11話「ベタな初討伐」
2日ですかね。仕事の関係で開けてしまいました。
もうしわけありません。
また出来る限り連続投稿めざしてがんばります!
あらすじ、
進級クエストをソフィに勧められた碧大
初討伐をこなし進級なるか?
ギルドに必要な書類を提出すると、少し待機
するように指示された。
「それにしても、判定員てやつに
お願いしたりで、
翌日とかになるんじゃないのか?」
「そうか、知らなかったのか
まぁ言ってないしな。
今回のように紹介で進級試験を行う場合
ランクに関係なく
その紹介した人物が判定員となる。
まぁ今回は私だな。
紹介など出来るのはAランクやSランク、
SSランクの冒険者だけだから、
危険などはない。」
碧大の疑問にソフィがフフッと笑いながら
答える。
恐らく後で驚かせようと、わざと
教えなかったのだろう。
「でも……それってさ、
ズルとかあるんじゃないのか?
紹介するほど仲がいい訳だし。」
「いや、その逆だ。
お前は自分が紹介した仲のいい
友人や身内が、
お前の甘くした判定によって、
不相応なランクのクエスト中に
死んでもいいのか?
勿論、紹介を金で買うことは
禁止されているし、
それを防止するために紹介状には
詐称防止魔法がかけられ
その者との間柄を、
明確に記すことになっている。
今待たされているのは
それの確認だろう。」
なるほど。本当によく出来たギルドの
システムだ。
実はこのギルドで斡旋された仕事の死亡率は
わずか数パーセントらしい。
事故などで僅かにある程度なのだ。
掲示板にも魔法がかけられていて、不相応
な人物は、そもそも依頼書を剥がせない
らしいのだ。
とは言ってもそれは、この町が比較的安全
というだけで、迷宮などがある町や、
魔大陸に近い町などは、同じシステムを
用いていても、かなり高い死亡率を
記録していることから、冒険者が安全な職業
では無いことに、変わりはないようだ。
しばらくすると、受付嬢に名前を呼ばれ、
碧大達は、それに応じた。
「環 碧大様とソフィア様ですね。
確認と記録が終わりましたので、
今から進級クエストを開始します。
お気をつけて。」
受付嬢が淡々と言うと、ソフィに一枚の
用紙を渡した。
「ソフィア様、そちらの用紙に
判定項目がありますが、
私情を挟まず、あくまで公平な判断を
お願い致します。」
「あぁ、了解した。
では行ってくる。」
「はい。
行ってらっしゃいませ。」
―――
ソフィと二人で町の外に出ると、ソフィが
歩幅を狭め速度を落とす。
「どうした?」
それに気付いた碧大が、ソフィに尋ねる。
「ここからは、ターゲットを探すのも
危機管理をするのも、全てお前自身の
仕事だ。
私は口を挟まないから、
好きにやるといい。」
「あー……了解した。」
ソフィの言葉に碧大が何か納得したように
応える。
ソフィに手伝われては試験の意味が
ないので、碧大はその言葉通り周囲を警戒
しながら森へと進む。
しばらく歩いていると、森の入り口に
差し掛かったので、碧大は一度振り返り
ソフィの存在を確認する。
「どうした?」
「いや、ちゃんといるかなってさ。」
「判定員をしているのだ。
居なくなることはない。
それとも私を頼ったのか?」
それはルール違反なので、碧大は首を横に
振りながら答えた。
「いや、危機管理ってさ、
同行者のことを含めたものだろ?
ソフィは大丈夫かなってね」
「フン、100年早い。」
それは、"私のことを案ずるのは"という
意味だろう。
ソフィは鼻を鳴らしながら答える。
もちろん碧大もそんなことは
わかっていたのだが、試験なので項目に
あってはまずいと確認したのだ。
しかしソフィはそんな碧大の心情など
知らず、自分の身を案じてくれたことに
多少喜びを感じていたようで、
頬に赤みが差している。
「まぁいいや
んじゃよろしく頼むわ。」
碧大はそういうと、木刀を構え森へと
入って行く。
森の中は昼間にも関わらず、薄暗く
そしてジメジメしていた。
木々から伸びた枝葉が視界や行く道を
遮り進行の妨げになっている。
何度か入ってはいるのだが、落ち着いて
入るのはこれが初めてで、こんなところを
走っていたのかと、ゾッとする。
ゴブリンや今回のターゲットである
トロール。その他の魔物だけではなく、
方向を見失えば帰ることもままならないのだ。
森が一つの魔物と言っても、
過言ではないだろう。
「あっちかな?」
かろうじて見える太陽で方角を確認しつつ
奥へと進む。
すると近くの茂みから、ガサガサと音が
聞こえた。
「なんだ?」
碧大は、そう呟きながら、音の方向へ
木刀を構えた。
ガサガサガサ
茂みが先ほどよりも大きな音を鳴らし
そこから一体の白い蛇が現れた。
「もしかして、
これがウィンドスネークか?」
碧大が事前に聞いていた情報と、目の前に
いる生物の特徴を照らしあわせ、そう判断する。
「初っ端がこれかよ……
やっぱどっかでフラグ
立てたんだろうなぁ……」
そんなことをぼやいていると、
ウィンドスネイクが、シャーッと牙を剥き
途端周囲の空気が変わる。
恐らく魔法だろう。
「魔法を打たれたら厄介だ!」
そう叫びながら、碧大が踏み込むと
一瞬でウィンドスネイクの前に躍り出た。
ソフィに魔法を解いてもらってから、
体が軽いと感じてはいたが、自分がこんなにも
早く動けるのかと碧大が驚く。
「おぉ……」
感嘆の声を漏らすと、その隙をついて
ウィンドスネイクの周りに
魔力が渦巻くのが見えた。
「ヤバっ」
恐らく魔法発動の準備が整ったのであろう。
しかしその魔法が碧大を襲うことは
無かった。
ウィンドスネイクが魔法を放つ前に、
碧大は木刀を振りぬきウィンドスネイクの命を
絶ったのだ。
本来Dランクの魔物ともなれば、皮膚は固く
とても木刀などで倒せる相手ではないのだが、
ソフィとの修行で上昇した、碧大の筋力の
前では、堅い皮膚は意味を
成さなかったようだ。
キシャ―と断末魔を上げて、
ウィンドスネークは倒れた。
ふと碧大が自身の持つ木刀を見やると
それは見事に折れていた。
「うわぁ……
ソフィ……ごめんお前の……」
「なに構わん。
まぁ実はだな……
こうなることはわかっていた。」
「えっ?」
修行をした碧大の筋力で振るったのである。
堅い皮や鱗を持つ魔物を討伐していれば、
いずれ折れることがソフィにはわかっていたの
だろう。
「お前は剣を使わないと聞いたからな、
ここらで、本来の戦闘手段に
戻すべきだろうと、
任務につく前準備を勧めなかった。
帰ったら一緒に防具や武器を
見に行こう。」
「あーそういうことか、
でも悪かったな。
了解した。」
「気にするな。」
ソフィがそういうと碧大は納得したように
木刀をしまった。
折れたとはいえ捨て置くのは、
気が咎めたのだ。
背中の木刀を差していたヒモに
括り付けると、動きづらくはないか
チェックする。
「うん、大丈夫だな!さて行こうか」
そう言うと碧大は本来の目的である
トロールを探すのだった。
今回文字数少な目です。。
次回タイトルを考えていて
そのタイトルにするなら
話のいい感じのとこに
クエスト完了を持っていきたいなと思い
そうしました
前回ステータス変化に変更があったにも関わらず
それを書きませんでした。
この初任務が終わり装備に変更がありますので
その時に書こうかなと、、
それではみなさんまた次回!!




