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※登場人物紹介

第2章本編を始める前に、私自身の整理も兼ねて、ちょっと人物紹介です。

 1章に登場した主要人物の紹介です。


 ※本編は主に主人公2人の1人称で話が進むため2人が知らないことはほとんど書いていませんが、ここにはそれ以外の情報も書いています。

 細かなネタバレを気にする方は読まない方が良いかもしれません。



 ・人昇精霊(エフォーディア)セシリー

 15歳。

 公爵令嬢で神々の世界で教育を受けた人昇精霊エフォーディア

 ただし、人昇精霊は人間の政治への関与ができないため、継承権はない。


 人間と精霊の性質を併せ持っている。(生殖も可能だが、できにくい)

 人昇精霊の特性として神々に等しい高度な魔法を操れるが、パートナーとバランスを取るためにパートナーのレベルに合わせて制限されている。

 魔法式構築(プログラミング)が得意で、神々の技術のほとんどを習得しているため神レベルと言って良いが、神々が保護(プロテクト)したものを突破できるには至ってない。

 新しい魔法を作り出したり魔法の修正や作り変えをすることも得意で、自ら「禁呪」と名付けた魔法体系の穴を付いた裏技的な魔法も使用する。


 パートナーのウルフギャング・コロとは幼馴染。

 幼少時代から無愛想なウルフギャング・コロを引きずり回して何かと世話を焼いていた。

 だたし、相思相愛と知ったのは人昇精霊になる条件である不治の病「祝福の病」になった時だった。


 母親譲りの金髪と白い肌、淡い翠玉色(エメラルドグリーン)の瞳をしている。

 性格も母親譲りで騎士団の人間やウルフギャング・コロやサイラスなどの平民出身者も身近にいたことから貴族の令嬢とは思えない性格をしているが、猫を被るのは得意。

 父親の商人気質も受け継いでいる。



 ・ウルフギャング・コロ

 15歳。

 料理人で冒険者。

 成人とほぼ同時に開かれた人昇精霊の争奪大会(正式にはパートナー選別大会)に優勝して人昇精霊(エフォーディア)セシリーのパートナーになった。


 人昇精霊のパートナーになれるほどの実力を持つが、本質は料理人。

 調味料の集めにくさと調理器具の都合であまり作るものがいない神々の料理のレシピ収集が趣味。

 人に自分の作ったものを食べさせるのも好きで、師匠であるサイラスを餌付けしている。


 ヒト種だが、祖先にいた獣人の血が出たため大きなシッポがある。

 成長期なのにあまり成長しない小さな身体を気にしていて、子供のような扱いをされることを嫌う。

 無愛想、無口で、母親の店の手伝い中と認めた人間以外ではほとんど口を利かない。

 ただし、シッポの動きで感情はモロバレである。

 あがり症で人前に出るのが苦手だが、料理と戦闘に関する場では気持ちの切り替えができるため冷静に対応ができる。


 父親は公爵家の騎士団員、母親は騎士団専用食堂で働いていたため、平民だが公爵家の騎士団に物心つく前から出入りしていた。

 公爵家が身分差に無頓着で公爵夫人も騎士団に頻繁に出入りしており、生まれた日も近いこともあって自然とセシリーの遊び相手と公爵夫人のオモチャにされていた。

 父親死亡後に、その恩給で母親が食堂経営を始めた後も訓練のために騎士団に出入りしていたが、セシリーが神々の世界に旅立った後に騎士団をやめた元騎士団長のサイラスの弟子となり、公爵家とは疎遠となっていた。


 

 ・サイラス

 41歳。

 水の神の聖騎士。竜殺し(ドラゴンバスター)

 元王国近衛騎士で元公爵家騎士団長。元騎士伯でもある。剣の実力は王国二位。

 現在は魔道具作成技師で冒険者。

 ウルフギャング・コロの師匠。


 190センチを超える巨体で鍛えられた肉体からウルフギャング・コロやセシリー、公爵夫人から熊や鬼人(オーガ)に例えられるが、比較的整った顔をしており若い頃はモテていた。

 女性運が極端に悪く、他の聖騎士とは比べ物にならないくらい強力な水の神の加護を受けているため、女性と付き合おうとすると女神である水の神に嫉妬されて運が極端に下がるのではないかとまことしやかに噂されている。

 ヘンリエッタ・クッコロとは肉体関係すらあったようだが、本人には黒歴史でしかない。

 花街と飲食店街の常連で、金離れの良さと、陽気な性格、彼が顔を見せるようになってからは犯罪が目に見えて減ったこともあり、好意的に受け入れられている。


 平民出身だが、物心つく前に親から売られるようにして水の神の神殿に聖騎士修行のため入った。

 そのため、親の顔も親が生きてるのかどうかすらも知らない。

 成人と同時に冒険者になるつもりだったが、聖騎士の武術大会などで交流があった当時火の神の聖騎士で王女であった現公爵夫人のヘンリエッタ・クッコロが強制的に引き抜いて王女付きの王国近衛騎士となった。

 その後、ヘンリエッタ・クッコロが公爵家に嫁入りするときに、また強制的に公爵家の騎士に引き抜かれる。

 その時の交換条件としてドワーフの名匠が神の力を借りて作ったと言われる彼の愛剣「黒の神聖大剣」は王家に貸与されることになり、騎士伯の地位も返上されることとなった。本人はこの条件に大喜びしたらしい。


 騎士団員だったウルフギャング・コロの父親に目をかけていたこともあり、ウルフギャング・コロとは幼少期からの付き合いだが、弟子入りまではウルフギャング・コロの方から近づいてくることさえなく会話もしたことが無かったので嫌われていると思っていた。

 弟子入り後は関係は良好である。


 一部を除き貴族や騎士、金持ちなどを嫌っているため、そういった人間には厳しい態度を取ることが多い。


 魔道具作成技師としては中の上くらい。しかし他の魔道具作成技師と違って庶民的な魔道具を中心に作っているため人気があり、裕福である。

 彼自身は魔法の才能がまったくなく、魔法への憧れから騎士時代も魔道具作成を隠れた趣味としていた。



 ・ブランカ

 年齢不明。

 イタチ型魔獣「ヒオジョコ」の子供。

 ウルフギャング・コロの使役魔獣。


 商人に捕まってむりやり力を使わされていたが、人昇精霊セシリーに助け出され、ウルフギャング・コロに保護されて、ブランカの方から押しかけ使役された。


 尾まで入れれば子供や女性の首なら巻けるくらい長い身体をしているが、丸まれば大人の掌に載る程度の大きさになる。銀色の毛皮をしている。

 人間の毛のある部分や高い位置が好きらしく、ウルフギャング・コロの頭の上か肩の上が定位置。寝るときはウルフギャング・コロのシッポに丸まって寝るのが定位置となっている。

 サイラスが近くにいる場合は波長が合うのか、飼い主のウルフギャング・コロよりサイラスと一緒に居ることの方が多いらしい。

 

 ヒオジョコは環境調整用魔獣(エアコン)とも呼ばれており、意思伝達の魔法と火の魔法と氷の魔法を同時使用して周囲を快適な気温に調整するのに特化している魔獣のため、益魔獣に分類されている。

 弱くすぐに他の魔獣に狩られるため、個体数は少なく、珍しい。

 ブランカはまだ子供のため半径数メートル程度しか力が届かない。


 本来魔獣は食事を必要としないが、飼い主に似たのかチーズと果物が好きで食い意地が張っている。



 ・ヘンリエッタ・クッコロ・ケルピー

 40歳。

 火の神の聖騎士。竜殺し(ドラゴンバスター)

 ケルピー公爵夫人にしてペンドラゴン王家の第二王女。

 人昇精霊(エフォーディア)セシリーの母。

 王位継承権は放棄している。

 夫のエイブラハムとは従兄妹関係でもある。


 現役時代は王国筆頭騎士の称号を持っていた。現在も剣での戦闘力は王国一位で、サイラスですら彼女にはかなわない。

 護りたいもの、得たいもののためにはどんな卑怯な手段でも取るべきだという主義のため、騎士道精神はない。

 サイラスの「黒の神聖大剣」と対で作られた「白の神聖大剣」を持っている。


 まばゆいばかりの金髪と白い肌、見事なプロポーションを持っている。

 火の神の聖騎士でさらにクッコロの神託名を持つ者は同様の外見的特徴を持っている者が多いが、その中でもとび抜けて美しいと言われている。


 恋愛に関しては自由奔放で、好きと思ったら老若男女関係ない。相手も束縛しないが、唯一サイラスだけはこだわりを持って傍らに置き続けていた。サイラスとは肉体関係は過去にあっても恋愛感情はないと公言している。

 結婚してもその恋愛観は変わっていない。

 むしろ貴族はそうあるべきと思っており、夫が恋人を作ったり妾を作るのも好意的に見ている。

 夫のエイブラハムに第二夫人がいないのは、彼女が許可しないのではなく、彼女と比べられるのを嫌って候補者が現れないため。



 ・エイブラハム・ケルピー

 40歳。

 公爵。商業都市ケルピーを中心とするケルピー領の領主。

 妻のヘンリエッタとは従兄妹関係でもある。王妹の息子にあたる。


 父が急逝したため若くして公爵家を継いだ。

 政治と商業に類い稀な才能を持っているが、剣や魔法の才能はない。

 幼少期から商業の才能が有り、現在は実質王国の商業のトップと言って良い立場にいる。


 妻のヘンリエッタにはベタ惚れだが、妻と同じく自由奔放な恋愛観を持っており、結婚後も多数の恋人と妾を持っている。

 妻との子供はセシリー1人しかいないが、妾の子は複数おり、その中でも優秀な子たちの中から後継ぎを選ぶために英才教育を施している。ただ、彼自身血筋にそれほど拘りが無いらしく、飛び抜けて優秀な人間がいれば養子にして後継ぎにすることもいとわない、商人的な考え方をしている。



 ・テレーゼ

 ウルフギャング・コロの母親。

 料理人。

 食堂「子犬(パピー)」を経営している。


 昔は公爵家の騎士団専用食堂で働いており、そこで騎士団員だった夫に見初められて結婚する。

 結婚後も騎士団専用食堂の仕事を続け、夫が死んだことを切っ掛けに、夫の恩給を元にして商業都市(ケルピー)の飲食店街で食堂を始める。

 当初は普通の食堂だったが、息子が神々の料理に興味を持ったことと、息子が弟子入りしたサイラスが調理用の魔道具を格安で作り設置してくれたこと、公爵家の伝手で材料の仕入れルートが確保できたことで神々の料理を中心に出す食堂に変更した。

 庶民でも手が出せる価格で神々の料理を出す店として、街の人間や商人、旅人から人気がある。


 長年騎士団を相手に仕事をしていたこともあり、気丈な性格をしている。



 ・アラン

 35歳。

 公爵家騎士団長。


 大柄で鍛えられた身体をしているが、印象の薄い顔立ちをしているため影が薄い。少しでも印象付けるために口元が隠れるくらいの口髭を生やすようになった。

 四角い顔で、髪や髭は赤毛。


 左耳だけに青いピアスをしているが、妖精使役型の魔道具。

 使役されている小さな青い蛇の妖精は悪意探索(マリスサーチ)特化型だったが、人昇精霊セシリーの魔道具の改造とアランが妖精をククルと名付けたことにより、悪意探索と初級の治癒、麻痺、身体強化、速度強化、武器強化が使用可能となった。

 ピアスは数代前の先祖が褒賞として公爵より賜ったもので、さらに昔の公爵(元王族)が王家の宝物殿から持ち出したもの。

 大元は神々の戦いの時代に大隊指揮官だった王家の祖先が神々から賜ったもので、本来はちゃんと左右が揃っていた。


 サイラスが騎士団長だった時代に副団長を務めており、サイラスの怖さを一番知っている人物。

 そのためサイラスが近くにいるだけで萎縮する。

 

 古くから公爵家に使える騎士の家系。

 過去何度か一代限りの騎士伯に任じられており、貴族となった時は「コアトル」の姓を使用することになっている。

 アランも騎士団長になったことにより、近々騎士伯に任じられる可能性が高い。



 ・公爵家執事長セバスチャン

 50代。

 公爵家の執事長。


 代々優秀な執事を輩出し続けている家系。

 神々の執事の家系と言われている。

 全世界にいる優秀な執事の3割はセバスチャンであり、王国内だと5割はセバスチャンであるらしい。

 これは貴族ではないため姓が無く、しかし同じ執事一族の出身であることを証明するために名前を全てセバスチャンにするという、苦肉の策の結果。

 神々もこの一族のことは好意的に受け入れており、一族(血筋だけではなく養子も含める)以外の者が名前をセバスチャンにしようとすると拒否される。

 また、成人しても執事に必要なだけの能力を持たない場合は、族長によって名前を変更されるらしい。

 通常は名前の変更など簡単にできるものではないが、この一族にのみ許されているという噂である。


 ニンジャと同じようにヒト種から職業特性に合わせて調整された存在ではないかと言われている。

 一族の特性として感情制御と高速処理、意思伝達などの魔法に長けている。



 ・ルシンダ

 年齢不詳。

 エルフの魔法師

 人昇精霊の争奪大会出場者。


 非天然(養殖)ドジっ子魔女っ娘合法ロリエルフ。

 目的のため悪質な魔法研究をしていたが、研究を進めるために有益な人昇精霊のパートナーとなるべく大会に出場する。

 実力不足を知略で補うタイプだが、知略と言うには浅い。

 公爵夫人に気に入られる。

 田舎にこもって研究をしていた反動か、人前で目立つことは好きらしい。



 ・エイブ

 30代後半。

 表向きは護衛専門に依頼を受けている冒険者で護衛団のリーダーで実質は強盗団のリーダー。

 彼自身も商人として活動している。

 かなり頭が切れる男で今までどの国も強盗団のリーダーという明確な証拠がつかめていないため、仕方が無く放置されている。

 

 右目の横に派手な魔獣の爪痕のような大きな傷があり、目立つ。

 ニンジャと関係があるのではないかと疑われている。



 ・赤竜騎士アマデウス

 20代後半。

 元ミリアム国の騎士で傭兵兼冒険者。


 整った顔をしているが、気品が無く安っぽいため舞台役者のような印象がある。

 ミリアム国の宝物庫から赤竜が出現する罠が仕掛けられた「罠の短剣」を盗み出して使用していた。

 ミリアム国が危険な短剣を処分せず保管していたという負い目があったため、お尋ね者にはなっておらず、極秘裏に追手が出されただけだった。そのため他国には犯罪者であることは知らされておらず、タグにも記録されていない。

 今回の商業都市の事件によって全てが明るみに出たため、改めてお尋ね者となり、タグにも犯罪が記録されることになった。


 「罠の短剣」の件でミリアム国から王国および商業都市へ謝罪の手紙と賠償の金品が送られてきたが、その送り主がすでに死亡しているはずの先代の妖精の巫女であり、先王弟である妖精に最も愛された巫女と言われている、妖精巫女王子ティティステリアン・ディオグランス・ミリアムだったことから波紋が生じる……。

読んでいただきありがとうございます。

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