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「だから、ね、えー、つまり、それで」
なんか接続詞が多いなあとちょっと苦笑してしまう蓮華
「いずれ、遠くない未来、バケモノと対峙する事になるかもしれない」
ようやく重要な話に入った北村湊斗
その言葉で蓮華も気持ちを引き締める
「“ここ”にいる人達の中で、バケモノに対応出来るのは、俺と蓮華さんの二人だけ」
“ここ”に来たその日に、バケモノの塊を斬れたのは湊斗と蓮華だけだったのを思い出す
なぜ二人だけなのか?
なぜ同じ刃物を使っても他の人には斬れないのか?
理由はわからないけれど、二人しか斬る事が出来なかったというのは事実だ
「俺と君には何らかの“力”がある、のだと思う。ただ“力”があるせいで、バケモノに対峙、はっきり言えば闘わざるを得ない事になる、ね」
蓮華は真剣な顔で頷く
「しかも、ごめん、俺の“力”は君には及ばない。蓮華さん、君に、その、闘わせる形になってしまう」




