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「( あれ・・?)」

何か寝心地が違う。

意識が浮上したみやは違和感を覚える。

「(あー・・ そう言えばお城に・・・)」

来たんだと思い出す。 しかし・・・。

「( んーー? ・・・、でもこんなふかふかだったっけ?・・)」

昨晩は確かー と思いつつ目を開ける。

「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」

ん? 見覚えのある顔がそこにある。しかし何故ここにあるのかは疑問が・・。

「ーー !?? 」

みやはハッキリと覚醒して固まった。

昨日は確かソファーで横になったはずだった。だから隣りに人が寝ているのは可笑しい。と。

パニックになりつつも、みやは自分の状況を把握しようと身を起こす。

「(・・・・・ ベッド?・・・)」

ベッドの上だった。

「(あぁー、ベッドか。だからルーイが・・・・・・ って違~~~うっ!)」

みやはルーイを睨んで心の突っ込みをする。

「(何で私ベッドにっ? 運ばれた? 私運ばれたのかっ?)」

それが一番筋が通る。

これでは折角遠慮して気を遣った意味が無い。

「(添い寝ぇ~~~っ)」

う~ と頭を抱える。

するとどうやらルーイも起床。

「 みや・・?  どうかしたか? 」

「っ! お、、、おはよう、ございます・・」

「?  お早う 」

何だかつい敬語に。

ルーイは体を起こし、手で髪をかき上げ、極上の微笑みスマイル。

「(まっ・・・ 眩しいですっ!!)」

にやけそうなのを何とか堪える。しかしそれも・・。

“ チュッ♡ ”

「っ!?~~~っ・・・」

朝の挨拶に撃沈。

デコチューに頭はフリーズ、顔は真っ赤に。

昨晩もお休みのキスで崩れ去ったみやをこの王子様は知らない。その後お風呂で顔を突っ込み叫んだ事も知らない。

「(~~~こ・・・ このシチュエーションはどこの新婚さんだぁーーーっ!!!)」

これを叫ばずにいられようか。声に出さずに耐えた自分を褒めてやりたいとみやは思う。本当に。

「?? みや?」

布団に突っ伏すみやにどうかしたのかと声をかけるルーイ。

「(天然かっ! 王子様は天然物ですのねっ?!)」

キョトンと首を傾げる姿は罪は無いが罪作りかもしれない。


落ち着けー と息を整え回復を図ったみやは、何でもないと顔を洗いにベッドから降りた。

着替えは脱衣所にあるそうなので、恥ずかしさを押し込めて駆け入った。



 身支度をして心も落ち着かせて戻ると、ルーイは着替えを終わらせていた。そして入れ替わりで顔を洗いに行った。

みやは手持ち無沙汰に窓のカーテンを開ける。今日も良い天気になりそうだと思う。

窓も開けると朝の風がスゥーっと入ってきた。自然と深呼吸をしてグンと背を伸ばす。

そしてそこからの景色を眺めた。緑豊かな所だと思った。そして空を見ると。

「あ・・・」

鳥とは違うものが翼をはためかせて飛んでいる姿が目に入った。思わず目で追ってしまう。

「( 竜・・ ドラゴン・・・)」

改めて見ても不思議だなぁと思う。


もっと見えないかと身を乗り出していると・・。

「みやっ」

「わっ!?・・」

名前を呼ばれたかと思うと腰に手を回され後ろに引かれた。

何だ誰だと思えばルーイだった。

「・・・良かった・・」

呟く様に息を吐きながら安堵しているルーイ。

「ルーイ? どうしたの?」

「・・・。 落ちてしまうかと思った。 びっくりした・・」

「え。・・ごめん なさい。 でも大丈夫だよ。ちょっと外を見てただけだから。落ちたりしないよ?」

「ーー。うん。 すまない、そう見えてしまったのだ」

そう言って今度は正面からハグをした。

「(わぁ~~ をぉ~~~)」

慣れそうにもない。




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