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アンチノミーを越えて  作者: 朽無鶸
3. アンチ二分主義
31/48

からから

からからとした笑いばかりしていたんだ。

独りぼっちで今日も過ごした

死んでしまおうなんて呟きを

聞いてるのは自分くらいだ

こだました声と静かな世界


乾いた喉で歌を歌ったら

掠れて声は消えていった

僅かばかりの存在意義も

一緒になって消えていった


再び歌おうとしても

声を出すのが怖かった

どうせ誰も聞いてはくれない

気づいたら声は出なくなってた


いくら僕が思いを募らせても

言いたいことすら言えなくて

いくら僕が痛みを覚えても

救いの助けすら求められず

ただ僕が一人だということ

それだけが分かったんだ




歩いていたら足を滑らせた

漏れ出た声を聞く人はない

僕はなぜだかカラカラと笑った

置いていかれ忘れられた僕


歌を歌えず嘆いていても

何かが変わるわけではないし

僅かばかりの存在意義は

まるで初めからないかのようだ


理解されようと努力するだけ

ただの無駄だと悟るだけで

どうせ誰も聞いてはくれない

気づいたら声は出なくなってた


いくら僕が思いを募らせても

言いたいことすら言えず

いくら僕が痛みを覚えても

救いの助けすら求められず

ただ僕が逃げていること

それだけが分かったんだ




笑って笑って笑って生きていて

笑って笑って笑って生きている


笑顔を見せてはいても

笑い声すら声にはならず

カラカラカラカラ笑っているよ


いくら僕が思いを募らせても

言いたいことすら言えなくて

いくら僕が痛みを覚えても

救いの助けすら求められず

ただ僕が寂しいのだと

それだけが分かったんだ

空っぽになるときほど笑っていたりした記憶がある。

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