第2話 ニル
「私はニルだよ!」
その時、私の頭は人智を超えたスピードで回転し、
最終的にはこの結論に辿り着いた。
…この子、犬…
そう。たったそれだけ。
けれど、5歳にしては理解力がある。
だって、犬につけた名前を勝手に取ってつかってる
銀髪の…ケモミミ?なんかを目の前にして、
理解できる方がすごいと思う。
「ニルちゃん?犬じゃない。」
「まあ色々あってね…そうそう!お腹空いてるでしょ?お肉焼いてあげるよ!ついてきて!」
するとニルはどこかへと向かった。
2分ぐらい歩いたころ。少し視界が開けてきた。
森から出られるの?と思ったが、少し違った。
そこは森の中にできた少し広い草原だった。
「すごい!こんなに広いとこ初めて見た!」
「でしょ?君が寝ちゃってる間に見つけてあげたんだから。」
「川もあるー!」
すると、ニルは川沿いに走っていき、
座ってなにかをし始めた。
「なにしてるの?」
「ちょっと見ててね…っは!」
お肉を少し大きめの石の上に乗せ、
両手をそのお肉にかざした時、
ニルの手のひらから炎が舞い、一瞬で肉が焼けたのだ。
「すごい!!どうやったの?」
「うーん…なんか手のひらにぐぅぅーっと力を
入れて…ばぁーん!って感じにする…
正直わかんないや。」
「やってみる!んー…っぱ!」
案の定、ニルと同じようにしたけどできなかった。
「うーんできないや。」
「まあ最初はそんなもんだと思うよ。
よし、じゃあ次はお家を建てようかな。」
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今思えば、なんでそんな簡単に
「お家を建てようかな」
って言えたのだろうか…まさか…今も知り得ない
怪力が…!?
日記を書いてる私の後ろから殺気を感じました。
やっぱやめておきます。
といいながら書くんだけどね。
ちなみに、今この日記を書いているのは
14歳の私だよ。
大人になると記憶が曖昧になりやすくなるって
言われたから、この日記を書いているよ。
急だけど今書いといた方が今後わかりやすいからね。
じゃあまた内容に戻るよー。




