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北村湊斗は蓮華に話をする事にした
佐藤ルイも一緒に立ち会うつもりであったが、最初に話をしておきたいと、まずは湊斗一人で話をすることになった
「え、っと、まずはどこから話すべきか、うーん」
蓮華を前にしても悩んでいる湊斗
うっかり笑ってしまった
「湊斗さん、大丈夫ですよ。バケモノの件、ですよね?」
湊斗が木本慎次郎とこの数日、バイクで一緒に行って外の様子を見てきているのはわかっていたし、他に重要な話も思いつかなかった
「あ、そうだよね、それしかないもんね」
ちょっと笑顔になった湊斗
「うん、それでね、ルイさんには報告済なんだけれど、慎次郎君の言う通り、やっぱりバケモノの数が増えているみたいなんだ」
「そうなんですね」
「そう、えっと、その、バケモノが増えたって事は、ね、その、俺達が接触するかもしれない可能性が増えたってこと、なんだよね」
少し回りくどいなーと思いつつ、蓮華は神妙な面持ちで湊斗の話に耳を傾ける




