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アンチノミーを越えて  作者: 朽無鶸
4. 対話とは
32/48

殺人

僕が殺した還らぬ命。

愛が嘆きをばら撒いて

命を殺してしまったと

語る詩人はまた今日も

昨日を一からやり直す


血に塗れた手のひらも

既に何かを掴んでいる

奪った命のその重さ

胸の痛みが証文代わり


幸せになれない人がいるという

誰のことかはっきり分かっていて

幸せを奪った人がいるという

誰のことかはっきり分かっている


問うては答え問うては答え

何のためか何のためか

問うては答え問うては答え

誰のためか誰のためか




言い訳ばかり吐き出して

自分は未だ変わらずと

笑う詩人はまた今日も

明日へといばらの道を這う


泥水啜った雨空も

青くて最早目が痛い

奪った命のその値段

領収書まで付いてきた


幸せになれない人がいるという

誰のことかはっきり分かっていて

幸せを奪った人がいるという

誰のことかはっきり分かっている


問うては答え問うては答え

何のためか何のためか

問うては答え問うては答え

誰のためか誰のためか



決めつけばかりを繰り返し

またかまたかと呆れ顔

落とした涙は還らない

殺した命は還らない


問うては答え問うては答え

何のためか何のためか

問うては答え問うては答え

誰のためか誰のためか

問うては答え問うては答え

何のためか何のためか

問うては答え問うては答え

そうかそうか僕のためか

過去を変えてはならないのだ。

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