Interludiu:Din Romania
至って普通の洋館の一室で、二人の男性が高そうな椅子に腰掛けていた。。ここで、トレンチコートを来た高身長の男性をA、学生服の男性をBとしよう。
「日本に刃血鬼って何人くらいいるんだ?」
Bが徐ろに質問した。
「知らない。ただ吸血鬼よりは少ないと聞いたな。急にどうした?」
「いやな、三ヶ月くらい前にドラクーラの最新作が出ただろ?あのシリーズってエンディングの最後に次の舞台っぽいのが出てくるんだが、なぁんか東洋っぽいんだよな。それで気になったんだ」
「中国とか韓国とか、あとタイとかの可能性は無いのか?東アジアに対して知識があるわけでもないだろう」
「映像に映ってたのは、まっすぐ拳を突き出した男と、それから東洋っぽい建築物。体格を見る限りありゃ格闘家だろうな。中国ならカンフーだろうが、赤いチャイナ服を着てたわけでも無ければ、あの…なんだ、長え髪をしてたわけでもない」
長々と偏見を述べるB。
「辮髪の話か?ドラクーラの舞台は知らんが、現代にそんな人間はいないだろう」
「まぁカンフーっぽく無かったってだけだ。韓国ならテコンドーだろうが、そもそもありゃ足技主体だろ?で、タイは絶対ありえねえ、どう見ても建築様式が違う」
「だから、日本か」
「そういうわけだ。あれは日本に行けば見られるのか?」
「私はそれを見ていないから分からない。だがまぁ、日本らしいものは大体…京都にあるんじゃないか?」
「キョート?トーキョーじゃないのか?」
「現在の首都は東京だが、昔は京都、もしくは奈良が首都の役割を果たしていた」
「キョートは聞いたことあるが…ナラ?単語を増やさないでくれよ。まぁいい、じゃそのキョートってとこへ旅行に行こうぜ」
「じゃあ、それが終わったらS県に行くぞ」
「はぁ?なんで?」
「俺が行きたいからだ。どうやら地方代表の刃血鬼が信じられないほど強いらしい」
「へー、戦いたいんだな。いいぜ、付き合ってやるよ」
「「楽しい旅行になりそうだな」」




