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69:喜ばしい報告

各貴族達の皇族達への挨拶が終わりました。

あ~フリーデル王国の方々:現王妃ベアトリーチェ様、第2王子ジョシュア様がいらっしゃるのに気が付いちゃった。

国王様は欠席されているようね、どうされたのかしら?


ベアトリーチェ様はコチラを見て申し訳無さそうに会釈された。何かあったのかな?

パーティーのご案内を送った中にマキシと婚約情報も載せているのに、どうしてジョシュア様来たの?

婚約破棄した相手の婚約報告に来るのはどうなのさ。

あぁ、気にしないタイプだったかも?

 

今日のジョシュア様は世紀末が来そうな奇抜な髪型だった。

頭のテッペンの毛束がN字になってるじゃん。

あとは潔く毛がツルッとしてる。モヒカンだっけ?

漫画では見たことあるけど実際に見たのは初めてよ。

どうしてあの髪型になったんだろう?

……分かった!ロックに目覚めたのかな、多分そうだろう。さてはハードロックっちゅうやつかな?

残念ながら私詳しくないんだよね。

フリーデル王国の正装とあの髪型でクラシックとロックの融合を体現しているんだろう。うん、うん。


◇◇◇◇◇◇◇

 

【シャーロット、王子の髪型に注目中〜

         シマ社長とモモ先生とマキシ】

『ちっ、来やがったな。マキシも気が付いた?』

『えぇ、ジョシュア王子ですよね?』

『シャーロット驚いてないかなぁ〜?

神罰のことは教えてないしさぁ〜。

ジョシュアは多分シャーロットに接触するつもりだよねぇ?』

『そうでしょうね。気をつけます!』

 

◇◇◇◇◇◇◇


皇帝……(今や仲良くなってルーカス様呼び)が立ち上がると、あの報告を始めた。

「今夜は喜ばしい報告が2点ある。

先ずは亡くなったと思われていたマクシミリアン皇子が我等の元に帰ってきた!

龍神ドラゴナイト様のご加護で苦境より復活し、今や亜神となったのだ!」

貴族達からどよめきと歓声があがる。

「紹介の通り、亜神となったマクシミリアンです。これからは皇太子を支えながら皇国を護っていくつもりです」

マキシの言葉にまた貴族達から歓声があがる。

 

だけど、何か腑に落ちなさそうな顔をした……どこの貴族だろうか……いや、神殿関係?白くて光沢のある装束に身を包んだ年配の方が手を挙げる。

「本当に亜神様に成られたのですか?

そうであれば証拠をみせて頂けませんかな?」

途端に皆ザワザワしだす。

 

証拠?それなら大丈夫さ!

「マクシミリアンが亜神であるとぉ〜」

「僕等が証言しよう!!」

そこへ現れた神々しい姿。

「僕等は光の高位精霊だ!!

僕等は聖女シャーロットの守護精霊だが、

ある日猫神様の眷属の方から、マクシミリアンが亜神に成ると教えられた!!

そして、教えの通り亜神に成ったのだ!!」

シマ社長とモモ先生が浮遊しながら聖なる光を放ち、証言をすると、会場の貴族達は割れんばかりの拍手を贈る。


「あともう一つの喜ばしい報告だが、マクシミリアン皇子と聖女シャーロットの婚約が整った!」

その瞬間だった。

先程のシマ社長とモモ先生の神々しい光よりも更に眩い光と芳しい花の香り、美しい花が舞い散る中、

現れたのは——。

「私は猫神ニャ。亜神マクシミリアンと聖女シャーロットの婚約を祝うぞ」

空気が驚く程の清浄に変わる。畏怖の念が会場を包む。

その場の貴族達は有難い神様の顕現に涙を流す者、手を合わせて祈る者、膝を付いて平伏する者様々だ。


猫神様、忙しい中来てくれたんだね!

だけどこれは仮の婚約で、アダルベルト皇国がフリーデル王国から私を守る為にしてくれたことで……。

内心申し訳ない気持ち。

  

『シャーロット、仮の婚約の話は知っているニャ。

だけどマクシミリアンもシャーロットも幸せにきっと成ることは予想できる。

ニャハハハッ、予祝ニャ!!』

『ありがとうございます、猫神様!

久しぶりにお会い出来て嬉しいし、態々来てくださって!』

猫神様からの優しい念話にちょっと涙が滲んだ。



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