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68:パーティー当日

パーティー当日。

この頃にはマキシの家族とも大の仲良しになっていた私。

こうなれたのも、シマ社長とモモ先生のお陰である。大変ありがたや。

皇妃様とケイトからは、

「ロッティ、もう”フリ”じゃなくて“本当に”婚約しちゃいなさいよ、ウチはいつでも大歓迎よ!」

「そうそう、“フリ”じゃなくて婚約して、結婚して、私のお義姉さまになって!ロッティは兄さまとお似合いよ!

はぁ、目に浮かぶわ、結婚式素敵でしょうねぇ。

シマ様もモモ様も2人の肩に乗られて、きっと神々しいでしょうねぇ」

などとキャッキャしながら言われていたり……。

喪女街道を突っ走る私があんなキラキラしぃマキシとじゃ不釣り合いじゃなくて?って思っとる。

何よりマキシの気持ちが大事だ。


さて、今後のマキシの地位は“皇子”だ。フェリックス皇太子の補佐になり影で治世を支えることになる。

 

勿論、国によっては臣下に降って公爵家を興すこともある。アダルベルトも今まではそうだった。

だけど、“亜神”が公爵になるより皇子として皇族にいた方がいいという政治的な判断があったそうだ。

確かに……。敵国も“亜神”相手じゃ攻められないもんね。外交の場なんかに出てきたらインパクト強強である。

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

そろそろ時間だ。

いいタイミングでマキシが私の部屋へ迎えに来てくれた。正装に身を包んだ彼はいつもの2割増しでキラキラしている!

はぁ〜目がぁ、目がぁ~!!

イケメンの正装は威力が凄いわ!

「シャーロットさん、迎えにあがりました。

……素敵ですね、ドレス大変お似合いです」

綺麗に微笑みながら私の手をとった。

喪女ガード崩れ去るよぅ〜〜〜。

今日のマキシと私の装いは互い瞳の色をイイ感に取り入れたもの。なんか照れてしまう……。

「…………マキシも素敵デスネ」

やっとのことで返答できた。まだパーティーも始まってないのに先が思いやられる……。

「行きましょうか」

 

マキシにエスコートしてもらい会場に着けば、もぅ凄いわ!

フリーデルの倍の倍の倍の広さ!豪華絢爛な装飾!

めっちゃいる人!

大国ですもんね、アダルベルトは。

続く庭も綺麗にライトアップされていて……デートするのに良さそうなロマンチックな雰囲気。

「どうされました、シャーロットさん?」

「いえ、お庭の雰囲気が良くて見惚れてました。

デートするのに良さそうですよね」

「デート……終わったらデートしましょうか」

に゙ゃ?このイケメン、私をあの世へ送るつもりですか?そんなこと言われたら心臓のドキドキが止まらないのですが?!


私は深〜く深呼吸をすると、言ってやりました。

「そうですね、デートしましょう」

喪女をからかうといけないわよ、マキシ。

デート行かなきゃならなくなるでしょう?今更失敗した!って思っても遅いわよ。お気をつけを〜。

そう思いながらほくそ笑む私だったが。

 

「デート出来るなんて、嬉しいです」

満面の笑みを返してくるなんて、反則よマキシ!

私、返り討ちにあった気分よ。

オカシイわ、さっきから心臓のドキドキが止まらない。

 

『どうしましょう、シマ社長、モモ先生、心臓のドキドキが止まらないの。不整脈かな?

私が気が付かないうちに顔色悪かったりしたら、たすけてね!』

『えぇっ?!大丈夫だと思うよぅ?シャーロット鈍感……』

『恋愛小説読んでいるのに分からないなんて頭を抱える。そうだ、兎も角デートしなさい!』

『デート!』

珍しい力強いシマ社長のお言葉に若干引いていたらパーティーの開幕が告げられた。

さぁ、頑張るわよ!




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