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第5話 能力

日記2日目


「うぅーむ…」

「どうすればいいものか…」


ケモミミに挟まれて寝た次の日、


朝起きると両端にケモミミはおらず、

家の外でなにやら考え事を2人でしているようだった。


私は寝起きながらも体をしっかり起こし、

2人に尋ねた。


「なにしてるの?2人とも。」

「それがな…」

「?」


キュラの視線がニルの手元にいく。


私もそれに釣られニルの手元を見ると…


そこには紫色の本があった。

金色の線で柄が書かれていたその本は、

明らかにそこらへんに落ちててはいけないような

感じがした。しかし…


「これ…主人が起きるより早く起きて、

ストレッチしてた時に上から降ってきたんだよ…」

「え?そうだったの?でもそれじゃあ木から

落ちたってことになるよね。」


私たちがいる家の周りは、大きな木の影に

なっていて、かなり過ごしやすい。

しかし、上から本が降ってくるとなると、

この木の頂上に何かあることになる。


「気になるけど…ってそうじゃなくて、

この本読めないけどどうするの?主人読める?」


するとニルは持っていた本をパラパラとめくり、

ページを私に見せてきた。


読めない本ってどんなのなんだと思っていたら…


…読める。全部普通に読める。


「読めるよ?この本。」

「え?!」「嘘だろ?」

「えっと…この世界には生物それぞれにのうりょく?がある。」

「能力?どうゆうこと?」

「能力は瞳の色で見分けられ、それぞれ、

火、水、風、草、岩、氷、雷、光、闇などに

分けられる。」

「…瞳の色…」

「目の色ってこと?」

「…主人…思ったんだが、主人読めるけど理解できてない系…?」

「うん。あんまりわかんない。」

「なら何で読めるんだよ…」

「それより…」


能力…生物それぞれにあって、瞳の色で

見分けられる。


私の色は緑、ニルはオレンジ、キュラは銀色だ。


緑は草を連想させるから草の能力で間違い無いだろう。オレンジは太陽とか火、どちらも火に関係があるから、おそらく火の能力だろう。

そして…


「銀色って…なに?」


ニルが今ツッコんだが、

銀色から連想させられる能力…なにがある?


「あーもうなんで銀色とかいう微妙な色なんだよ!!!」


キュラが怒りで地面を思いっきり蹴ったその時…


ゴゴゴゴゴ


ものすごい轟音と共に大きな揺れがあった。

しかしすぐ治まって、静寂が訪れた。


…いやどうゆうこと?!


「まさかとは思うけど…キュラって目の色と

今のやつからして…



物理の能力…?」

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