表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん底辺治癒士と愛娘の辺境ライフ 〜中年男が回復スキルに覚醒して、英雄へ成り上がる〜  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
六章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

660/665

100「意外な集まり」




 レダは覚えていなかったが、店員の男性はレダの顔をしっかりと覚えていたようで、大いに感謝されてしまった。

 聞けば、男性はレダの治癒を腕に受けたおかげで、全く関係のない足の古傷もすっかり癒えたようだ。そのおかげで身体を動かして働けるようになり、その勤勉さを買われてこの店の女主人と出会い雇われたらしい。

 彼が庇った妹も少し前に良い縁談があって結婚したとのこと。


「――ディクソン様には本当に感謝しています。あなたのことを探したのですが、あなたに救われた人を見つけることはあっても、ついぞあなたを見つけることができず諦めかけていたのですが、このようなご縁があるとは思いませんでした。本当に、その節はどうもありがとうございました」

「覚えていないこと、大変申し訳ありません。ですが、俺のしたことで、少しでも幸せになってくれたのであれば……これほど嬉しいことはありません」


 しかし、なぜ探してもらったのに自分を見つけることができなかったのかと首を傾げた。

 レダの行動範囲は決まっている。

 王都は広いが、端から端まで行動する人間はいるかもしれないがあまりいないだろう。


「実を言うと、レダ様がお救いになった方の中に貴族の方もいらっしゃいまして」

「そうなんですか?」

「ええ。傷ついていたところをふらりと現れ、癒し、名乗りもせず消えていく。一部では、さすらいの治癒士と呼ばれております」

「以前もこんな感じの話を聞いた気が」

「レダ先生、貴族の方も治していたんですね」

「シュシュリーたちも貴族だから、ない、とは言い切れないのですが、さすがレダ先生ですね」


 そもそも貴族でも治癒士に払わなければならない金額が高く困ることが多い。

 怪我がひどければひどいほど高額だ。

 例えば、貴族の令嬢が怪我をして傷を跡形もなく消したいというのであれば、できる治癒士がいるかどうかは別として、高額になる。それでも娘のために、と無理をして支払う親もいる。

 それが、今までの治癒士と患者の関係だった。

 現在は、アマンダが回復ギルドに改革を起こし、ギルド長になったことで支払う金額は大きく下がり、治癒士は人に寄り添おうと懸命だ。ただ、それに不満を抱くだく治癒士も多いらしい。

 最低限の情報は伝わってくるが、あまりティーダ・アムルス・ローデンヴァルト辺境伯は「不愉快」な情報をレダの耳に入れたくないと思っているようだ。

 それは王都に来てから、教会と王宮でも同じく感じている。

 レダは、そこまで気を遣ってもらう必要はないと思っているが、ミナたちによくない話を聞かせなくていいので感謝もしていた。


「それでですね、とある貴族様が中心となり、レダ様に救われた人たちの会を立ち上げまして」

「――はい?」

「なんとその会員数三百名!」

「……いやいやいやいやいやいや」

「あ、もちろん、ディクソン様に助けていただいた方の家族を込みです」


 嬉しそうにそんなことを言ってくる男性に、レダはどうしてそうなるのかわからず頬を引き攣らせた。






 次回、ようやくお洋服のお披露目です!


 ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」最新2巻が発売いたしました!!

 またコミック2巻発売に伴い、コミックグロウル様にて1話〜6話まで無料でお読みいただけます!


 双葉社モンスターコミックス様より「おっさん底辺治癒士と愛娘の辺境ライフ~中年男が回復スキルに覚醒して、英雄へ成り上がる~」の最新16巻が発売となりました!

 1巻〜15巻も何卒よろしくお願いいたします!


 :本日、コミカライズ最新話が更新されております!


 ぜひ応援していただけますと嬉しいです!

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
どんなファンクラブ……場合によっては秘密結社(´・ω・`)?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ