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俺と魔神の高校生活  作者: 夜桜陽炎
春休み編

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5話

襲撃者を撃退して水族館に仲良し兄妹は行く。その裏である組織が動こうとしていた。

 襲撃があったが長々と戦闘した訳ではないので2人は電車に乗り3駅先にある水族館に来ていた。


「高校生と中学生です」

「学生証はお持ちでしょうか?」

「どうぞ、冬華も」

「は〜い」

「確認出来ました。高校生おひとり様と中学生おひとり様ですね。それでは楽しんでください」


 入館して最初に2人が目にするのは大水槽。魚だけでなく海亀数匹も混ざっていた。


「小学生のころに爺ちゃんと婆ちゃんに連れて来て貰って以来だけどここは変わっていないな」


 昔を思い出す秋葉。


「は〜海の中にはこんなにもたくさんの魚がいるんだね〜」

「見たことなかったのか?」

「ないね〜。あたしがいた地域は海が遠かったからね。そもそも魔神のあたしに海に行く機会はなかったのさ」

「ふ〜ん。まぁ、それも魔神の頃の話だろ。今は俺の妹なんだ。夏休みに海連れて行ってやるよ」

「それは有難いけど受験勉強は大丈夫なのかな〜」

「何も夏休み中ずっと遊ぶ訳じゃないからな。問題なし。それに今年の夏だけじゃなく来年も再来年も何だったら10年後も行けば良い」

「あはは。絶対途中で見飽きちゃうじゃん」

「そうなってしまうくらいには数1000年間見れなかった海を見せてやるって言ってんだよ」

「それは良いね」

「だろ?」

「それはそれとしてカッコつけたのに普段が気持ち悪いからプラスマイナスゼロなのはお兄ちゃんのかわいそうな所だね」

「プラスになんないの!」


 妹からの辛口評価にびっくりする秋葉。そんな秋葉の手を握り、


「ほらほら次のコーナー行こ。お兄ちゃんが来た時とは違うコーナーもあるだろうし」


 その後2人は淡水魚コーナー、日本の魚コーナー、海獣館、イルカショーなどを大いに楽しむのであった。その裏で何が起こっているのかも知らずに、


「クソクソクソ。愚弟がいりゃ楽に勝てた。いや、楽は出来なくともランプを手に入れる事は可能だった」


 文句を言いながら仮拠点に帰るカセマ。


「早く態勢を立て直さねぇと他の魔法使い共にランプを取られちまう」


 仮拠点に着いて、


「帰ったぞ! 早く開けろ!」


 扉をドンドン叩いて中にいるセカマに怒鳴りかける。すると、ギィーと音を立てて扉が開く。


「ったくとろとろしてんじゃ、、、、ねぇ、ぞ」


 扉の中を見て言葉に詰まるカセマ。何故ならセカマが頭を撃ち抜かれて死んでいるのを発見したからだ。しかし、すぐに襲撃があったのを理解して逃げようとするがゴリッと何かが後頭部に付けつけられる。


「動くな。不審な動きを見せれば即射殺する」


 そう言われて両手を上げて質問する。


「何者だ。どこの組織の奴だ」

「答える義務はない。お前に出来る事はこちらの質問に答える事だけだ。お前ら魔法使いにランプの存在を漏らしたのはどこのどいつだ? そいつのせいで我が国にはあちこちから魔法使いが入国して来て大変なんだ。責任としてそいつは殺さなきゃならんのだよ」

「知らねぇ。俺たちがランプの存在を知った闇サイトは匿名掲示板だ。腕の良い魔法使いなら電波を追って投稿主を知れるんだろうが俺には出来ない」

「そうか。協力感謝する」


 そう言って躊躇いなく撃ち殺す。撃ち殺した後にマスクで顔を隠した男は通信機にて、


「魔法使い2名死亡。場所は◯◯県△△市の廃墟。死体処理班を要請する」

「了解した。死体処理班を向かわせる」


 通信を切り、ふ〜と息を吐く。


「こんなのが当分は続くのか〜。しんどいな〜」


 なんて言う男はまだ若く20代のようだ。そんな男に、


()()()()()()()に配属されて早速の仕事がこれとは君は運がないな」


 30代の男が語りかける。


「こんな事になるって知っていたらスカウトされた時に断れば良かった〜。あまりにも高待遇だから飛びついちまった〜」

「ははっ。気持ちはわかるよ。オカルト対策課の仕事の時であっても表向きに所属している部署の仕事としてカウントされて給料は二重取りだからね」

「そうなんですよ! 俺いきなり高級取りじゃん! やった〜! って思いましたもん! だけど最初の仕事がいつ終わるかもわからない海外からの魔法使いたちの排除ってブラックにもほどがあるでしょ!」

「それに関しては同情するよ。私はオカルト対策課に入って5年経過したが仕事は1回だけ。それ以外は表向きの仕事しかなかったからね。そう考えると君は本当に運がないね」

「クッソ〜」

「そう落ちこむ必要はない。この日本では銃の使用が認められている警察官であっても撃つ事はない。あったとして威嚇射撃や逃亡車のタイヤを狙うといったもので殺し目的はない。そんな殺しと縁遠い中で初仕事で射殺出来る君はここにいるべき人材だよ」

「は〜い」


 そんな会話をしている間に、


「お疲れ様です。志麻さん、佐野さん。死体処理班到着しました」

「おう。お疲れさん」


 死体処理班が到着。テキパキと死体の処理をしていく。


「それにしても魔法使いって聞いたからどんなもんかと思ったけど大した事なかったすね」

「油断するもんじゃないよ。息子が読んでいる漫画なんかではこういう序盤に出るのは噛ませ役で後からとんでもないバケモノが出てくるのは鉄板なんだから」

「やめてくださいよ。それをフラグって言うんですよ」

「知っているよ。だけどそんなフラグをへし折るのが私たち実働部隊の隊長なんだよ。君も知っているだろ?」

「まぁ、ね」

「そんなことよりも佐野くん。先程私たちオカルト対策課の課長より連絡が入った」

「何ですか? もう新しい魔法使いの始末に向かえって言うんですか?」

「違う。君には4月から◯◯県の金有(かねあり)高等学校の体育教師としての潜入任務に就いて貰うことになった」

「はい!?」


 いきなりの潜入任務に驚く佐野。そんな驚きの顔を見せる佐野に対して志麻は話を続ける。


「教員免許持ちは君しかいないからね。頑張るんだよ」

「マジですか?」

「マジもマジだよ、大マジ。既にアパートの部屋も取ってあるらしいよ」

「すいません。今からオカルト対策課を辞める事って」

「出来ないね〜。何せこの事案はオカルト対策課始まって以来の大仕事。人手は減らせない。辞めるなら代わりを連れて来な」

「無理ですよ〜」

「だろうね。それじゃ教師生活頑張れよ」

「は〜い」


 オカルト対策課、志麻蓮介は金有高校の体育教師として一ノ瀬兄妹とどのように関わるのか乞うご期待。


魔法使い兄弟死亡! この作品タイトルの割に普通に死人出ますというのを教えるための2人でした。ありがとう噛ませ役2人!

前書きで兄妹の水族館デートがメインっぽい書き方しておいてほぼ新しい組織の話でしたね。ごめんね。

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