日記
13 日記
「つなぎかた、あってる?」
「あってるんじゃない?」
二人はフールーけいさつの、情報管理室に居た。
持ち帰ったパソコン本体を、警察にあるディスプレイにつなぐ。電源はどこにあるのだろう。
「たしか、りんごのマークに似てたよね」
「あ、あった!」
ポチ っとな ウィ〜ン
「やった!動いた!」
早速フロッピーディスクを挿入してみる。
おっと、その前に……
「ぱ……パスワード入れないといけないよ!」
「え⁈パスワードなんか知らんって!」
「どうしよう……」
「思いつくもの片っ端からいれていこう!」
『rkenkyuujyo』
ピコーン
あっさりひらいた。
「これ、パスワードの意味無いよね……」
「すぐ開いたね」
早速フロッピーディスクを挿入。
「あ、出てきたよ」
データは日記形式になっていた。
『1981年4月30日
ラール家に三つ子が産まれた。おめでとう。
ささやかだか贈り物を届けにいった。喜んでもらえてたら嬉しいのだが。
ソルドがこの星に来て、もうすぐ1年経つ。
ロールとカールと共に、これからもソルドについて調べていくとしよう。
1981年5月3日
何がいけなかったのか、ロールがソルドに連れ去られた。小さな子供達が心配だ。はたして、カール一人で三つ子を育てられるのか。私もちょくちょく様子を見に行くことにする。
1981年5月5日
ソルドは友好目的でここに来たのではないだろう。そんな気がしてきた。この前見つけたにんぽうといい、ソルドが消した記憶には何か意味があるような気がしてならない。
1981年5月7日
ロールが殺された。どうやらにんぽうを発見したことを知られていたようだ。このまま研究を進めるのは危ない。カールに忠告をしたが、彼女は研究を続けるだろう。
どうにかして彼女を止められないものか。
1981年5月9日
カールが他の記憶を突き止めた。それによると、1年前まではにんぽうとは別に魔法が存在していたようだ。
生き残っている魔法使いが居ないかどうか、後々調べたいとカールは言っていた。
1981年5月15日
ここ数日、 日記を更新できなかった。
というのも、空飛ぶ簡単家を完成させたかったからだ。これは世紀の大発明と言えるだろう。自分で言うのも何だが、よく出来たと思う。
1981年5月1| 』
ディスクの中身は途中で終わっていた。
「なんか、書いてる途中だったみたいだね。 」
「カーソルつきっぱだしね」
チェリーはフロッピーディスクを取り出した。これ、どこに置いておこうかな。
フーが質問する。
「じゃあさ、これ、誰が保存したんだろ」
「んー、カールって人じゃない?」
「なるほどー」
「で、これからどうすんの?」
「え?ぼくにきかないでよー!」
あんた署長ちゃうん?やることぐらい決めれないと何にもまとめれないよ!
チェリーは心の声を出してしまわないように、必死で耐えていた。
「ともかく、もっと情報を集めないと!」
「うん。ねえ、ぼくちょっと眠くなってきちゃったから、寝ていい?」
なんだとぉ!眠くなってきちゃった⁈
遅起きやったやん!
「あかんよ!起きといて」
「ええー」
「ほら、まなみちゃんたちから連絡あるかもしれないし」
「じゃあ、テレビ見ていい?」
「ニュースなら」
ぽちっ
チェリーがそう言わなくても、今テレビはニュースしかやっていなかった。
これからどうなるのだろう。友好条約が無効となった今、下手なことをして殺されたらたまったものではない。
ニュースでも見ながら、いい報告が入るのを待っていよう。
チェリーはソファーに座り、大きなあくびをした。……そのまま深い眠りについた。
ちょっとちょっと!寝たらだめって言ってたのは誰⁈……よし、ぼくも寝よう!




