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新・バビロン 第1巻|第十章:宙斯盾、砕ける|第3回

挿絵(公式画像):https://neobabylon.icareu.tw/assets/serialization/neo-babylon/book-one/chapter-10/part-03-xiang-yu-energy-arm.jpg

「斬!」


関羽の第二刀は、手が上がり刀が落ちる、その一連が稲妻のように速く、止めようがなかった。偃月刀は万鈞の力をまとい、上から下へ猛然と劈き、神龍の頭頂を精準無比に狙った。まるでその身を真二つに割るつもりだった。


空気は刀鋒の下で悲鳴を上げ、空間は絶対的な力の前に歪んだ。


関羽の第二刀が振り下ろされた瞬間、神龍は天を震わせるような咆哮を発した。壮碩な龍尾を後ろから前へ、下から上へ猛然と振り上げ、龍首の数メートル上で、関羽の雷霆の刀招を硬生生に受け止めた。


「轟隆!」


耳をつんざく巨響が再び爆発した。先ほどのどの衝撃よりも激烈だった。刀鋒と龍尾のエネルギー衝撃波が空中で衝突し、目を灼くほどの光を爆ぜさせた。


衝撃波は肉眼で見える速度で四方へ広がり、下方の海面を震わせて滔天の巨浪を巻き起こした。


神龍は即座に防いだが、関羽の一刀の力は想像を超えていた。神龍の巨大な身躯はその巨力に硬生生に押し下げられ、万トンの山が空から急墜するように、耳をつんざく音爆を発した。数百メートル下へ落ち、海面までわずか数十メートルの距離に近づいてようやく辛うじて姿勢を保った。身躯は激しく震え、七彩龍鱗の光は極めて暗くなり、局部では龍鱗が斑々と剥落していた。


中核にいるトビーには、それがはっきり分かった。神龍の中核エネルギーは激しく波動し、ひどく乱れている。超負荷運転によって崩壊寸前に近づいた赤い警訊だった。神龍はすでに限界へ迫っている。


しかし関羽は攻勢を止めなかった。彼は再び沈穏で断固たる一歩を踏み出し、神龍との距離をわずかに縮めた。その足取りの威圧に合わせて、周囲の空気は重い唸りを絶えず発している。全身のエネルギーは再度上昇し、手中の青龍偃月刀の切っ先はゆっくり前へ下がり、下方前方にいる神龍を精準に指した。


続いて関羽は、刀身を弓を引くように後ろへ限界まで引き絞り、蓄積を極致へ高めた。刀尖のエネルギー光はますます熾烈になり、ほとんど実体へ凝固した破滅の気配を放つ光球へ圧縮された。まもなく放たれる第三招を予告していた。


この蓄勢待発で致命的な連撃を前に、トビーは死の威脅を感じた。意識の奥から来る絶望だった。


その無力感はあまりに馴染みがあり、彼は一瞬で湾区城のあの夜を思い出した。父母の命が危ういのを目の前で見ながら、自分には何もできなかった悪夢のような瞬間。胸を裂くような無助感が、再び押し寄せてきた。


苦痛に沈む一方で、彼は地上の光景にも気づいていた。


霍去病が派遣した武装AI部隊はすでに村口へ迫っている。村民たちは恐慌に陥り、山麓の洞穴へ向かって逃げていた。そして四つの見慣れた影、芸潔、阿明、小胖、阿光が、動力装甲を着て、全力で侵入者を食い止めている。動きは堅決だが、多勢に無勢。局勢は極めて危急だった。


その思いは稲妻のようにトビーの意識を走った。父母、村民、友人。彼が大切に思うすべての人が、今、危険の中にいる。彼はもう、能力不足を言い訳にして、すべてを当然のこととして受け入れるわけにはいかなかった。


この堅決な守護の意志が、すぐに彼の意識の奥に潜んでいた新しい力を呼び覚ました。この瞬間、彼と神龍の同期率は急上昇した。それは単なるデータ伝送ではなく、さらに深い層の融合だった。二つの意識が、ついに完全に一体となったかのようだった。


神龍はトビーの意志を載せ、トビーもまた、神龍の魂となった。


同じ時、関羽の第三撃は蓄力を満たしていた。彼は青龍偃月刀の刀鋒を神龍の正胸へ向け、全身を張り詰めた弓弦のように構えた。刀身からは目を刺す光が爆発している。


「殺!」


彼は低く吼え、稲妻のように前へ突進した。刀尖は回転するドリルへ変わり、神龍の胸口をまっすぐ刺す。この技「一騎紅塵断」は、かつて単騎で千里を行き、五関を過ぎ六将を斬った決然を象徴する。極致の貫通力で相手の防御を穿ち、徹底的に攪碎することを目的としていた。


この千鈞一髪の瞬間、神龍の全身に異変が起きた。


もともと暗くなっていた七彩龍鱗が、再び璀璨たる光を放ち始める。重厚な力が体内から湧き上がった。その戦力は一瞬で暴増した。


神龍は巨大な頭をもたげ、両眼から眩い金光を爆発させた。トビーの意志に駆動され、龍口を開く。破滅的エネルギーを含んだ熾熱の火球が龍喉の奥から噴き出し、小型太陽のように関羽の刀尖へ正面からぶつかった。


「轟!」


火球が爆発し、巨大な火焔風暴を形成して、関羽の突刺を完全に呑み込んだ。関羽はその炎に含まれるエネルギーを感じ取り、やむなく急旋回して炎の中をすばやく回避した。再び姿を現した時、戦甲の表面にはわずかに融けた痕が残っていた。


関羽は震驚して神龍を見つめた。目の前の巨獣は、二度の重創を受けた後でなお、これほど恐ろしい力を爆発させたのだ。


「それは……まだ新しい能力を持っているのか?」


岳飛は思わず問いを漏らした。彼の模擬計算は完全に乱された。


この時、神龍体内のエネルギー場にはまだわずかな滞りがあった。だがトビーの心には、かつてない自信が燃え上がっていた。彼は知っていた。今の彼と神龍は、もはや単なる相棒ではない。真の戦闘共同体なのだ。


## 避難


地上では、村民たちが次々に洞穴へ入り避難していた。鄭公は皆を落ち着かせ、配置している。この山洞の内部空間は広く、複雑な通路と隠れられる空間があった。鄭公はそれを見て、胸に複雑な感覚が湧いた。まるでこの洞穴は、前人が村民たちのために、今日のような事態に備えて残しておいた避難所のようだった。


洞口の真正面では、四つの影が戦い続けていた。芸潔、阿明、小胖、阿光は流線型の動力装甲をまとい、洞口へ突撃してくる武装AIと激烈な戦闘を繰り広げている。


霍去病が派遣した武装AIは彼らを幾重にも包囲した。だが洞口の地形は狭く、守りやすく攻めにくい。一度に参戦できるAIは、多くても五、六体だけだった。


さらに動力装甲の強力な補助もあり、芸潔たち四人はどうにか洞口を守り続けていた。


混戦は異常に激しかった。エネルギー銃が飛来するたび、金属と金属がぶつかるたび、緊張した空気はいっそう重くなる。彼らは必死に抵抗していたが、体力もエネルギーも消耗し続けており、失守は時間の問題だった。


全員の心は焦躁と不安でいっぱいだった。この抵抗が長くは持たないことを、彼らは知っていた。


少し離れた空中では、霍去病が半空から冷たく見下ろしていた。まるで孤狼が柵の中の羊を冷たく観察しているかのようだった。彼のデータ中核は、芸潔たち四人の回避と攻撃の一つ一つ、そして武装AIの損耗の一つ一つを精確に計算している。彼は心の中で呟いた。


「彼らの命を傷つけてはならないのでなければ、一招で全員殲滅できるものを」


AI-07の命令は彼の手足を縛り、全力を出せなくしていた。配下の武装AIが次々と撃破されるのを見るしかない。それでも彼は、猫が鼠を弄ぶような楽しみを味わっていた。興味深い生態実験を観察しているようでもあった。


## 覇王、帰還


関羽と神龍の対峙が白熱し、神龍が新しい能力を爆発させ、地上戦も膠着状態に入ったその時、南方澳の海平面下から強烈なエネルギー波動が伝わり、三大天王と神龍を同時に震わせた。


「目覚めたか?」


岳飛の目に閃いた光を見るかぎり、それは彼がすでに予想していたことのようだった。同時に、海面で天を衝く水柱が炸裂し、巨大な影が海底の深部からゆっくり浮上した。先ほど神龍の一撃で重創を受け、断腕のまま海底へ沈んだ覇王、項羽だった。


今の彼は、先ほどとはまるで別人だった。左腕の部分はなお空いている。だが全身には熾烈な紫色の闘気が燃え上がり、実体ある炎のように周身で烈しく燃焼していた。電子眼にはもはや狂喜だけでなく、狂怒も混じっている。最強の王者を自負する尊厳が挑戦されたのだ。彼は軽視を捨て、神龍を全力で戦うに足る相手として認めた。


「面白い。実に面白い!」


項羽の声は低く、圧迫感に満ちていた。海面上空に響き、周囲の空気まで震えているようだった。


众目睽睽の中、項羽の断裂した左腕の位置へ、紫色の闘気が狂ったように集まり、圧縮され始めた。そのエネルギー強度は、関羽の青龍偃月刀のエネルギー具現化に近い概念だった。AI紀元においても、十分に強大な自体エネルギーを持つ極少数の特規戦闘型AIだけが施展できるものだった。


極限のエネルギー圧縮の下、純粋な紫色闘気によって凝集された実体の腕が、断裂した肩口で織り上げられ、再構築され、ゆっくり姿を現した。その表面には流動するエネルギー符文が満ち、危険な気配を放っている。


そのエネルギーの腕は、元のナノカーボン嵌合金の腕よりさらに巨大で、さらに獰猛だった。まるで破壊のためだけに生まれたかのようだった。


トビーは神龍の中核で、この新生の腕に凝集された恐るべきエネルギーをはっきり感知した。これは単純な修復ではない。より高層次の形態アップグレードだった。


彼は項羽の目に、もはや軽蔑ではなく、集中と狂暴な戦意が宿っているのを見た。目の前のこの相手の真の実力は、まさにこれから示されようとしている。そして現在の自分は、なお「それに匹敵する」には至っていないと知った。


項羽は新生したエネルギーの腕をゆっくり上げ、空中で関羽と対峙する神龍を指した。語気には絶対的な覇気が満ちている。


「お前の相手は……俺だ!」


言い終えるや、彼はエネルギーの腕を猛然と頭上高く掲げた。綿延と続くエネルギー波動が噴き上がる。波動頻度が上昇し続けるにつれ、その力は急速に狂暴化していった。周囲の光線は、無情に穴のない闇へ呑み込まれるかのようで、下方の海面さえ巨大な陥没を押し出された。膨大な紫色エネルギーが彼の腕の上に急速に凝集し、ついには肉眼で見える、天地を滅ぼすに足るエネルギー球体を形成した。


これこそ、目の前の強敵のために彼が準備した、覇王の第四殺招、「四面楚歌」だった。


この技の特徴は、磅礴たる殺意が四方八方から敵を包囲するかのように、密不透風のエネルギー絞肉機を形成し、敵を丸ごと削り、引き裂き、粉砕し、形も神もともに裂くことにある。


戦局の中核にいるトビーは、この恐るべき力を深く感じ取った。関羽との激烈な対決から十分に息を整える間もないまま、次の瞬間には項羽の極致の殺意をまとった攻勢に向き合わなければならない。危機と戦慄が彼を包んだ。


だが彼の心には、突然、一種の雀躍感が燃え上がった。あるいは「腕が鳴る、試してみたい」と言うべき感覚だった。


彼は独り言のように呟いた。


「そうだね。本当に、面白くなってきた」


まるで項羽のあの言葉に応えるかのようだった。

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