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執務室から退席したみやはその後、図書資料室で調べ物をし、気分転換にピアノを弾いた後は、ガーデンテラスで昼食をとり、午後はミィナを誘ってお散歩をしたりして遊んだ。そのままお茶の時間を一緒に過ごすと、その後は自分の部屋に戻って来た。
夕食までの数時間は考え事をしながら休み、夕食後は湯浴みをしてストレッチ。終わると水分補給をしてベッドで一息ついた。
そしてクッションを抱えて、エリネを呼ぶ。
「はい、どうされましたか?」
「明日の事なんだけど、もう一度竜王様にお話をしに行くわ。お茶の時間なら大丈夫かな?」
「よろしいと思います」
「じゃあ昼食後に厨房へ行くから。お菓子を作るの。材料はミルクと卵とお砂糖よ。後、耐熱容器を用意して欲しいから、朝に伝えておいてね?」
「分かりました」
「明日は他の予定って何があったっけ?」
「明日はミィナ様へのピアノの講義が午前中に入っております」
以上。
「そう。ーーー。 ねぇ? 音楽大使の今後についてなんだけど、相談していい?」
「勿論です。私でよろしければ喜んで」
「今日その話をしたんだけど、お忍びで訪問をしたじゃない?月に1回くらいで次からも行きたいと思ってるんだけど、、どう思う?」
「ー。一月にですか・・。頻度が少々多い気が致します」
「そぅ?間が1ヵ月未満だから駄目?」
「ー。 一月から二月以上をみた方がよろしいかと・・」
「うーん。ーー、あのね?皆、仕事しているでしょ?私も毎日とは言わないけど、与えられたからにはお勤めをしたいのよ。怠けてしまいそうでイヤなの。何もやる事が無い訳ではないんだけど、もっと積極的にやりたいの。何か良い案はない?」
「そうですね・・・」
エリネも考える。
「ーーー。やはりお茶会に参加されたり、開いたりされる事でしょうか。 後は、楽奏者達を招く事も出来るかと」
「ん~~。 お茶会はさておき、 招くかぁー・・。 ふむ、それは有りね」
お嬢様っぽいがこれも特権だろう。
「ねぇエリネさん、国の舞踏会とかに出るとしたら、どの国になるかな?」
「それはどの国からも招かれるでしょう。 最初の地としては、恐らくスファナ国ではないかと思われますが、お披露目でしたらここレフェリーナに招く事も考えられます」
「あぁー。そっか。 普通に考えたらデビューはこっちかもね。その方が効率も都合もいいし。 そうしよっかなぁ」
「ここでお開きになられますか?」
「うん、そうすると思う。 でも、今の訪問が終わってからね。計画は今から立てていった方がいいけど。打ち合わせも3ヵ月以上は必要だと思うし。協力者を誰に頼むかも早目に決めた方がいいし。あ。もちろんエリネさん達やお城の人達も協力してね?」
「それは勿論です」
「よろしくね。 今から大舞台に気合いが入るわっ。服も考えて、音楽やダンスの振り付けも考えないと」
やる事が決まるとあれこれとやる事が出来る。
「ミヤ姫様、まだ明日もございます。今日はもうお休み下さい」
「う・・、そうね。明日からまた考える・・。おやすみなさい 」
「はい、お休みなさいませ」
布団に潜るみや。考える事もやる事も出来たが、楽しみと言うよりも不安を埋めるためだった。
何かする事が無いと落ち着かない。
このままずっとこうしていていいのかと、不安になる。
だから理由をつけて動くのだ。




