手乗りネコ耳少女観察日記25 2015年8月15日
今回は8月編です。
皆さんはもう夏の思い出はできましたか?
きょうは8月15日、終戦の日であり、お盆であり、近所の花火大会であり、猛暑であり、スズナと初めて出会った日であった。
ネコは暑さは得意なはずだが、今年もネコ耳少女はそうではないらしい。
「暑いものは暑いのよ……」
スズナも暑さにやられ、あまり元気がなかった。
午後になり、一層気温が上がる。
そこで、ベランダにビニールプールを出すことにした。
ナズナは去年の水着があったのだが、せっかくなのでスズナの分と一緒に新しく買うことにした。
その荷物はすでに届いている。
「ねぇ……これは?」
…………スクール水着?
ちなみに、ナズナの新しい水着は、淡いピンク色で、フリフリの短めのスカートに胸元に小さなリボンをあしらったワンピースだ。
「なんでこの子はかわいい水着なのにわたしはコレなのよ!?」
…………かわいい水着が着たかったのだろうか?
「べ、別にそういうわけじゃないけど…………なんか、違和感が……」
…………それはそれでかわいいと思うけど……。
「むぅ~」
それっきり何も言わず、さっさと着替え終わっていたナズナに急かされてスズナも着替え、二人で水遊びを始めた。
今のうちに昨日から冷やしておいたスイカの用意をする。
が、どう切り分けたものか、と四苦八苦し、予想以上に時間を取られてしまった。
なんとか切り分け、プールの休憩がてらそれを食べる。
「これ、おいしいわね」
買ってきたスイカは甘く、当たりだったらしい。
ナズナとスズナは水着なので、汚れることも気にせずにスイカを食べていた。
今日はスズナと初めて出会ってからちょうど一年。
ナズナの時と同じように誕生日祝い、というわけではないのだが、ケーキも用意してある。
「……それ、明日にしてもらっていい?」
さすがのスズナでも、今日はこれ以上は食べられそうになかったらしい。
食べ終わると、二人は再びプールへと向かった。
扇風機の風に当たり、薄く雲のかかった夕焼けの空を眺める。
ナズナとスズナはすでにプールから上がり、七夕のときに作った浴衣に着替えている。
しばらく涼んでいると、日の光は完全に消え、夜になった。
不意に閃光が夜空に咲く。
花火が始まったらしい。
最初の一発にナズナは驚いたようだが、スズナにもたれかかるようにして、花火を鑑賞していた。
一際大きな花火が、まるで月に吸い込まれるようにして上がり、ちょうど月と重なった瞬間に開いた。
しだれ柳というやつだろう。
そのあと、花火が終わっても、しばらく空を眺めていた。
その間、ナズナはどこか儚げな表情をしており、スズナが話し出すことは無かった。
初めて予約投稿というものを使ってみたのですがうまく投稿できているのか少し不安です。




