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システムバグで輪廻の輪から外れちゃったけど、どうやら他の星に転生したらしいです。  作者: 大国 鹿児


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番外編 ミルシェちゃんと、どろぼうねこ

 今回は番外編です。スタンピード時のミルシェちゃんの視点で書いてみました。

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 夜ねてたら、すっごくがたがたって家がゆれました。

 お父さんが、領主さまのところにお話しをしに行くから、お母さんと家でまってるようにって言って出ていきました。

 少ししたら、またがたがってゆれました。

 こわくてこわくて、お母さんとベットでだきあって一緒にじっとしてました。

 何回かがたがたしたけど、しばらくしたらゆれなくなりました。

 こわかったけどお父さんがかえってきて、もうだいじょうぶだって言いました。


 朝おきたら、森の中にダンジョンって言う、すっごく大きなのが出来てました。

 ダンジョンからは魔物がいっぱい出てくるそうで、この村が襲われるかもしれないから、領主さまの家に逃げる様にって、お父さんに言われました。

 お父さんとお母さんと一緒に、パンとか干し肉とか服とかお金とかをもって、領主さまの家に行きました。


 領主さまの家には、トールヴァルドさまがいます。

 トールヴァルドさまは、わたしと同じ歳の男の子です。

 さらさらのきれいな金色の髪でみどり色のきれいな目の、すごくかわいい領主さまのご子息さまです。

 トールヴァルドさまはとても頭がよくて、すぐに読み書きと計算が出来るようになりました。

 わたしはまだ上手くできません。だからトールヴァルドさまが教えてくれます。

 いつもはひとりで難しいご本をよんでらっしゃいます。

 お母さんから、トールヴァルドさまは、魔法も使えるって聞きました。

 すっごい男の子なんです!


 領主さまの家に逃げてきたわたしたちは、窓からお外を見ました。

 遠くの森の木より高い、ダンジョンっていうのが見えます。

 お父さんは、領主さまと家の前で魔物とたたかうそうです。

 魔物ってどんなのか知らないけど、とっても怖いってききました。

 お父さんだいじょうぶかなあ…。

 だんだん怖くなってきました。

 すごく怖かったので、トールヴァルドさまの服を掴んでました。

 トールヴァルドさまと一緒に居ると思ったら、ちょっと怖くなくなりました。

 でも、トールヴァルドさまは、わたしの手を、そっと服からはずしました。

 それでわたしの目をみながら、やさしく言いました。


「いい、ミルシェちゃんはここにいて。僕は父さんと母さんの手伝いに行くから」

「トールヴァルドさま…あぶないよ?」 

「僕はみんなを守る領主家の男だからね。大丈夫、必ずミルシェちゃんは守るから。僕を信じて!」


 トールヴァルドさまが、すごくこわい顔で言いました。

 でも、すごく格好いいです! わたしを守ってくれるって言いました!

 お顔があつくなって、なきそうになりました。

 トールヴァルドさまは走って行っちゃいましたが、ミルシェは信じる事にします。


 少しするとすごく大きな音がしてガタガタゆれました。

 夜もこんな風にゆれてダンジョンが出てきました。

 怖いです…トールヴァルドさま、はやく帰ってきて…。


 領主さまの奥さまが、みんな裏庭にくるようにいいました。

 わたしとお母さんは、あわてて荷物を持ってすぐに裏庭に行きました。

 

 裏庭の地面に、小さな扉がありました。

 扉の下には階段があります。

 奥さまは、中に入るようにいいました。

 階段は暗くてこわかったけど、お母さんと手を繋いで一緒に階段をおりました。


 階段の下はに、すごく広いお部屋がありました。

 わたし達のあとから、村のほかのみんなもおりてきました。

 さっきまで領主さまの家でぎゅーぎゅーだったのに、ここは広いです。

 それに地面の下なのに、いっぱいろうそくがあって明るいです。

 あれ? ろうそくじゃない。

 何にもないところに火がついてます。

 奥さまが、これはトールヴァルドさまが魔法でつくったって教えてくれました。

 ここなら、いっぱい魔物がきても入ってこられないので安心なんだそうです。

 トールヴァルドさまは、やっぱりすごいです!

 

 みんなでご飯を食べました。

 みんなが家から持ってきたパンとか干し肉です。

 きれいでおいしい冷たいお水が、ふしぎな鉄の管をさわったら出てきたので、それをのみました。

 それに、おトイレとお風呂もありました。

 トールヴァルドさまがちゃんと守ってくれてる気がして安心です。

 でも、早くトールヴァルドさまに帰って来てほしいです。

 早くお顔が見たいし、ぎゅーってしたいです。


 みんなで早く終わらないかなぁってお話しながらこのお部屋でまってました。

 そうしたら、入り口の扉から領主さまとトールヴァルドさまがきました。

 もう魔物は領主さまとトールヴァルドさまが、剣とか魔法とかでぜんぶたおしちゃったそうです!

 やっぱり、トールヴァルドさますごい!


 あれ? でもトールヴァルドさまの後ろに青いオオカミがいます。

 あれは魔物じゃないんでしょうか?

 魔物だけど、トールヴァルドさまのつかい魔っていうらしいです。

 すごく頭がよくて、トールヴァルドさまのいう事をちゃんと聞くそうです。

 それにトールヴァルドさまたちと一緒に魔物と戦ってくれた良いオオカミさんで、名前はブレンダーちゃんって言うんだそうです。

 さわらせてもらったら、すっごくふわふわで気持ちが良かったです。

 乗せてくれるというので、トールヴァルドさまの後ろに乗せてもらいました。

 ぎゅーって、トールヴァルドさまに抱きついちゃいました。

 トールヴァルドさまは、すごくやさしい匂いがします。

 ブレンダーちゃんもゆっくり歩いてくれます。

 乗り心地がいいのは、トールヴァルドさまに抱きついてるからかな?


 お外に出ると、ねこのじゅうじんの女の人がいました。

 あの女の人は、なんだか色々と危ない感じがします!

 だって、おっぱいがすっごく大きいから。

 わたしは…………………きっと大きくなるはずです!

 あの女の人は、領主さまとトールヴァルドさまと、お話しながら家の中に入って行きました。

 …あのおっぱいねこは、やっぱりあぶないです!

 ぜったいにミルシェの敵です! そうきめました!

 こんど、トールヴァルドさまにどんな関係なのかたしかめなきゃだめですね!

 

 トールヴァルドさまのお嫁さんは、産まれてからずっと一緒のミルシェがなるって決まってるんです! 

 おっぱいのどろぼうねこには、絶対にわたしません!

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