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51:組分け浄化作戦①

「異議は御座いません。皆そうだろう?」

お互いに顔を見合わせ頷く。

 

程なくウスターシュさんがオレリア夫人とヴィクトル様を連れて来た。目が覚めたコリンヌさんも一緒だ。ただ、コリンヌさんはここ最近の記憶が無いのだとか。これは後程確認案件だ。

 

「すまないが暫く執務室にいてくれ。ウスターシュがここを守るし、我らは解決に参る」

「分かりました、旦那様。皆様方、宜しくお願い致します」

オレリア夫人達に見送られながら私達は執務室を後にした。

 

執務室を出て直ぐ、

「シャーロットさん、くれぐれも無茶はしないで下さいね。何かあったら私の名を呼んで下さい。必ず駆けつけますからね」

心配顔のマキシに話し掛けられた。

「有難う、大丈夫だとは思うけどもしもの時は宜しくね。…マキシも頑張って!」

良かった、マキシ普通にしてるわ。さっき見たのは気の所為だったのかも? 


【シャーロット・シマ社長・エヴァンスギルド長組】

私達は邸内の操られている人々の浄化をすること。

先んずは厨房から。さっきみたいに痺れ薬入りのご飯を各所に配膳されたら堪んないからね(きっと皆全滅)


「ホーリー・アーマー」

自分とエヴァンスギルド長に浄化の鎧を纏わせて準備万端!

「流石聖女様。この浄化の鎧ってかなり浄化力高いだろう?」

「前から思っていたけど、エヴァンス君は中々見どころがあるよね。シャーロットの浄化力の凄さ見抜くなんてね」


唐突に褒めないで、シマ社長!照れるじゃろがい!

と、1階に降りた途端不穏な雰囲気。

虚無顔の人人人。いつの間に仲間増やしてんの?邪神の欠片!団長さんが1階うろちょろした結果がこれか。


「「「はぁー」」」3人同時にため息を吐いた。


浄化かけると気を失っちゃうから、頭を打たない様にしないと危ないんだよね。1人ずつ浄化はこりゃ、骨が折れるワイ。

床大理石だし危険だし。


と、いうことで、私:浄化、シマ社長:私達の護衛、エヴァンスギルド長:使用人の方々を捕まえて、浄化かけて気を失ったら優しく床に雑魚寝さす…と役割を決めた。


早速1人目確保ね。エヴァンスギルド長が初老の使用人さんを捕まえた…が、捕まえた瞬間、

ガクッ!

使用人さん倒れちゃった?!ギルド長、何かヤッたわね?!急いで床に寝かせているわ。

 

ジト目でギルド長を見る。ギルド長は激しく首を振る。

「お、俺は何もして無い!腕掴んだだけだ!」

「じゃあ、何で?!」

「あれっ?この人、浄化されちゃったみたいだね。」

「掴んだだけだ!」

 

「うん、掴んだだけで浄化しちゃったようだね。それだけシャーロットのホーリー・アーマーの浄化力が強かったってことだね」

「おや、まぁ」

「だろ?!俺は腕を掴んだだけだから」

 

「じゃ、浄化しきらなかったひとは改めて私が浄化をかけるとして、それ以外は私は女性を、ギルド長は男性を浄化していきますか?」

「そうだな、掴むだけで浄化出来る方が、一々“ホーリー”をかける手間を考えるといいもんな?」 

 

それから手分けして浄化して、階段前の広いフロアが雑魚寝状態になった。総勢20名。なんか達成感。

しかし、邪神の欠片に操られている団長のことだ、仲間を増やしているかも。

厨房に向かいながらふと、気が付く。


「ねぇ、庭師の方とか庭の方もやられちゃった人がいるかな?」

「「うっ!?」」

シマ社長とエヴァンスギルド長の顔が曇る。


ここは領主邸だから広い。広いのだ。即ち人も多いのだ、管理の為にね。

「「「ゴクリ」」」

3人顔を見合わせて唾を飲み込む。お互いに憂鬱な顔だ。だが、やるしか無い……。


私達は厨房の中に入っていく。大きなところだけあって、厨房も広い。人も多い。

そして、いました、虚無顔さん!えぇと、あれ、全員?!

 

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