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アンチノミーを越えて  作者: 朽無鶸
2.僕らは自分の話ばかりをする。
20/48

希望の夢

僕の見せる希望の夢。

何故か眠れずにいる夜更け

時計が秒を刻む音を数えている

部屋の中で反響する音に名前を付けた

空虚というやつだ


寝そべって天井と睨めっこ

頭に流れるのは弾き慣れた行進曲

掠める遠い思い出ピアノの調べ

美化するには時間が足りないか


隣に寝ている彼女は夢を見ている

いつまでも見ていて欲しい

僕の見せる希望の夢を


愛とは何だまるで哲学だ

観念論で世界は救えるか

唯物論は彼女を生かせるか

僕の言葉は希望を語るか




死なせてくれと泣き叫ぶ彼女の首を

僕は両手で抑えて締め付けた

暫くしたら静かになった思い出した

空虚というやつだ


静寂も無く安寧も無く

僕の頬には涙が流れ落ちた

彼女の胸に手を当てて安堵した

何が温もりだ奪ったのはお前自身だ


意識を無くした彼女は夢を見ている

いつまでも見ていて欲しい

僕が見せる希望の夢を


愛とは何だまるで哲学だ

観念論で世界は救えるか

唯物論は彼女を生かせるか

僕の言葉は希望を騙るか




求め合った証を葬って

それでも愛を囁いている

二年と数ヶ月手にした猶予

言い訳にしないために今夜も

僕は見せる希望の夢を


愛とは何だまるで哲学だ

観念論で世界は救えるか

唯物論は彼女を生かせるか

僕の言葉は希望を叶えるか

君にはずっと見ていてほしいんだ。

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