18「ミナにも?」②
予約更新をミスってしまい、日曜日に投稿できなかったことに気づきましたので、本日の更新とさせていただきます!
「――あれ? レダくんとルナちゃんはそういう反応でいいんですか?」
「えっと、どうなんでしょうか?」
ルナの背後から困った顔をしたウィルソンとエンジーが現れた。
ふたりの影に隠れていたが、ディアンヌも一緒だ。
「ミナが何かすると、少々褒めすぎなのがレダ様とルナちゃんですよ。いえ、私も娘が誇らしくてたまりませんが!」
「ディアンヌあなたもですか。……ミナちゃんが錫杖に選ばれたのでれば、素晴らしいことではあると思いますが、実際はどうなのでしょうか?」
ウィルソンの疑問に対して、「確かに」とレダたちが考える。
もしかしたら、錫杖がただミナに抱きしめて欲しくて飛んできただけの可能性もあるのだ。
「じゃあ、ミナ。錫杖が飛んできた時の話をもう少し話してくれるかな?」
「うん!」
ミナが元気よく返事をしてくれた。
「えっとね、ルナお姉ちゃんと魔剣さんの戦いが終わって、みんなで片付けを手伝っていたの。そうしたら、なんだか見られている感じがしてね。首のうしろに視線がある感じかな? だから振り返って、誰が見ているのかと思って探していたら、この子が飛んできたの」
「……なるほど」
どうやらルナが手にした魔剣のように錫杖にも意思があるように思えた。
もし、錫杖がミナによからぬことを考えているのであれば容赦無くへし折ろうとレダは決めた。
ミナの説明を聞く限り、ちゃんと選んで飛びついたように聞こえるのだ。
「魔力的な力を感じます。ルナちゃんが降した魔剣ほどではありませんが、相当の力を持っている杖であると思われますね」
錫杖をしばし眺めていたウィルソンの感想を聞き、レダたちは唸る。
ルナに続き、ミナまで選ばれることになるとは思わなかった。
「……ところで、マーゴットさん。ずっと静かですが、この錫杖に関して何か情報はありませんか?」
「はい、実は……・」
この場にあったのであれば、マーゴットの商店のものだろう。ならば、錫杖に関して把握しているはずだと期待して尋ねる。
「……わかりません」
「え?」
「このような錫杖があったでしょうか? 記憶にないのです」
予想していなかった答えが返ってきたので、レダは即座に判断した。
「ミナ、その錫杖をこちらに渡しなさい」
「嫌っ!」
「大丈夫、ちゃんとへし折るから、こっちにちょうだい」
「だめっ!」
「怪しいから。その錫杖なんか怪しいから! お願い、今ならお父さんパワーで三分割できるから! 娘を思うパワーでへし折るから!」




