戦闘力は?
あ、そうだ! 今回の議会、俺と父さんは参加しなくても良いこととなった。
さっさと帰って、ダンジョンマスター…つまり、モフリーナに王国とは友好関係が確立されましたよ~って、ちゃんと話して来いって事らしい。
ただし、来年は納税もきちんとして議会にも出席する様にだって。
うん、それぐらい構いませんとも!
めっちゃ疲れてるんで、もうさっさと帰れるんなら、何でも構いませんとも!
ってことで、色々と面倒事が山盛りだった謁見もこれで終わり。
さっさと、ママンとマイ・スィート・シスターの待つ村に帰ろう!
え? 明日の晩餐会に出席しなきゃダメ? なんで?
新たに叙勲された父さんと俺のお披露目の意味があるって? はあ、そうすか。
まさかダンスとかしなきゃダメなの?
ああ…立食会みたいな感じなのね。
そりゃ良かった。ダンスとか言われても踊れないからな、俺。
村では食えないような贅沢な料理が出るの? それなら腹いっぱい食わなきゃ。
おぉ! なんと、食い放題なんですか!?
何分間ですか? ほっほー、晩餐会が終わるまでとな。
余ってもパック詰めとかして…貰えないんですか。なら、食い尽くさないとね。
もったいないおばけが王城に出たら大変だ!
んじゃ、この後は何するの?
あ…やっぱ本屋巡りするのねダディ…。
うん、もちろん一緒に行きますとも!
王都の本屋巡りはなかなか楽しかった。
ダンジョンのおかげで懐の温かい我が家は、本ぐらい余裕で買えるんだぜ!
魔法関連の本は、おねだりしたら買ってもらえた。
もちろん、萌え萌えなマイ シスターと幼馴染枠のミルシェちゃんへのお土産の絵本も何冊か購入済み。
本屋の奥にあった【15禁】って書いてる暖簾の奥には行かせてもらえなかった。
クソッ! 何でだよ! 俺だって、ちょこっと見たかったのに!
どうせ、また巨乳人妻寝取り物を買ったんだろうが、このクソオヤジが!
え…今度はメイド物とツンデレ物? さすがお父上様良い御趣味をしていらしゃいますね。ふっふっふ…おぬしも悪よのう。でも母さんには見つからないようにね。
え? 俺の魔法の本の皮の装丁を貸せって? ダメに決まってんだろ!
チッっじゃねえよチッっじゃ!
なんか適当に真面目そうなカバー付きの本でも、自分で買え!
そんなこんなでお土産買ったり買い食いしたりしながら1日過ごした。
王都もなかなか楽しいぜ。
もうちょっと近かったら、もっと頻繁に来れるのにな。
まあ将来お城で働けって言われたから、もしかしたら住む事になるかもしれん。
きっと、その時は「王都に行っても私の事を忘れないでね…」とか言って、きっとミルシェちゃんがうるうるした瞳で上目遣いで言うんだろうな。
んで「忘れるわけないじゃないか」とか、キリッ! とした顔で俺が言って、見つめあう二人はやがて…むふふふ…うむうむ、ここで色々と初体験だな。
これでいちゃらぶ系の話が1本書けそうな気がしてきたぞ?
この星ではR15らしいけどな。
などとアホな妄想もしつつ、その日は宿に帰った。
▲
翌日は、晩餐会の当日。
当たり前だが、晩餐会は夜に開催。
だけど、主役の俺達には色々と準備があるそうで、昼過ぎからお城に来いって。
たかが飯食うだけなのに、大層なこって。
まあ、ガッチガチな顔面ぬり壁みたいにペンキ塗りたくった様な化粧のおばはんも来るんだろうから、そりゃ時間もかかるか。
だけど、匂いのきつい化粧とか鼻が曲がりそうな匂いの香水はマジで控えて欲しいもんだ。料理がでまずくなる。
いいか、ゴテゴテ化粧お化けのおばはん! 料理ってのは見た目と味も重要だが、匂いだって重要なんだって事をちょっとは理解しろ! と俺は言いたい!
台無しにすんなよ、俺の豪華なディナーを!
どうせぬり壁なんだから、石膏かコンクリで固めてやろうか? そしたら、匂い控えめで周りの人も気分よく食事できるってもんだよな。
何て事を考えながら、父さんと軽く昼食を食ったら、宿屋から王城へ向かう。
一応、俺たちってお貴族様だよ……こんな宿屋から出立っていいんだろうか?
食堂は昼間っから飲んだくれてるおっさんがゴロゴロしてんだけど。
え? お金は大事? 節約できるところは節約する?
おい! なら官能小説なんて買うな!
あれは必要? 絶対に買わねばならん? いつかお前にも貸してやる?
ま、まあ、それならば許そうではないか。
▲
さてさて、またもや、やって来ました王城!
お城の門兵さんに貴族の証明書を見せたら、丁寧に通された。
実はこの書類、昨日の帰りに貰ったのだ。
書類って言っても、前世で良く知るカードサイズ。
これに紋章と爵位と名前が書いてあるらしい。
簡単に偽造とかで出来そうだし、誰かがこれを奪って使うって事も…え、偽造は不可能? 王城にある書類と照合するから、他人が使ったらすぐ分かる?
もしもそんな事したら、物理的に首が飛ぶ!?
書類を無くしたら…え、兵士さんが言い淀むほどの問題になるの!?
後生大事に、パンツの中にしまっておきます…。
おおっと! なんか待機所みたいな所から、メイドさん出てきたぞ。
…まあ胸のボリュームが足りないから、これは萌え系だな。
クラシックなヴィクトリアン調っていうのかな、ロングスカートの一番ベーシックなメイド服を着てる。
頭にはあのヒラヒラの布…何て言ったっけ、アレ? ホワイトブリムだっけ? じゃなくて、髪の毛を多分お団子にしてて、そこに白いキャップを被せてるんだろう。
うん、これもいい! 萌え萌えだ!
「ようこそアルテアン子爵様、アルテアン準男爵様。私が本日の案内役を務めますサラと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします」
ちっちゃくて、めちゃかわええメイドさんじゃん!
よく見たらまだ12~3歳かな? 両手を前に揃えてきちんとお辞儀した。
そうか、貴族令嬢の挨拶とはちょっと違うんだな…知らなんだ。
「うむ。よしなに頼む」
父さん、格好つけてんなあ…んじゃ俺も子供らしく。
「よろしくお願いします、サラさん」
そう言うと、俺に向かってニッコリ笑ってくれるメイドさん。
「私に敬称は不要です。サラとお呼びください。ではご案内いたします」
そう言ってもう一度お辞儀をしたサラさんは前を歩き始めた。
父さんめっちゃ嬉しそうだな?
あっ、そう言えば、昨日メイド物の本、買ってたな!
オッサン、このメイドさんに欲情してんじゃねーだろーな!
絶対に手ぇ出すなよ!
ま、まあ俺の視線の先にはメイドさんのお尻があるわけで…。
いや、視線の高さ的に、どうしても…ね?
俺のスカウターが反応してるぞ…サラさんの戦闘力は?
ズバリ 147cm、 41kg、 B78・W53・H75 で、Aカップ!
なかなかにスリムだが、これからの成長に期待出来そうですな。
いや、このままでも需要はかなりありそうだ。
貧乳ロリメイド……嫌いじゃない…いや、むしろ好きかも…。
父さんはメイド服には興味あっても、サラさん本体はどうでも良いみたいだが、俺のストライクゾーンは広大だからな。
基本的に、俺は何でもいける口だ!
え? 帰りにメイド服買って帰ろうって?
メイドなんて、我が家には居ねえぞ? …お手伝いさんならいるけど。
え、母さんに着せる? コスプレかよ!
あんたも好きだねえ…。




