白情黒炎
「じゃあ行って来る」
森の中の拠点ちょい外で・・・・
バイクに跨り・・・・
後ろにはヒイラギがマント姿で・・・・
手を上げ・・・・
「「「いってらっしゃい」」」
走り出す・・・・
「ヒイラギ」
「何です」
木々の中を走るバイク・・・・
「何処に突っ込む」
「ナル長にお任せします」
「好きにさせてもらう」
俺は止まり・・・・
「探れ」
袖から虫を飛ばす・・・・
「蠅好きですね」
「気持ち悪い」
ヒイラギは顔を歪に歪ませせせら笑う・・・・
「・・・・・・・」
「あら気分害しました」
ヒイラギは美しい顔で微笑み・・・
「滅茶苦茶にしてくださいますか」
「・・・・・・・・」
俺は無言で走り出す・・・・
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
ヒイラギも無言・・・・・
ただそのぬくもりと匂いが心地いい・・・・
ヒイラギも心地いいと・・・
町・・・・・
国内でありながら・・・・・
管理破棄された土地に人が集まり・・・
作られた町・・・・
正式名称は勿論存在せず・・・・
アガズレそう呼ばれる町・・・
壁は無く・・・・
土で出来た白く塗られた町・・・・・
術者が作り上げた・・・・
寄る辺の無い人々の為の町・・・・
幾度となく国と・・・・
フェラリラー国と戦火を交えた町・・・・
勝利し続け・・・・・・
前魔王に早々に降った町・・・・
蠅は伝える・・・
其処はアガズレが笑顔溢れ素晴らしき場所だと・・・・
蠅を通して・・・・
俺は其れを・・・・
白い鬼巫女紅の瞳が射抜く・・・・
ブツンと途切れ・・・・
「好きでいいんだな」
俺は走りながら面を着ける・・・・
白情黒炎を・・・・
「ええ」
「黒い情欲の面よくお似合いで」
ヒイラギは喜びを声色に・・・・
目標は白い鬼巫女・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




