうぞ。 片足はやりやすい方でいいですからね。でも途中で替えるのはダメです」
そう言って一人ずつ送り出す。
3人とも終わると次は移動して、タンバリンを渡す。名前はパンパリンだ。
そしてパラディン達が大きな紙を広げて持っている。
「これはパンパリンです。この様に鳴らしたり、たたいて音を出します。 では、この記号の様な表記を見て下さい。 これから1つずつ説明しますが、これを見てパンパリンを鳴らして頂きます」
そこには音符と黒丸と波線が描かれ、その上にはリズムを言葉にして書いてあったり、数字が書いてあった。
因みにタンタンではなくパンパンだ。なにせ名前の由来もパンパン打ち鳴らすところから付けられたそうなので、分かり易い方で書いた。
始めは一緒に練習し、分かったところで足の揺れを追加する。
それを一通りやると。
「では本番です。 これから私は歌を歌います。それに合わせて皆さんは鳴らして下さい。いいですか? では、 1・2ー3はいっ 」
目で見て耳で聴いて、手と足を動かす。なかなか難しい事だが、リズムも動きも簡単なお遊戯レベル。なのでこれが出来ないとなると、即戦力にならない。
終わると次はピアノの所に移動する。
「今からやるのは発声です。ピアノと同じ音の声を出してもらいます。 こんな風に」
みやが一音ずつ出して声を出す。
「では皆さんもやってみましょう。 声は ア~ で。 はい」
3人を見ながら音を出していく。
「次はリズムとメロディーを付けます。 ラ~ で歌ってみましょう」
音を鳴らして「はい」と促して歌ってもらう。
この3人はなかなか音感は良かったようだ。
「はい、お疲れ様でした。 以上で全ての試験は終わりです。結果は追って発表致します。 尚、まだ試験を受けていない方がいますので、試験内容は全員終わるまでは言わないようにお願いします。 では戻って頂いていいですよ」
「「ありがとうございました」」
3人が出た後にみやはその評価を書いて、また別の3人を入れる。
その繰り返しが5日間続いた。




