#04 幼さと執事
日にちが空いて、六話目の投稿です。
予定より早く、仕上げられました!
先日、50PV記念&感謝して別ページにて、小話を上げましたので、「知らなかったよ!」という方は是非、見てください!
ゆっくり、見ていってくださいね!
「うぅ。えーん。ひっぐっ…ひっぐっ。うわぁーん」
そう泣きじゃくる幼女を目の前にこの国一と名高い紳士は彼の執事に言った。
「君は…確か子供と接するのが得意だったよね」
そうにこやかに言う紳士はリルクにとって、酷く恐ろしいものであった。
(っ……この人、僕が子供嫌いな事を知っいて言っているな……)
まだ、笑顔ではいるものの、いつもの冷静さを欠いた頭でリルクはそう思う。
リルクにジョアは追い討ちをかけるように言う。
「君の容姿は凄くいいから。きっと、この子も落ち着いてくれるさ」
(つまり、僕の幼い風貌の事を言っているのでしょう)
その事はリルクにとってコンプレックスであった。
この容姿のせいで大変な目に遭ってきたからだ。
年齢を間違えられるまではまだ良い。しかし、女装をされられるのは………。
当時を思い出し、ぶるぶると俯いて震えているリルクをジョアはにこにこと微笑んで見ていた。
まるで面白がるように─
そんな二人の後ろから、ある人物が近づいてくる。
「ごきげんよう」
気配もなく現れた彼女─マリーにリルクは驚き、飛び跳ねた。
「うわっ!!」
「ごきげんよう。メイド殿」
リルクとは対照的にジョアは落ち着いた様子で挨拶をしていた。
「マリー殿でしたか。驚いてしまって申し訳ないです」
リルクはそう言いつつもある事を思い付く。
(マリー殿に押し付ければ良いんだぁ!!)
「マリー殿。この御嬢さんのことはご存知でしょうか?」
リルクが教会の前に座り込んで泣く女児を指して言うと、その存在に気付いた途端にマリーは即座に駆け寄り、女児を慰めた。
「大丈夫ですよ。ほら落ち着いて……お姉さんがいますからね」
(あの人、あんなに人に優しく出来たんだ……!)
正直、子どものことは興味無いのだろうと思っていたが、あんなに優しくしているのは─子どもに関係なくリルクも初めて見た。
もういい歳である少年二人が棒立ちで泣きじゃくる幼女を観ているのはどうかと思うが、仕方がない。リルクは子どもが苦手で、ジョアはリルクを面白がる立場にいるのだから。
マリーが来て、幾分か安心したのであろう幼女は泣き止んだ。
その小さな背中をマリーがよしよしと優しく撫でていると、ガチャっとその後ろの扉が開いた。
「貴方達、そこで何をしているの?」
扉の先にはテアミナがいた。どうやら、教会の神父と話をしていたらしい。
幼女の隣で座っていたマリーはすぐさま立ち、言った。
「この御嬢さんが泣いていたので、慰め参っていたところです。」
それを聞いたテアミナは額に手を置き、やれやれという風に言った。
「貴女ったら……。相変わらず、女児が好きなのね」
最後の方は声が小さかったため、ジョアとリルクには聞き取れなかった。
しかし、女児に関わる何かしらがマリーにあることは分かった。
テアミナは今度、ジョアに向かい合って言った。
「ごきげんよう。ジョア。…今日はどんな言い訳をしてきたのかしら?」
そう言って、口角を上げたテアミナにジョアもまた、微笑みを絶やさず言う。
「ごきげんよう。テアミナ。言い訳?…君と逢瀬をするとは言っておいたよ」
二人はそう言って、くすくすと笑うとこう言った。
「便利なものね。この設定は」
「そうだね。下手に隠すよりずっと良い」
二人の関係は婚約者でも恋人でも想い人でも無い。ただの同じ志を持った人である。
メイドと執事は思う。
(この二人が恋愛関係になることが、億が一にでもあるならば、それは……、きっと、この世の終わりだ)
そのくらい、この国一の淑女と紳士は・・に怠惰でものぐさだったのである。
私の身近にも、幼女を愛する趣味を持っている人がいまして……。凄く良い趣味を持っていると思います。
しかしながら、その気持ちはあまり、理解し難いのです。きっと、某メイドと同じような感じなのでしょう…。
さて、次回の投稿ですが7/18(明日)になります。
この三連休は連続投稿したいと思っています。
休日出勤や登校、あるいは大会や試験がある方もいらっしゃると思います。頑張ってください!
時間があったら、見に来てくださいね!




