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5:呪われた廃村で浄化大作戦①

めっちゃいい天気。廃村探索日和。

今日は様子見だから夕方になる前には街に戻るつもりだ。


西の方に歩く。身体強化を掛けて15分。例の廃村に着いた。

「シャーロットのせいだからね。羽目を外してもいいっていったけど、昼まで起きてこないなんて!」

「ワタチもシマも頑張って起こそうとしたのぉ〜。お酒に酔って眠ったシャーロットは手強かったのぉ〜」

「……スマンな」


前日飲み過ぎて、起きたのは昼。起きがけから気持ち悪かった。ヒールを掛けて良くなった気がしたけど、その後身体強化で急いできたのはマズかった。朝食兼昼食をガッツリ食べた後に走るのはマズかった。シェイクされた感でちょっとキモい……。


やって来た旧ルビィ村は、前世にあったサイレ◯トヒルというホラーゲームのような暗い雰囲気が漂う。誰も住めなくなった村は瘴気に包まれており、さながら大規模なホラーハウスのようだ。


「瘴気で溢れてるのぉ〜」

「うん。でも、これくらいの瘴気ならそれこそ14歳の時に浄化させられたからね……」

「あぁ、あの時は浄化ができるようになったばかりだったよね。聖騎士達も一緒にきてたから僕らは手出ししなかったけど」


この呪われた廃村に住む為見に来たのは、私なら浄化出来るかも?と思ったからだ。何せ世界歴代随一の聖女(他称)でしたから。


 幸い私達が頑張ったお陰?で祖国には浄化が必要な所はもう無い。

それくらい、この3人で国内のあらゆる酷いところ浄化して回った。そう、私達は歴戦の猛者。我らの面構え、他と違うだろう?


私は神聖魔法が1番良く使えるけど、他の魔法も使える。浄化のお仕事で危ない目にも遭うから、かな〜り修行も積んだし、場数も踏んできた。

廃村の中に入っても遅れは取らないわ!


「ボク達がシャーロットの周囲を警戒するね」

「ありがと!」

 シマ社長とモモ先生は光の精霊だけど、神聖魔法も使える。何故かは分からない。聞いたことはないし。

しかし、こういう浄化の時も昔から頼りになるのだ。


「ホーリー・アーマー」

呪文を唱えると私は聖なる光で出来た鎧を纏う。この鎧はアンデットが触れればすぐに浄化されるもの。念の為、用心用心。

2人は真剣な瞳で周囲を警戒している。


村には魔物避けと思われる高さ2メートル程の土壁がぐるっと張り巡らせてある。壁は瘴気で穢れに穢れており、並の人間では近寄ることも難しいだろう。国合同で魔導師達を集め浄化をしたらしいが、中々浄化が進まなかったのもよくわかる。


警戒しながら近付くと、村の出入り口の門は開いていた。門から20メートル程、門からの道なりに村の中へ向かって浄化の杭が打ち込まれている。道の先には小さな広場が見えた。


警戒しながら一歩一歩村の中に歩を進める。

あぁ、腐った様なニオイがしてきた。この村、思ったより大変なことに遭っていたんだね。そうじゃないといいけど、って思っていたけど。


昨夜のミラさんの話を思い出す。

「詳しいことは分からないらしいが、アダルベルトの王族と村人が呪いに巻き込まれたって話だよ」


「残念な結果だね。だから余計に中々浄化が進まなかったのか」

「きっと大分アンデッドをそらに還しただろうけど、この村結構大きいし、王族もいたならお供も結構な数だったろうし。まだまだ居るんだろうね」

 

私達の視線の先に腐臭を漂わせ数え切れない程のアンデッドが見えてきた!

『アァァー』『ガガガ』

言葉にならない声をあげている—。


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