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楽園
輪郭を確かめようと夢を見る
確かめ終わると目が覚める
海原を一人で旅していた
麻酔をかけられた夢の世界で
話す相手もいなければ
助けてくれる人もいない
自分じゃどうしようもないんだ
同じ景色の中壊れてしまった船に乗って
楽園を探している
喉が乾いて仕方がない
手元の水筒は空になった
寂しいだって哀しいだって
ここまで来ると関係ない
自分じゃどうしようもないんだ
同じ景色の中吹いた風に帆を任せて
楽園を目指している
いつからかおかしくなった
視界の中で歪むのは自分の右手
いつからかおかしくなった
夢が覚めるまで乗り続けている
自分じゃどうしようもないんだ
同じ景色の中壊れてしまった船に揺られ
楽園へと向かっている
昔のそういう気持ちを思い出して




