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11話

「俺のーーが無い!」


「私だってーーー」


私だってーーが欲しいのに!



「貴方はっ!!


いつも自由じゃない!!!」




ーーーーーーー!!!



目を覚ますと部屋は暗く

まだ夜中だった


嫌な夢…


もう一度、寝直す事も難しい

本でも読もうか


こう、幸せな物語がいい

愛が詰まって


私には不相応な

だけど憧れる愛し愛されるストーリー





朝晩が冷え込む季節になり

一週間後には王太子殿下のお誕生日に夜会が開かれる


普段はどうであれ

王太子殿下のお誕生日パーティーならば

出席しない訳にはいかない


ギャレット殿下との婚約は有耶無耶のまま

数ヶ月過ぎてしまった


殿下の説得は虚しくも

未だ平行線らしく私は領地へ戻れない

お父様からも待つ様に…と手紙が来ていた


殿下と最後に会ったのはニヶ月程前

その後は王宮から連絡無しの放置状態



ギャレット殿下も居るのかな?

去年はどうだったかな?



夜会か…


ーーー何か嫌な予感がするけれど


私はこういう勘だけは鋭い

いや!気のせい!気のせいよ!


エスコートの打診も無いし杞憂かも!


きっと、そうよね!



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