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おっさん底辺治癒士と愛娘の辺境ライフ 〜中年男が回復スキルに覚醒して、英雄へ成り上がる〜  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
六章

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102「お披露目」②





「次はあたしよ!」


 ミナに続いて登場したのは、ルナだった。

 ベージュの太いパンツに、黒いシャツというシンプルないでたちだ。

 シャツをパンツの中に入れて、ベルトを見せていることでもともと足の長いルナの足がより長く見える。

 足元はおしゃれなサンダルで涼しげだ。

 髪も普段とは違い、アップでまとめているのでショートカットにも見える。


「――新鮮だね。可愛いというか、かっこいいというか、ルナにとてもよく似合うよ」

「でしょ!」


 満面の笑みのルナは普段、動きやすい格好を好んでいる。

 それは彼女が戦う者だからだ。

 しかし、その戦いも減り、ワンピースやスカートにブラウスなどの簡素な洋服を着始めていたのだが、最近では色とりどりの柄物を身につけたりとしている。

 聞いてみたが、自分に合う色や服がわからないようなので試行錯誤中だという。


「スカートも好きなんだけどねぇ。こう、蹴った時に下着がパパ以外に見えちゃうのはちょっとどうかなって」

「蹴ることを想定して服を選ぶのはちょっとどうかなって」


 ルナらしくはある。


「最近では、女性もスラックス等を履くのが流行っています。似合う似合わないはどうしてもあるのですが、スカートやドレスが苦手という方々からとてもご好評です。ルナ様は可愛らしいのでスカートもよくお似合いなのですが、せっかく素敵なお足をしているので露出せず足を主張させていただきました」

「かなりお気に入りでーす」

「とっても素敵だよ。俺に語彙力がなくてごめん。でも、そのなんて言うか、惚れ惚れするよ」


 少し照れながら、ルナの新しい一面を見れたことへの感情を素直に告げると、ルナはにんまりと嬉しそうな顔をした。


「ありがとっ。んふふふ、じゃあこれは買いね!」

「ありがとうございます」


 即買いを決めたルナに、女主人フランセスも満面の笑みだ。

 今回は、レダの妻であるルナの服のお披露目だったので、エンジーとルルウッドは拍手をして「似合っています」とは言ったがそれ以上のことは言わなかった。

 あまり既婚者を褒めちぎるのはよくない。

 ルナに至ってありえないのだが、ときどき誤解をして揉めることがあることがある。男女関係なく、だ。


「じゃあ、次はヒルデよ」

「――うむ。私の番だ!」


 そう言って現れたのは、ヒルデだった。

 緑色のスカートに白いカーディガンを羽織った普段のエルフの民族衣装とは全く違う姿だった。

 普段は裸足でサンダルを履いている彼女が、膝下までのブーツを履いていると違和感があるが、それ以上によく似合っていた。

 とても新鮮だった。


「ど、どうだ? 似合っているか?」


 もじもじとする仕草は可愛いすぎた。

 エンジーとルルウッド、男性店員が大きな拍手をする。


「うおっ、なんだ急に!?」

「ヒルデ――とても似合ってるよ。というか、新鮮! とても新鮮! でも、ちょっとスカートの丈が短すぎておじさん心配になっちゃう!」

「れ、レダ?」


 普段とは違うルナだけではなくヒルデまでも目にしてしまったレダは、テンションが高くなってしまいちょっといつもと違う言動になってしまった。






 ミナちゃんはすでに知っているので、頑張って拍手していました!


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挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

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