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手乗りネコ耳少女観察日記3 2014年2月14日

はい! 思いついた時にはじめにやりたかったことをやり終えました!

次の更新はいつになるのやら……。

なにかイベントがあれば更新します。

(誤字脱字等、ありましたらご一報ください)

手乗りネコ耳少女観察日記3 2014年2月14日

 手乗りサイズのネコ耳少女と出会ってから一週間。

 出会いそのものが大きすぎる問題だが、それ以外には特に大きな問題も無く暮らしていた。

 前に雪遊びをした時、防寒具が必要そうになったので、この4日ほどで苦労して作った。

 何が一番大変だったか、あの小さな手に合う手袋だった。

 今の所は手作りで済んでいるが、季節が変われば服も変わる。

 それに合わせて全て作っていくというのはなかなか大変だ。

 そこで、ネットで探してみた所、アクセサリー等になる小さな服を作ってくれるという店を見つけた。

 オーダーメイドでサイズも変更できるという事だった。

店舗はかなり遠いのだが、通販もやっているらしいので、今度是非利用してみたいと思う。

 さて、今日は少女には留守番をしてもらい、少し外に出ている。

 家からは少し離れているのだが、品ぞろえの良いスーパーマーケットに来ている。

 食料品を買うためだ。

 本当は少女にも来てもらい、少女の様子を見ながら何が食べたいかを推測するのが一番良いのだが、さすがにここは人が多すぎる。

 とりあえず加糖タイプのヨーグルトと、フルーツを数種類購入した。

 一度フルーツを絞ってフレッシュジュースを作ってみようかと思う。

 あとは自分のものと、ほかに少女が食べられそうなものが無いか、店内を見回る。

 しかし、残念ながら少女が食べそうなものは見つからなかった。

 仕方なくレジへ。

 ふと、レジの前に積まれているチョコレートが目に入った。

 そう言えば今日はバレンタインデーだったか。

 少女が甘いものに興味を示していたのを思い出し、ミルクチョコレートを購入した。

 夏にはアイスクリームも良いかもしれない等と考えながら帰宅する。

 アパートに着き、自分の部屋のドアを開ける。

 外出前に施錠したはずだが、なぜか鍵が掛かっていなかった。

 いやな予感がした。

 もしかしたら少女が居なくなっているのではないか、と。

 急いでダイニングに買ってきたものを置き、部屋へ。

 幸い、少女はいつもの机の上にいた。

 ほっと息を吐く。

 少女はこちらを見ている。

 ただいまと声を掛けて見るがやはり返事は無い。

 上着を脱ぎながら少女に近づく。

 と、少女が何かを差し出してきた。

 小さな花だった。

 どうやら自分にプレゼントしてくれるらしい。

 そう言えば今日の朝の天気予報の後のニュースで、イギリスのバレンタイン特集をやっていた。

 つまりこれは英国風のバレンタイン、と言うことだろうか。

買い物に出かけているあいだに鍵を開け、外に花を取りに行っていたのだと、そう言う事だろう。

 素直にうれしかった。

 少女から花を受け取る。

 少女は少し不安そうな顔をしていた。

 こちらの反応をうかがっているのだろうか。

 ありがとうと声を掛け、頭を撫でて見た。

 少女はとてもうれしそうな顔をしている。

 出来る事なら、この花をずっと持っていたいのだが、やはり無理だろうか。

 と、ラミネートしてみてはどうだろうと思いついた。

 形が崩れないように丁寧に広げ、ラミネ―ターを通す。

 少女は興味津津といった様子でその工程を見ている。

 出来あがったものを少女に見せると、驚き半分うれしさ半分、と言ったような顔をしている。

 それを机の上に立て、飾る。

 こっちは日本風だが、少女にチョコレートをつつみをはがし、渡してみた。

 少女はとてもうれしそうにチョコを受け取ってくれた。

 小さく一口かじる。

 どうやら当たりだったようだ。

 少女はこちらを見て、口を開いた。

 まるで何かをしゃべるように。

 今までに少女が口を開いたのは、ご飯を食べる時とあくび、また、とても喜んでいるときだけだ。

 もしや何か話すのでは、と期待したが、どうやらそうではないらしい。

 何かを話そうとはするものの、うまく音が出ない、そんな感じだった。

 少女がいったい何を言おうとしているのか、必死で読み取ろうとする。

 もしかしたら、「ありがとう」と言いたいのかもしれない。

 が、少女が声を発することは無かった。

 変わりに満面の笑みを浮かべた。

 それだけで十分だった。

 少女の笑顔はとてもかわいらしいものだった。

 さて、こうしてバレンタインデーは終わったのだが、はたして、少女はホワイトデーというものを知っているのだろうか。




次の話は春の話ですかね。

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